カプコンは6月3日、発売から1周年を迎えた『ストリートファイター6』に関して、全プレイヤーのプレイに基づいた集計データを公開した。さまざまな新要素が追加された本作を、プレイヤーたちがどのように活用し、楽しんでいるかが伺える興味深い情報がお披露目されている。
まず、『ストリートファイター6』といえば簡易的な操作でゲームを楽しめる操作方法「モダンタイプ」が追加され話題を呼んでいた。公開された全モードの合算に基づくデータによると、クラシックは75.6%のプレイヤーが使用しており、モダンは24.1%となっている。4人にひとりが活用しているという事実は、「モダンタイプ」がゲームの間口を広げた役割を改めて実感させるデータとなっているだろう。
すべてのストリートファイター達に感謝🥹🙏
— ストリートファイター / STREET FIGHTER (@StreetFighterJA) June 3, 2024
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全プレイヤーによる総バトル数は20億回を突破しており、平均して毎日600万バトルが実施され、毎秒70バトルが繰り広げられているという。本作の凄まじい盛り上がりが伺える。
全プレイヤーによる本作のプレイ時間は、約1.7億時間。発表によると、これはエドモンド本田が\ODスーパー頭突きで地球を4万3385周する時間に該当するという。
対戦でよく使われるキャラクターのランキングとしては、1位がケン、2位がリュウ、3位がキャミィとなっている。2位がリュウであることから、あくまでもキャラクターのティアに捕らわれずにキャラクターが使用されていることが伺えるだろう。
また、今作では「ワールドツアー」モードで作中の様々なキャラクターに師事し、交流をすることができた。絆レベルをマックスにした師匠のランキングは、1位がキャミィ、2位が春麗、3位がジュリとなった。
キャミィとの交流では、メッセージでの連絡において「爆速での返信を迫る師匠」という意外な一面が描かれていた。その顛末を見守るべく多くのプレイヤーが友好度を高めるアイテムをプレゼントしている。
キャミィが食べた「うなぎのゼリー寄せ」の総数は約183万個に至るという。ちなみに、メンズの第1位はケンである。
このほかにもさまざまな統計が公開されており、「ワールドツアー」モードの見どころである「通行人にマスターアクションで攻撃した回数」は1.3億回を突破。また、自動実況機能をONにしたバトルの回数は8.9億回を突破。公式では大会の実況などで知られるアール氏が「いってみましょーー!!」と8.9億回叫んだと表現されている。
公開されたデータからは『ストリートファイター6』の盛り上がりはもちろんのこと、ストイックな対戦以外も多くのプレイヤーが楽しんでいるという事実が伺える。格闘ゲームの新たな時代を到来させるべく実施された取組みは、作品やコミュニティの間口を広げるうえでしっかりと活躍したようだ。
『ストリートファイター6』の更なる盛り上がりに期待して止まない。