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233人の美少女キャラクターの水着姿から2023年水着トレンドを調査してみた

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 基本無料アプリ内課金あり運営型のゲーム、いわゆるスマホゲームにおいて、夏の風物詩といえば水着ガチャだ。

 RPGだろうが、リズムゲームだろうが、アクションだろうが関係ない。多くのキャラクターたちは水着の装いとなり、普段よりちょっと、あるいは随分と大胆な姿を我々に見せてくれる。

 刺激的な姿にドキドキして目は回るしガチャもよく回る。気温に反比例して財布は寒くなっていく。

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 そんな夏が終わった。今は10月。秋、そして冬に向かう季節だ。

 気温の変化に適応すべく、衣服の布地面積が増えていく自然の摂理に悲しみを覚える前に、ひとつやり残した使命があることに気づいた。

 どんな水着が今年の夏を彩ったのか……2023年の水着のトレンドを調査し、記録に残さねばならない!!

 これは単なる欲望ではない。意味はあるし意義もある。大義ですらあるような気がしている。

 そんなわけで、56作品233人の2023年にお披露目されたキャラクターたちの水着姿をリサーチ。

 色の傾向(どんな色の水着が多かったのか)
 谷間の有無(谷間が描かれたキャラの割合)
 へその有無(へそが描かれたキャラの割合)
 水滴の有無(肌に水滴を描かれたキャラの割合)

 の4つの観点より分析を行い、レポートにまとめていく。

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※このようにスプレッドシートにまとめつつ分類していった。

文/竹中プレジデント


トレンドカラー1位は「白」、2位は「黒」

 まずは水着の色について。今年の夏はどの色が流行っていたのか見ていこう。

 分類方法は各水着をひとつひとつ目視でチェック。基本的にメインとなる色をひとつ選んでカウントしていった。なお、メインとなる色が2色あるものはそれぞれをカウント、3色の場合は「多色」に分類した。

 リサーチによると、1位は「白」で34.0%。2位の「黒」の割合が23.7%なのでダントツに人気なカラーとなった。

 また、3位タイが「ピンク」と「紫」で9.4%、5位が「赤」で7.8%、6位が「青」で7.3%と続く。「青」「紺」「水色」については分類が難しく、分類の仕方によっては青系が3位に入るかもしれない。それくらい3位以下は微差であった。 

 ちなみに白色の人気っぷりは水着の色に限ったことではない。

 今回の調査の中で、水着+ニーソの組み合わせは9人いたのだが、そのうち6人が白ニーソ(牛柄含む)。水着にニーソを合わせるなら白が定番なのかもしれない。

胸か尻か。究極の二者択一

 次に見ていくのは谷間率。これはシンプルに水着姿のキャラクターイラストなり立ち絵に谷間が描かれているか、描かれていないかで分類していく。

 よほどゲームの世界観が特殊ではない限り、基本的に普段の衣服と水着姿とでは、肌色の多さは水着姿に軍配があがる。

 やはり水着姿で行く場所といえば海、プールをはじめとする水辺。普段の服装のままだと水に沈みやすくて危ないという正当性の後押しもあり、大義名分をもって布地面積を少なくできている説もあるとかないとか。

 つまり谷間が見える布地面積の少ない水着でも自然であり、ここぞとばかりに谷間を見せつけるイラストや立ち絵が盛りだくさんになるのではないか?

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 そんな予測を立てつつ、実際に調査内容をまとめてみると……

 谷間あり率は60.5%

 むむ。感じかたに個人差はあるだろうが、個人的には予想よりググっと低かった。

 イチローの高校3年生の時の地区大会の打率は7割以上であるし、藤井聡太八冠の通算勝率は8割以上である。8割くらいはあると思っていただけに予想外である。

 この約6割という結果には、考えられそうな理由としては以下の3つがあげられる。

 ひとつが、身体的特徴により谷間ができないキャラクターがいること。
 ふたつが、水着のデザインによる鉄壁のガードがなされているケースがあること。
 みっつが、ポーズやアングルによって谷間が不可視の存在になってしまうこと。

