広島の和菓子屋である平安堂梅坪が懐かしの「ぷよまん」の復活商品に相当する和菓子「ぷよぷよまんじゅう」を4月29日から販売することが分かった。4個入りパッケージで価格は税込1000円。広島駅直結の商業施設「ekie(エキエ)」やそごう広島店など、平安堂梅坪の店舗およびネット通販で順次取り扱われる。
なお、本情報をいち早く伝えた北出和彦氏はアーケード版の初代『ぷよぷよ』を生み出したコンパイルで企画・営業に従事していた人物で、同社の名物キャラクター“北出マン”としても知られている。北出氏のツイートによると、関東などでの販売も予定されているがしばらくは数量限定での生産となり、5月19日から21日に開かれる「G7広島ミット(主要国首脳会議)」の終了後に随時展開されるという。
4/29平安堂梅坪ekie店そごう店他店舗
— 北出 和彦 (@Kazuhiko_Kitade) April 27, 2023
数日遅れでネット販売開始
4個入り1000円税込です。#拡散RTお願いします #ぷよぷよ#饅頭 pic.twitter.com/xmTmtGtGmF
「ぷよまん」は、広島の銘菓「もみじ饅頭」をアレンジしたものとして宮島などの店舗で1994年から2002年にかけて販売されていた和菓子である。2002年のコンパイル解散からは使われていた金型や製法の資料など関連する器具がしばらく行方不明となっていたが、2006年に復刻PCゲームサービス「プロジェクトEGG」を展開するD4エンタープライズが当時の金型を発見。同年末の「コミックマーケット71」で試作品を公開していた。
地方紙・中国新聞のデジタル版で出された報道によると、今回の金型はビルメンテナンス会社で働く元コンパイル社員が製菓機械メーカーで発見した当時の木型をもとに新しく製造しているという。すでに平安堂梅坪は『ぷよぷよ』のIPライセンスを管理するセガから商標とキャラクターの使用許可をもらっており、新たな販路の拡大につなげていくようだ。