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満60歳以上の選手が集うシニアeスポーツチームによるFPSのプレイが上手い”と注目を集める。秋田が拠点の「マタギスナイパーズ」に所属、御年67歳のMark25選手が魅せる『VALORANT』での的確なリテイク

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秋田県に拠点を置く国内初のシニアプロeスポーツチーム「マタギスナイパーズ」がX(旧Twitter)上で話題を呼んでいる。

話題の発端は「マタギスナイパーズ」の公式X(旧Twitter)アカウントが投稿したFPS『VALORANT』のクリップであり、高齢であるというハンディキャップを感じさせない巧みなゲームプレイが注目されているようだ。

秋田県に拠点を置く「マタギスナイパーズ」は国内初のシニアeスポーツチームだ。“孫にも一目置かれる存在”を目指して活動しており、株式会社エスツーが運営。満60歳以上で秋田県在住の選手が所属しており、高齢者の健康増進や認知機能の維持、孤立化の防止といったeスポーツの効果に期待を込めて結成された組織となっている。

『VALORANT』は5対5で戦う基本無料の対戦FPS。『Counter-Strike: Global Offensive』や『Alliance of Valiant Arms』のようにプレイヤーがチームごとに防衛と攻撃を担当し、爆発物の設置と起爆、または爆発物の解除を目的として戦う“爆破ルール”の作品となっている。

本作はストッピングを伴う射撃をはじめとする精密な射撃、マップ全体の情報やセオリーに基づいた先着的な立ち回りが勝敗を隔てる作品となっており、10代から20代のプレイヤーを中心に人気の作品となっている。

いっぽう、記事冒頭に掲載した動画は、御年67歳であるMark25選手のプレイ動画となっており、「スモーク」と呼ばれる視界を遮るオブジェクトを発生させることで見方が有利に立ち回れる環境を構築するロール・コントローラーのキャラクター「オーメン」を使用している。

映像の冒頭における素早いスモーク捌きも見事である。しかし、映像の見どころは攻撃チームによりスパイク(爆弾)を設置されため、味方と連携して拠点を制圧する「リテイク」の場面が収録された後半であるだろう。

マップはアセントで、Aサイトに敵のスパイクが設置された状況。ここでMark25選手は壁を貫通し、命中したキャラクターの視界を一時的に奪うスキル・パラノイアを「拠点内で戦う見方」を有利にすべく使用している。

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(画像はMATAGI SNIPERS/ Xより)

くわえて、設置後のスパイクは一定時間で起爆するため、起爆までに解除をしなければならい。しかしながら未だ敵が生存している状況では倒されないように警戒しつつ、時間を要するスパイクの解除アクションを行わざるを得ないケースもしばしば訪れる。

そこでMark25選手は解除する味方を守るべく、敵方面へスムーズに進行して戦闘。率先して「設置を通す」立ち回りを行っている。

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(画像はMATAGI SNIPERS/ Xより)

つまるところ、Mark25選手はコントローラーのキャラクターが行うべき味方との連携およびサポートを的確に遂行しているのだ。

若年層を中心に楽しまれる競技性の高い作品でありながら、67歳の選手が年齢のハンディキャップを感じさせないプレイで勝利を勝ち取る。その雄姿がこの度の反響に繋がったのだろう。

なお、Mark25選手のクリップ以外にも「マタギスナイパーズ」の公式Xアカウントは複数のクリップを投稿しており、投稿された映像では御年63歳であるチームのジュニア・プレイヤーNagi選手の活躍なども伺える。

チームによる配信は定期的にTwitchなどでも配信されており、YouTubeには単発の動画としてゲームプレイが投稿されている。「マタギスナイパーズ」の活動が気になる方は要チェックだ

高難度のゲームへ勇敢に立ち向かうシニアプレイヤーが所属する「マタギスナイパーズ」。彼女ら、彼らの今後の活躍に期待して止まない。

編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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