 とくに3つ目については、「お尻の描写を優先することで谷間が不可視となるアングルとなっている」ケースがいくつかあり興味深かった。

 胸か尻か。身体の構造上、よほど工夫しない限りその両方を描くことは難しい究極の二者択一。運営サイドも悩みに悩みつつ水着キャラを制作していると思うと涙を禁じ得ない。

「透けへそ」という人類の新たな可能性

 続いてはへそ出し率。その名の通りキャラクターの立ち絵なりイラストにへそが描かれているかどうかでの分類だ。

 結果からお伝えすると、へそ出し率は73%。なんと、胸の谷間より高い割合で描かれている。

 さて、もともとこのへそ出し率を調べようと思ったのは、谷間率と同様に肌の露出の傾向を調べたかったのが理由であるのだが、リサーチしていく中で“令和の新性癖”としてこれから飛躍するポテンシャルを秘めた存在に出会えた。

 それが「透けへそ」である。

 「透けへそ」ってなに? と困惑する方も少なくないと思う。自分が勝手に呼んでいるのだが、どういうものかというと……。

 これだ。衣服の構造上は決してへそは見えないはずなのだが、なぜか透けてへそらしきものが描かれている。

 この描写技法で描かれているへそを、筆者は「透けへそ」と呼んでいる。

 ここにフェチズムを感じるのは業が深い気もするが、「透けへそ」が描かれている人数が18もあるとなっては無視するわけにもいかない。偶然描かれたにしては数が多すぎる。

 運営側は、明確な意図をもって水着越しの透けへそを描いていると言っても過言ではないだろう。

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 この「透けへそ」が来年以降どうなっているかは来夏にならないとわからないわけだが、この「透けへそ」が性癖を刺激する要因について、ちょっと真面目に考えてみた。

 恐らくだが、

 その1.へそが見えるくらいのピチピチ感の演出
 その2.へそが見えるくらいに布地の薄さの表現

 この2点で、我々の性癖のツボをゴリゴリ押してきている。さあ、これでどうだろう?(自信はない)

 将来的にはいわゆる「絶対領域」に並ぶところまで成長する可能性もゼロではないと、人類の新たな可能性に期待を寄せている。

水滴表現というメタファー

 最後は水滴表現の有無について見ていく。これも文字通り、肌に水滴表現が描かれているかどうかで分類していく。

 ゲームメディアという媒体上、ちょっと濁して書くのだが、この水滴は我々にドキドキ感を提供するためのレトリック技法だ。「メタファー(隠喩)」という言葉のほうがしっくりくる方も多いかもしれない。

 少なくともこの記事では、「水滴表現があるほうが刺激的で艶めかしい姿で描かれている」という意味で理解していただいて間違いはない。

 そんな水滴表現ありの割合は27.5%。この数値だけ見ると、谷間率やへそ出し率に比べると採用率が低いくらいしかわからない。

 水滴表現で興味深いのがタイトルごとの採用傾向である。

 今回の調査対象となった55作品のうち、水滴表現を採用していない作品は約半数と、作品によっては一切採用されない

 かと思えば、登場キャラ全員が水滴表現ありの『BLUE REFLECTION SUN/燦』(5人/5人)、『白猫プロジェクト』(4人/4人)、『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』(4人/4人)などのビショビショゲーもある

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 また、今回カウントしたキャラ数が多いのが理由かもしれないが、『グランブルーファンタジー』『プリンセスコネクト!Re:Dive』で計9人もの水滴表現ありの水着キャラクターを世に送り出している水滴の魔術師・Cygamesも注目せざるを得ない。

 この水滴表現、完全に個人の所感ではあるが、使いこなせれば強いが、その強さゆえ身を亡ぼすリスクもある。そんな諸刃の剣のような深淵の力なのかもしれない。

 『アズレン』と『NIKKE』と『ラスオリ』はヤバかった

 最後に今回調査したデータ以外の部分で印象に残っているトピックを羅列しておくと、

『アズールレーン』はヤバい
『勝利の女神:NIKKE』はヤバい
『ラストオリジン』はヤバい

 あたりだろうか。

 これらの作品はかなりキワドイ魅惑的な水着姿で我々のハートをドキドキさせてくれているので、「いったいどんな水着姿なんだ……?」と、、気になった方はぜひどんな水着姿なのか調べてみてほしい。

 なお、通常衣装=水着姿という顧客理解度120%ゲーム『ドルフィンウェーブ』でも、しっかりと水着ガチャが開催されており、その姿が牛ビキニ+ニーソ付きという大変上級者向けの仕上がりであった。感嘆の意を表して、この記事の結びの言葉としたい。

 

サブデスク
美少女ゲームとアニメが好きです。「課金額は食費以下」が人生の目標。 本サイトではおもにインタビュー記事や特集記事の編集を担当。
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