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文化庁の「国内クリエイターの創作活動」の支援プログラム募集が開始。ゲーム、アニメーション、マンガなどが対象で、企画内容に応じたアドバイスが受けられる。支援額上限は500万円と100万円

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 メディア芸術クリエイター育成支援事業事務局(CG-ARTS)は、文化庁が次世代のメディア芸術分野を担う国内クリエイターの創作活動を推進する「メディア芸術クリエイター育成支援事業」の企画募集をスタートしたと発表した。

 「創作支援プログラム」とは、5年以上の活動歴を有する、または、これまでに国内外で顕彰などの受賞歴がある概ね40代までのクリエイターを対象とした支援プログラム。

 また今年度から新たに「発表支援プログラム」も行い、3年以上の活動歴を有する概ね40代までのクリエイターを対象とした支援を行うプログラムも実施する。

 両プログラムにはメディア芸術分野において作品に応じた適切な評価・アドバイスができる識者をアドバイザーとして設置しており、企画内容に応じたアドバイスを通して、採択されたクリエイターを次のステップへと育成・支援していく。

文化庁の「国内クリエイターの創作活動」支援プログラムの募集が開始。支援額上限は500万円と100万円_001

 「国内クリエイター創作支援プログラム」は、メディア芸術分野(メディアインスタレーション、ゲーム、アニメーション、マンガなど)の新しい作品創作の企画が対象で、募集期間は4月25日(火)から5月31日(火)18:00まで。

 支援内容としては、アドバイザーによる企画内容に応じたアドバイス、リリースの発信などの発信サポート、ほかのクリエイターとの交流の機会の提供、支援費用(資料調査費・材料費など)の上限額500万円とする制作サポートを行う。

 アドバイザーは以下のとおり。

・石橋素氏(エンジニア/アーティスト/ライゾマティクス)
・さやわか氏(批評家/漫画原作者)
・原久子氏(大阪電気通信大学総合情報学部教授) 
・森まさあき氏(アニメーション作家/東京造形大学名誉教授)
・森田菜絵氏(企画・プロデューサー)
・米光一成氏(ゲーム作家)
ほか

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昨年度(令和4年度)面談の様子
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昨年度(令和4年度)面談の様子
文化庁の「国内クリエイターの創作活動」支援プログラムの募集が開始。支援額上限は500万円と100万円_005
昨年度(令和4年度)成果プレゼンテーショ ン「ENCOUNTERS」の様子

 また「発表支援プログラム」は、メディア芸術分野(メディアインスタレーション、ゲーム、アニメーション、マンガなど) の作品発表の企画が対象で、発表場所は国内外を問わないという。募集期間は4月25日(火)から5月31日(火)18:00までとなる。

 こちらも同様にアドバイザーによる企画内容に応じたアドバイス、広報協力、クリエイターとの交流機会、上限額100万円となる支援となる。

 アドバイザーは以下のとおり。

・金築浩史氏(展覧会エンジニア)
・土佐信道氏(明和電機 代表取締役社長)
ほか

 詳しくは国内クリエイター創作支援プログラム、発表支援プログラムの募集要項を公式サイト、公式Twitterアカウントにて確認してみて欲しい。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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