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喋れないほど空気の薄い山頂で働く探索ホラーゲーム『THRESHOLD』デモ版配信開始。陰鬱な国境検問所でバケツ片手にメンテナンス作業

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インディーゲームデベロッパーのJulien Eveillé氏は6日5日、空気の薄い極限環境下で繰り広げられるホラーゲーム『THRESHOLD』のデモ版をSteamにて公開した。デモ版は本編の前日譚にあたり、短い時間でゲームの雰囲気を味わうことができる。

『THRESHOLD』は一人称視点の探索を中心としたホラーゲーム。プレイヤーは国内で一番高い山の頂上に位置する国境検問所の職員として、同僚の「Mo」と共に設備のメンテナンスを担当する。「国でもっとも退屈でストレスがかかる」と評される仕事をこなすうちにプレイヤーは隠された陰惨な事実を知り、世界を救うべく働くことになるという。

山頂の空気はあまりに薄く、喋ることすら困難なほど。同僚とは筆談で会話をしている様子が確認できる。ゲーム内にはエアタンクらしきアイテムも存在し、いかに呼吸を確保するかが生存のカギとなりそうだ。

本作の魅力の一つは、極限環境の舞台で生まれる独特の空気感だ。クラシックなローポリで表現された朽ちかけの施設の中、キャラクターたちが常に発している荒い呼吸音が焦燥感を掻き立ててくる。意味深な赤い染みや用途不明な設備の意味も、ストーリーを進める上で明らかになっていくのだろう。

また、本作はエンディング分岐を採用しており、ゲーム開始時にプレイヤーが選択した「国」が国境検問所の運命を決めるという。選択肢には実在の国名が並んでおり、中には日本も含まれているようだ。

デモ版は本編の前日譚にあたり、新人の職員「Ni」としてデモ版オリジナルのストーリーをプレイすることができる。Julien Eveillé氏によれば、5~10分ほどのプレイ時間で本編の雰囲気やシステムを味わうことができるとのことだ。

『THRESHOLD』本編の発売日および価格は未定だが、Steamでストアページが公開されている。山頂の過酷な仕事に興味のある人は是非デモ版をプレイしてみてほしい。

ライター
なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『ドラゴンクエスト』シリーズで育ち、『The Stanley Parable』でインディーゲームに目覚めた。作った人のやりたいことが滲み出るゲームが好きです。

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