全米インタラクティブ芸術科学学会(Academy of Interactive Arts & Sciences)は2月16日、国際的なゲームアワード「D.I.C.E. Awards」第27回の受賞結果が発表された。
The 27th Annual #DICEAwards Game of the Year goes to #BaldursGate3!
— Academy of Interactive Arts & Sciences (@Official_AIAS) February 16, 2024
Congratulations to @larianstudios! pic.twitter.com/ilqGnotENw
第27回「D.I.C.E. Awards」のゲームオブザイヤーに輝いた作品は『バルダーズ・ゲート3』となった。
同作は『ダンジョンズ&ドラゴンズ』を原作としたRPG『Baldur’s Gate』シリーズのナンバリング最新作。Larian Studiosが開発し、2020年よりPC(Steam、GOG.com)むけに早期アクセス版として配信を開始、8月4日に正式リリースを迎えた。
2023年の12月21日に日本語に対応したPS5版が発売され、PC版も日本語に対応。1万7000パターン存在するエンディングや合計で174時間分のイベントシーンなど、ハイファンタジーの世界を重厚なボリュームやコンテンツと共に楽しめる作品となっている。
『バルダーズ・ゲート3』はゲームオブザイヤーのほか、以下の部門で受賞。「D.I.C.E. Awards」では計5部門で受賞した作品となっている。
・Outstanding Achievement in Game Direction
・Outstanding Achievement in Game Design
・Outstanding Achievement in Story
・Role-Playing Game of the Year
また、最多受賞作品となった作品は『Marvel’s Spider-Man 2』で以下の計6部門で受賞した。
・Outstanding Achievement in Animation
・Outstanding Achievement in Character
・Outstanding Achievement in Original Music Composition
・Outstanding Achievement in Audio Design
・Outstanding Technical Achievement
・Action Game of the Year
『Marvel’s Spider-Man 2』は『スパイダーマン』を原作にしたアクションアドベンチャーゲームだ。
2018年に発売された『Marvel’s Spider-Man』を原点とするシリーズの第3作で、スピオンオフ続編に登場した「マイルズ・モラレス」と「ピーター・パーカー」のダブル主人公で新たな物語を描く。ゲームプレイは第1作を踏襲しつつ、シンビオートを駆使した攻撃的なアクションや2倍ほどまでに拡張したマップなど新コンテンツを多数導入した作品となっている。
また、Family Game of the Yearを『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』、Adventure Game of the Yearを『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』、Fighting Game of the Yearを『ストリートファイター6』が受賞した。
さらに、アワードでは『スーパーマリオブラザーズ』、『ゼルダの伝説』などで知られる任天堂の作曲家、近藤浩治氏を殿堂入りしたことが1月25日に発表されている。
このほかにも、さまざまな部門ごとの受賞作品が発表されているため、興味がある読者は全米インタラクティブ芸術科学学会の公式X(旧Twitter)アカウントをチェックしよう。