ソニー・インタラクティブエンタテインメントは1月19日、『The Last of Us Part II』のリマスター版となる『The Last of Us Part II Remastered』を発売した。
本作の対応プラットフォームはPS5となっており、価格は5480円(税込)。すでにPS4のオリジナル版を所持しているユーザーは、1190円でPS5のデジタル版にそのままアップグレードし、セーブデータも引き継ぎ可能だ。
『The Last of Us Part II Remastered』はノーティードッグが開発し、2020年にPS4向けに発売されたサバイバルホラーゲーム『The Last of Us Part II』のリマスター版だ。本作ではグラフィックや操作性が向上しているほか、戦闘に焦点を当てた新たなゲームモードが追加される。
本作の舞台は謎の粘菌による感染症が拡大したアメリカ。物語は前作の主人公「ジョエル」が死亡する場面から開幕し、彼と共に前作を生き抜いた「エリー」とジョエルを殺した「アビー」の2人の視点を駆使して物語が綴られる。
つまるところ対立するふたりの双方への感情移入を誘導する仕様を駆使した作品になっており、作中のドラマの陰惨さを抉るように提示する作風が多くの賞賛と反響を呼んだ。
このたび発売されたリマスター版にはローグライク形式の新モード「NO RETURN」が収録され、本モードでは本編ではプレイアブルではなかったキャラクターを操作して本作の戦闘を思う存分に楽しむことができるだろう。
また、「ギター演奏モード」が新たに実装され、リアリティのあるギターの演奏が可能になっている。ギターはアコースティックのみならずエレキギターも用意され、エフェクターなどで細かい音作りも出来るこだわりの仕様となる。
さらに、未公開ステージを見ることのできる開発者コメンタリーやカットシーン解説も収録されている。いささか重厚過ぎる本作を改めて楽しみたい方は、ぜひ『The Last of Us Part II Remastered』をプレイしよう。