国土交通省 四国地方整備局は、香川県の「国営讃岐まんのう公園」(以下、まんのう公園)について、一部エリアを再現した『マインクラフト』のワールドデータを3月中旬から公開中だ。
加えて4月16日(火)、再現エリアの拡大に向けて測量作業を実施したことも伝えている。
【まんのう公園×マインクラフト】
— 国土交通省 四国地方整備局 (@mlit_shikoku) April 16, 2024
"エリア拡大"のため、地上型レーザースキャナー で #点群データ を取得!
慣れない職員でも約35,000m2を2時間程度で測量できました。
測量技術の進化に驚きです!
▼まんのう公園×マインクラフトとは?https://t.co/DBLVQdEOzG#マインクラフト #ICT #TLS pic.twitter.com/rUtagWGvtT
まんのう公園の再現ワールドは、国土交通省が主導する3D都市モデルの整備・活用およびオープンデータ化を目的としたプロジェクト「PLATEAU(プラトー)」の一環として展開されているもの。
国営公園を『マインクラフト』で再現する事例は全国初の試みで、ゲーム内では大きなローラー滑り台や人工滝などの設備を現実世界さながらに楽しめる。
今回のワールドデータはiOSやAndroid、Windowsなどのプラットフォームに対応する『マインクラフト』統合版での活用を想定しているという。また、有料サービスの「Realms」を経由すればNintendo Switch版でもプレイできるようだ。
発表によると、国土交通省では建設現場における生産性の向上を図るため、インフラ分野のデジタル化を推進しているという。今回の取り組みでは子供たちに遊び感覚で3次元データへ親しんでもらうとともに、より身近となった測量技術の進展に興味・関心を持ってもらうことを目的として展開されているようだ。
上記のほか、香川県・高松市の“サンポート”地区を再現した『マインクラフト』ワールドデータや高松市・松山市の3D都市モデルもオープンデータとして公開されている。
再現エリアの拡大に関する続報は四国地方整備局の公式Xアカウント(@mlit_shikoku)から伝えられるため、興味があればチェックしておくとよいだろう。