9月13日(金)、ゲーム内の表現・事象をさまざまな分野の専門家に語ってもらう「ゲームさんぽ/よそ見」チャンネルにて、『Fallout 4』テーマの句を俳人に詠んでもらう新たな動画が公開された。
今回の映像では俳人の関悦史氏、阪西敦子氏、堀田季何氏らが出演し、季節感から大きくかけ離れて荒廃した『Fallout 4』の世界を案内人と巡っていく。
映像内では「今は大体冷蔵庫にくっ付いているから」との理由で“冷凍庫”を夏の季語として取り入れたり、ところどころに“放射能”“核の冬”など通常は登場し得ないフレーズを取り入れるなど、自由な発想で俳人たちが句を読み上げている。
また、中盤ではなぜか“ブランコ”が春の季語として取り扱われている理由や少し珍しい季語“肌脱ぎ”の解説、“バーベキュー”が季語として取り扱われるようになった歳時記の最新事情についても語られており、過去の情景を大切にしつつも新たなワンシーンを取り入れて進化していく俳句の現在も伝えられている。
実際の映像では思わず笑ってしまうようなゲームを観ながらの一句がほかにもいくつか紹介されているので、興味があればチェックしておくとよいだろう。