アメリカのニュース雑誌「タイム(TIME)」は日本時間4月18日(木)、アニメーション監督の宮崎駿氏を同誌恒例の企画「世界で最も影響力のある100人」(タイム 100)に選出した。
“世界で最も影響力のある100人”とも呼ばれる「タイム100」は、有識者らによる議論のもと、タイム誌が2004年から毎年発表している人気企画のひとつ。
選出された計100名の人物は「アイコン」、「パイオニア」、「タイタン」、「アーティスト」、「リーダー」、「イノベーター」の計6カテゴリに分類されており、宮崎氏は“英雄と人々の記憶に残る人物”を意味する「アイコン」カテゴリでの選出となっている。
選出にあたって、推薦コメントを寄せた映画監督のギレルモ・デル・トロ氏は「自分の芸術のなかに完全に存在する唯一無二のクリエイターである」と宮崎氏を評価しており、最新作となった『君たちはどう生きるか』についても「繊細な作品でありながらも、人を惹きつける力強さがある」とのコメントを寄せている。
上記のほか、今回はNVIDIAの最高経営責任者(CEO)であるジェンスン・フアン氏が「イノベーター」の枠で2021年以来2回目の選出となったほか、日本人では社会学者・フェミニストの上野千鶴子氏や免疫学者の岩崎明子氏、生殖遺伝学者の林克彦氏らが選出されたようだ。