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アニメ映画『狂気山脈 ネイキッド・ピーク』の「プロジェクト白紙化」が明らかに。制作総指揮・まだら牛氏が第2回クラファンの謝罪・返金対応を伝えるとともに自社主導でのプリプロ“再アタック”と制作スタッフ募集も告知

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人気TRPGシナリオ『狂気山脈 ~邪神の山嶺~』の制作者であるまだら牛氏は10月20日(日)、同作を原案としたアニメーション映画『狂気山脈 ネイキッド・ピーク』の制作プロジェクトが「白紙化された」と伝えた。

本発表に際して、まだら牛氏は制作プロジェクトの続行を伝えるとともに、2023年2月末から5月中旬まで実施した第2回クラウドファンディングに関する「希望者への返金対応」と、自社主導で実施するプリプロダクションの制作スタッフ募集を明らかにしている。

『狂気山脈 ネイキッド・ピーク』は、“クトゥルフ神話”の生みの親であるH.P.ラヴクラフトが遺した長編小説『狂気の山脈にて』を原作として制作されたTRPGシナリオををもとにしたアニメーション映画である。

本作については2021年10月から12月まで「CAMPFIRE」上でパイロット版制作のためのクラウドファンディングを実施しており、1万1000人を超える支援者から約1億2000万円の調達に成功。2023年2月に完成した約4分30秒のパイロット版を公開し、本編の完成に向けて大きな期待と注目を集めていた。

今回、白紙化が発表されたのは『狂気山脈 ネイキッド・ピーク』の本編に関する制作プロジェクトであり、2023年2月末から第2回のクラウドファンディングを実施。のべ1万7000人以上の支援者から2億円を超える資金を調達していた。

しかし、まだら牛氏によると9月末、本編の制作を担当していたアニメスタジオがプロジェクトからの離脱を通達し、スタジオの決定を前提として進んでいた企画・出資などの製作に関する座組もあわせて白紙化されてしまったという。

『狂気山脈』アニメ映画化プロジェクトが白紙化。CF支援者への謝罪・返金対応とともに“再アタック”の方針も示す_001
(画像は【※重要連絡】当プロジェクトについての謝罪と、返金対応のご案内、今後の方針について – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)より)

加えて、まだら牛氏は配信のなかで「向こう3年の予定が埋まっている」アニメ業界の状況についてもコメント。関係者から言われ続けてきた「登山モノも、クトゥルフ神話も、TRPGも、ニッチすぎて分かりづらい」とのイメージ共有の難しさや、座組の拡大に応じたワークフローの遅れなどのハードルがあったことを説明している。

上記の経緯を踏まえて、まだら牛氏は同社が代表を務める合同会社フォレスト・リミットとして新たなアニメ制作スタジオを探しなおすとともに、企画からVコンテ(ビデオコンテ)までの“前制作”にあたるプリプロダクションを自社主導で2025年中に実施する方針を示した。

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企画書「本企画にかける想い」からの抜粋
(画像は【※重要連絡】当プロジェクトについての謝罪と、返金対応のご案内、今後の方針について – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)より)
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アニメ制作のワークフロー
(画像は【※重要連絡】当プロジェクトについての謝罪と、返金対応のご案内、今後の方針について – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)より)

本発表にともない、合同会社フォレスト・リミットではプリプロダクションにおけるアニメーション監督・コンテマン・演出家をはじめとしたスタッフの募集、および出資・協力等の受付も発表している。

業務形態や報酬などの概要はCAMPFIREの記事内に記載されているため、『狂気山脈』に愛着がある人や新たな挑戦に興味を持っている業界関係者の方はチェックしておくとよいだろう。

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(画像は【※重要連絡】当プロジェクトについての謝罪と、返金対応のご案内、今後の方針について – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)より)
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(画像は【※重要連絡】当プロジェクトについての謝罪と、返金対応のご案内、今後の方針について – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)より)
ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『新・世界樹の迷宮2』『GTFO』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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