一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(以下、CESA)は4月27日(木)、次期会長にカプコンの代表取締役社長を務める辻本春弘氏が内定したことを明らかにした。
CESAはコンピュータエンターテインメント産業に関する調査や研究、普及、啓発などに取り組むことで同産業の振興、ひいては国民生活の向上に寄与することを目的とする業界団体だ。「東京ゲームショウ」や「日本ゲーム大賞」、「CEDEC」などのイベントを開催している。
このたびCESA会長への就任が内定した辻本春弘氏は、1987年に大学卒業と同時にカプコンへ入社。当時の新規事業だったアミューズメント施設運営事業の立ち上げに参加し、業界ナンバーワンの高収益ビジネスモデルの確立に貢献したという。
1997年に取締役に就任して以後は家庭用ゲームソフト事業の強化に注力。2004年からは全社的構造改革の執行責任者として、コンシューマ用ゲームソフト事業の組織改革や海外事業の拡大などに携わってきた。
2007年7月にカプコンの創業者である辻本憲三氏から社長職を引き継ぐ形で、代表取締役社長 最高執行責任者(COO)に就任し、現在にいたる。CESAでは現在、理事を務めている形だ。
辻本春弘氏は5月24日(水)の定時社員総会および理事会の決議を経て会長に就任することとなる。なお、記事執筆時点(2023年4月27日)ではコナミデジタルエンタテインメントの取締役・早川英樹氏が会長を務めている。本件の詳細については、CESAの公式ニュースも参照されたい。