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名作デッキビルドゲーム『ドミニオン』のPC版とアプリ版にて日本を舞台にした拡張パック「朝日(Rising Sun)」が発売。侍」や「米」など日本らしいイメージのカードが50種追加され、3種のトークンが戦場をかき乱す

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8月10日(土)、手札のカードを駆使して領土を購入し、勝利点を競うボードゲーム『ドミニオン』のPC(Steam)版とスマホアプリ(iOS、Android)版に、日本を舞台にした拡張パック『Rising Sun(朝日)』が発売された。8月13日(火)の夜に実施されたアップデートにて、日本語にも対応している。

本作は、最大4人で対戦できるボードゲームのデジタル版だ。基本のデッキは最初から遊べるようになっており、ダウンロードは無料となっている。「陰謀」の拡張パックを購入することで、最大6人でも対戦できるようになる。

『ドミニオン』のボードゲーム版は2008年にアメリカで発売され、ホビージャパンが2009年に日本語版を発売した。プレイヤーは自国の勝利点を稼ぐために資金カードを消費して、盤面に置かれたさまざまな効果を持つカードを購入し、自国の拡張や、相手プレイヤーの妨害を行なえる。

ゲーム開始時は資金カードも乏しく、一度に多くのカードを購入することはできない。強力な効果を持つカードであるほど高額になるため、プレイヤーは手持ちの資金カードを増やすか、手早く効果付きカードを購入して流れをこちらに持ち込むか考慮する必要がある。

カードの中には、1ターンにカードを購入する回数を増やすものや、敵プレイヤーの勝利点を下げるお邪魔カード「呪い」を付与するもの、複数枚のカードをデッキからドローできるものなど、基本のデッキだけでも多彩なバリエーションが収録されている。

『朝日』を購入すると、50枚のカードが追加される。追加されたカードはどれも日本をイメージして作られたもので、ほかのプレイヤーの手札を強制的に3枚にさせる「侍」や、カードの購入数を+1増やし、場に出しているカードの種類1つにつき+1資金が増える「米(こめ)」など、手札によっては戦局を大きく変える強力なカードが揃っている。

また、この拡張パックには影、預言、太陽トークンが収録されている。忍者、魚屋、横丁、浪人はすべて影のタイプを持っており、影カードは自分のターンで発動することができる。

預言は、条件が満たされた場合にゲームに適用されるルールで、全ての太陽トークンが消費されたときに発動する。太陽トークンは、前兆カードを使用することで預言から取り除かれる。前兆カードはカードの下に「前兆」と書いてあるので、それを目印にしてみよう。詳細は、ゲーム内のチュートリアルを参照してみてほしい。

Steamに掲載された告知によると、本作を手がけたTemple Gatesは拡張パック『朝日』はアプリケーションが公式にリリースされたから初の拡張パックであるという。拡張パック『朝日』はゲーム内のストアで購入できる。

なお、拡張パックはSteam版だとアプリ版と比較すると多少割高となっているため、ゲーム内の設定でメールアドレスをリンクさせておき、アプリ版で購入すれば少しお得に購入してパソコン版でも拡張が遊べるのでおすすめだ。

『ドミニオン』は、はじめたばかりのプレイヤーのために、チュートリアル付きのバトルも用意されているので、初心者でも安心の設計。最初はセッティングから言語を日本語に設定して、ぜひ無料の基本セットから遊んでみてほしい。

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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