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『バキ』のノリで“哲学”を学べる異色の書籍『史上最強の哲学入門』の電子書籍版が半額で購入できるセールを開催中。歴代の哲学者が、時代を超えて“東京ドーム地下討議場”に集う

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Amazonにて、飲茶氏の手がける書籍『史上最強の哲学入門』のKindle版が定価814円⇒407円の半額で購入できるセールを開催中だ。別冊の『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』は、定価1012円⇒506円で購入できる。

これらの書籍は、「哲学」に『グラップラー刃牙』の成分を存分に取り込むことで、定番の哲学入門書からの脱却をはかり「史上最高の哲学入門書」を目指して書かれた情熱の本だ。歴代の哲学者たちが時代を超えて東京の“地下討議場”に集い、最強の真理を求めてバトルする。

『史上最強の哲学入門』と『史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち』

本著を手がけた飲茶氏は、『史上最強の哲学入門』の冒頭にて「格闘家が「強さ」に一生をかけた人間たちであるように、哲学者も「強い論(誰もが正しいと認めざるを得ない論)」の追求に人生の全てを費やした人間たちであると主張する。

本著では、「史上最高の『真理』を知りたいかーーーッ!」という『グラップラー刃牙』をオマージュしたオープニングから始まり、“東京ドーム地下討議場”を舞台に、時代を超えて次々と哲学者が訪れるシーンは必見だ。

冒頭で本著に記載される哲学者は、ソクラテス、デカルト、キルケゴール、プラトン、アリストテレスといった著名な人物にくわえ、イエス・キリストやゴータマ・シッダールタ(ブッダ)など伝説的な面子も登場する。

最初はプロタゴラスの相対主義から始まり、ソクラテス→デカルト→ヒュームの懐疑論、カントの批判哲学、ヘーゲルの弁証法、そしてキルケゴールの実存主義など、それぞれの時代に生きた哲学者たちの思う最強の真理をぶつけあう形式で話が進行する。

余談だが、本著を購読した筆者も、「なんだか難しいもの」と認識していた哲学が、実は身近な疑問であったり、我々が普段悩んでいることは、すでに歴々の学者たちが真理を求めて悩みぬき、答えを出そうともがいていたのだと気づけたような感情になった。

哲学が苦手な方と思っていた方や、『グラップラー刃牙』が好きである方なら間違いなくおすすめできる書籍だ。本著が気になった方は、ぜひ購読を検討してほしい。

なお、これらの書籍は河出書房新社の公式サイトより他のオンラインストアも閲覧できるので、ご利用のサイトに合わせて確認してみてほしい。

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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