セガの『龍が如く8』の発売に関連して、アメリカの新聞「ニューヨーク・タイムズ」に『龍が如く8』の一面広告が掲載された。
また発売前にはニューヨーク・タイムズで『龍が如く』の論評が掲載。またタイムズスクエアでも動画による広告が流れた。
本日のニューヨーク・タイムズの一面に『龍が如く8』の広告が掲載されました。
— 龍が如くスタジオ 公式 (@ryugagotoku) January 26, 2024
A STORY ABOUT THE UNLUCKIEST
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
BUT HAPPIEST PEOPLE IN THE WORLD.
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
世界一、運が悪くて
世界一、ハッピーなヤツらの物語… pic.twitter.com/v7zzekSVJF
『龍が如く8』は、『龍が如く』シリーズ最新作となるRPG。前作でも登場した「横浜・伊勢佐木異人町」に加え、シリーズ初の海外ステージ「ハワイ」が登場、春日一番桐生一馬のダブル主人公でドラマが展開する。
発売日となる現地時間1月26日にはニューヨーク・タイムズに『龍が如く8』の一面広告が掲載されたとなり、さらに現地時間1月23日には『グランド・セフト・オート』シリーズと比較する論評が掲載されている。
📰 Check out the New York Times article 'With Melodrama and Memes, a Yakuza Game Series Charms America' with commentary from Director of Ryu Ga Gotoku Studio, Masayoshi Yokoyama, and Chief Producer Hiroyuki Sakamoto 📰
— RGG Studio | Like a Dragon & Yakuza Series (@RGGStudio) January 26, 2024
🔗 Read the full article here: https://t.co/t6l4dBPRIL pic.twitter.com/hh5gBv1OOL
その内容とは、『龍が如く』シリーズのユーモラスな側面を賞賛するものとなっている。
もともと第一作目『龍が如く』が海外で展開するときは、『グランド・セフト・オート』のようなシリアスな犯罪ゲームの側面が推し出されていたが、海外のゲーマーはその結果、『龍が如く』の魅力を見過ごすことになったという。
近年になって欧米のユーザーがシリーズの魅力を発見したきっかけは、2017年に発売した『龍が如く0』(日本では2015年発売)だという。本作に登場するニワトリの「コケ太郎」(英語版Nugget)のネットミームが流行り口コミ効果が生まれたことで、新しいプレイヤーを惹きつけたとしている。
さらに『龍が如く』シリーズは、『グランド・セフト・オート』シリーズで描かれる悲観的なアメリカ像と対照的になっており、銃社会のアメリカとは違って、肉弾戦が中心であることが日本社会を反映していると興味深い分析がされている。
同記事のコメント欄でも、近年の大作ゲームは暗く真面目になりすぎており、『龍が如く』の特殊なシリアスさが新鮮なものとして受け止められていることが伺える。
『龍が如く8』はレビュー解禁直後のPS5版では、メタスコアは90点の高得点をマーク(本記事執筆時点では89点)となっており、高い評価を得ている。多くのメディアが「シリーズの集大成」「シリーズで最高の作品」と評価している。
RPG『龍が如く8』はPS4/PS5、Xbox One/Xbox Series X|S、PC(Steam、Windows)向けに発売中だ。