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『ファイナルファンタジー16』海外からのレビューで高評価を獲得、参考値となるメタスコアは「88/100」に。100メディアのうち21媒体が「100点満点」の評価

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 スクウェア・エニックスは6月22日(木)、『ファイナルファンタジー16』の発売を開始した。世界中でゲームメディア向けに展開されていた先行レビューも解禁され、レビュー集積サイト「Metacritic」では100メディアのうち、21媒体が100点満点のスコアを付ける結果となった。参考値となる平均レビュースコアは記事執筆時点で「88/100」となっている。

 大手海外メディアIGN本家のミッチェル・サルツマン氏は「9/10」(Metacritic換算で90/100)を付け、スピーディーなバトルを中心とした本作は従来の『ファイナルファンタジー』ファンが期待するものからは離れているが、ストーリーやキャラクター、世界設定はシリーズ最高傑作に値するほど素晴らしいと評価。またワンタッチで用語がすぐにわかる「アクティブタイムロア機能」を絶賛しており、ストーリーが多いゲームにおいては必須の機能になるのではと予想している。

 ワシントン・ポストのジーンパーク氏が付けた評価は、星「3.5/4」(Metacritic換算で88/100)。“デジタル花火”と評されたグラフィックス表現と男性コーラスの力強く緊迫感のあるBGMの融合に「視覚と聴覚が圧倒され涙を流した」と書き始まるレビューでは、物語終盤でのジャンルのお決まり感や質素なサイドクエストをマイナス点として挙げながらも高い評価を得ており、「FF16は必ずプレイすべきタイトル」であるとされている。また、本家IGNと同様に「アクティブタイムロア機能」が成功していることも触れられている。

 一方で、ポジティブ評価の範疇とならない「50~79点以下」(ミックス評価)のレビューを投稿したメディアは100媒体のうち7媒体あり、その中でも著名なメディアであるEurogamerは「好きになることはできるが、崇拝するほどではない」と題したレビューで星「3/5」(Metacritic換算で60/100)を付けている。戦闘アクションについては高評価した上で、本作の持つ英雄譚からの脱却というテーマに関して疑問符を投げかけたほか、サイドクエストの単調さなどを指摘しニューゲーム+をプレイする気にはならなかったと結論づけた。

 なおいくつかのレビューでは、世界設定の共通点や起用している英語版の声優などからドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の名が挙げられたほか、怒涛のダイナミックな展開を評価しているという点で海外では一部で評価が高いことでも知られる『アスラズ ラース』の名を併記したメディアも見られた。

 前作『ファイナルファンタジー15』は、Metacriticが収集した評価では2016年に発売されたPS4版が109メディアによりレビューされており、89媒体が80点以上のポジティブ評価、20媒体が50点から79点のミックス評価。参考値となる平均スコアは「81/100」となっている。

編集
ニュースから企画まで幅広く執筆予定の編集部デスク。ペーペーのフリーライター時代からゲーム情報サイト「AUTOMATON」の二代目編集長を経て電ファミニコゲーマーにたどり着く。「インディーとか洋ゲーばっかりやってるんでしょ?」とよく言われるが、和ゲーもソシャゲもレトロも楽しくたしなむ雑食派。
Twitter:@ishigenn

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