『Elona』の作者として知られるnoa(lafrontier)氏は10月3日(月)、開発中の新作『Elin』のSteamストアページを公開した。
『Elona』は2007年に公開されたフリーウェアのローグライクゲーム。ダンジョン探索や戦闘といったRPG風の要素から、ペットの育成に楽器の演奏、釣り、窃盗、牧場経営などプレイヤーができる行動が非常に多いことが特徴の作品であり、その圧倒的な自由度をもって数多くのプレイヤーを魅了してきた。
『Elin』はそんな『Elona』の後継作にあたる作品であり、noa氏のブログ「エーテルの風に吹かれて」や海外ユーザー向けに「Reddit」で開発の進捗が報告されてきた。そして今回、ついにSteamのストアページがオープンした形である。
本作では『Elona』からクラシカルなターン制ローグライクのゲームプレイを受け継ぎつつ、クラフトやサバイバル要素、拠点の建設と運営といった機能を追加。グラフィック面もクォータービュー形式を採用している。『Elona』と同じく「イルヴァ」と呼ばれる世界を舞台としているようだ。
早期アクセス版として最初にリリースされるのはアルファ版となり、こちらは「Elonaの初期リリースと同じくらいの完成度」にあたるものとのこと。その後、およそ1年間にわたって『Elona』と同等のコンテンツへと仕上げていくといった流れが告知されている。なお、初期のアルファ版のリリース時期については「早ければ年末頃」で、Steamでのリリース前にDiscordなどで公開する可能性もあるという。
また『Elin』のプロジェクトは個人ゲーム開発としては非常に大規模なものであり、開発には時間を要することが予告されている。くわえて完成後もアップデートを継続する予定であり、最終的には『Elona』よりもはるかに広い世界を目指しているそうだ。そして、機会があれば『Elona』と『Elin』に続く完結編の第3部も制作したい、という意思を示している。
『Elin』はPC(Steam)向けに早期アクセス版を配信予定であり、記事執筆時点では詳細なスケジュールなどは明らかにされていない。noa氏のブログやSteamストアページなどをチェックしつつ、今後の動向にも注目していきたいところだ。