株式会社翔泳社は、書籍『悪役(ヴィラン)の心理 クリエイターのためのキャラクター創作マニュアル』を2024年10月30日に発売すると発表した。価格は2420円(税込)。
本書は、多くの作品に登場する魅力的な悪役や、ひと癖あるキャラクターの心理・行動原理を深掘りし、キャラクターメイキングの方法を解説する1冊。
『悪役(ヴィラン)の心理』は、心理学者、犯罪心理分析官、作家の3人の共著だ。第1章~第3章で悪役キャラを性格別に大別していて、育ってきた環境などを、作品例を交えて解説する。
登場キャラは、『バットマン』のジョーカー、『タクシードライバー』のトラヴィス、『プラダを着た悪魔』からランウェイ編集長のミランダなど。彼らヴィランを偏執型・統合失調型・自己愛型などに分類している。
第4章では、「現実逃避」など人が“自分を守るために”行う防衛行動の種類を紹介しているほか、第5章では、MBTI診断を用いたタイプ別の悪役解説がされている。
そのほか、実在する病や症候群を使う作品や、キャラクターの作り方が掲載され、まさに「悪役づくりの教科書」といえる。
また、新たにキャラクターを作るためだけでなく、お気に入りのヴィランへの理解を深めるのにも良さそうだ。
※プレスリリース全文は以下のとおり。
悪役キャラクターづくりの教科書の決定版!『悪役(ヴィラン)の心理』刊行
翔泳社
株式会社翔泳社は、書籍『悪役(ヴィラン)の心理 クリエイターのためのキャラクター創作マニュアル』を2024年10月30日に発売します。本書は、フィクションにおいて欠かすことのできない悪役(ヴィラン)の心理を深掘りし、キャラクターメイキングの方法を解説した翻訳書です。
クリエイター必読!
心理学者、犯罪心理分析官、作家の3人の共著による「悪役づくりの教科書」
フィクション作品において欠かすことのできない【悪役<ヴィラン>】。本書では、多くの作品に登場する魅力的な悪役や、ひと癖あるキャラクターの心理・行動原理を深掘りし、キャラクターメイキングの方法を解説します。
この書籍は『문제적 캐릭터 심리 사전 (Problematic Characters Psychology)』を翻訳したものです。
■本書の内容(章ごとの概要)
【第1章~第3章】悪役キャラを性格別に大別。得意不得意や育ってきた環境などを、作品例を交えて解説
【第4章】「現実逃避」など、人が自分を守るために行う防衛行動(防衛機制)の種類を解説
【第5章】MBTI診断を用いてタイプ別に悪役を解説
【第6章】実在する病や症候群を、作品例と一緒に解説
【第7章】キャラクターの作り方を解説
■本書で解説するキャラクター(一部抜粋)
・偏執型(パラノイア)……ジョーカー(『バットマン』[1989年])
・統合失調型……ジョーカー(『ジョーカー』)、トラヴィス(『タクシードライバー』)
・自己愛型……ランウェイ編集長のミランダ(『プラダを着た悪魔』)、パトリック・べイトマン(『アメリカン・サイコ』)
・境界型……サーセイ・ラニスター(ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』)
・依存型……ジェイミー・ラニスター(ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』)
他、多数のキャラを解説!
■書籍概要
『悪役(ヴィラン)の心理 クリエイターのためのキャラクター創作マニュアル』
原著者:ハン・ミン、パク・ソンミ、ユ・ジヒョン
翻訳者:黒河 星子
発売日:2024年10月30日
定価:2,420円(本体2,200円+税10%)
判型:四六・336ページ
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798185279
全国の書店、ネット書店などでご購入いただけます
・翔泳社の通販 SEshop: https://www.seshop.com/product/detail/26528
・Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4798185272
■目次
はじめに
第1章 自己中心的で、自分への信頼が強い――“自己確信型”A群の性格スペクトラム
第2章 感情的で他人に影響を及ぼそうとする――“他者コントロール型”B群の性格スペクトラム
第3章 不安を感じておびえる――“不安と焦燥”C群の性格スペクトラム
第4章 防衛機制――人間の本能と感情を処理するための武器
第5章 MBTI診断で各性格スペクトラムを掘り下げる
第6章 精神障害――文化と社会の影響を受ける
第7章 キャラクターに生命を吹き込む
■原著者プロフィール
ハン・ミン Han Min
文化心理学者。高麗大学の心理学科を卒業後、同大学院で心理学修士・博士号を取得。著書に『線を越える韓国人 線を引く日本人』(飛鳥新社)等。
パク・ソンミ Park Sungmi
高麗大学で文学と心理学を学び、文化心理学に大きな影響を受ける。建国大学文学治療学博士課程にて研究を続けている。小説とエッセイの執筆も行う。
ユ・ジヒョン Yoo Jihyun
高麗大学にて犯罪心理学を専攻。卒業後は大学院に進学して文化心理学を学ぶ。警察に入職後は犯罪分析官(プロファイラー)として活躍。