NINTENDO64時代の3Dアクションゲーム愛に溢れた『Yellow Taxi Goes Vroom』が4月10日にSteamでリリースされる。開発はPanik Arcade、パブリッシャーはThose Awesome Guys。ストアページでは日本語にも対応していると表記されており、購入前に配信中の体験版でその品質を確認しておくとよいだろう。
黄色いタクシーを操作する本作は、いわゆる『バンジョーとカズーイの大冒険』や『スーパーマリオ64』を彷彿とさせるタイトルだ。プレイヤーはタクシーで高低差のあるマップを縦横無尽に動き回り、NPCと会話したりゼンマイを集めたりして、さらに次のエリアを目指していく。特徴として「ジャンプボタン」が存在せず、地形を利用しての飛翔とダッシュボタンを駆使する独特なアクション性が楽しめる。
開発はPanik Arcadeのマッテオとロレンツォの発案で進められており、昔のビデオゲームへの愛情でゼロから作り上げた作品だという。トレーラーを見てもわかるように、手作り感あふれるレトロなステージの数々は見ているだけで魅力的で、タクシーやNPCの挙動もかわいらしい。体験版をプレイしてみると、サウンドもかなり当時の作品を想起させる内容で、NINTENDO64プレイヤーは思わずニヤリとしてしまうだろう。
なおSteamのストアページでは、開発陣が意図していないエリアで出ることを開発チームが推奨しており、フリップ、ダッシュ、バンプで「あえて言いますが、エリアの外にチャレンジしてほしい!」とも伝えられている。現時点で『Yellow Taxi Goes Vroom』の価格は未定だが、あの時代のゲーム愛あふれる本作に興味が湧いた方は、ウィッシュリストに登録するか明日の発売を心待ちにしよう。