日本の福岡に拠点を置くボードゲーム出版社「うちばこや」が展開する新作ボードゲーム「Sweet Lands」のクラウドファンディングが、非常に高い注目を集めている。
記事執筆時点(11月11日16:53)で、なんと目標達成率は4200%以上、支援者は3900人超、支援金額はなんと6500万円近い金額となっている。なお、同プロジェクトは現在も支援を受け付けている。
「Sweet Lands」はお菓子の王国「スイーツランド」の王の後継者を決めるべく、様々な能力をもった後継者候補となって、任された領地を他のプレイヤー以上に発展させていくことを目指すというボードゲームだ。
本作を手掛ける「うちばこや」は日本の福岡に拠点を置くボードゲーム出版社で、「かわいい木駒」がトレードマーク。これまでにも複数のボードゲームプロジェクトでクラウドファンディングを成功させている。
今作もまた、細かく作りこまれたかわいらしい木ゴマが非常に特徴的だ。「お菓子の街を作る」ことがテーマの本作では、ミルクの研究所やシュークリームの家といった、名前だけでも可愛らしいイメージが湧いてくるような建物で、街を発展させていくことができるという。
また木駒だけではなく、プレイヤーが操作することになるキャラクター(国王の候補者)たちのカードイラストも、まさにお菓子のような可愛らしさだ。こうしたキャラクターは全部で14人用意されており、見た目のデザインだけではなく、それぞれに異なるゲーム内能力も持っているという。
非常に愛らしく、洗練されたコンポーネントの数々が目を引く本作だが、一方で超本格的な重量級ゲームでもある。450個以上の駒、200枚以上のカード、箱の重さは3.3kgで、想定プレイ時間は100~200分ほど。
代表者の方のnote記事によれば、「テラミスティカ」や「テラフォーミングマーズ」「ロシアンレイルロード」といった、超重量級として知られる傑作ボードゲームからの影響を受けているとのこと。町の人口を増やし、建物を建てつつ技術研究も進めて……とプレイ内容もかなり本格的な様子だ。
プレイアブルなキャラクターが14人いるというのは先ほど述べた通りだが、そうしたこともあってリプレイ性も高く、ゲームごとに全く異なる体験を得られることも特徴になっているとのこと。
また製作元の「うちばこや」はゲームマーケット2024秋への出展も決定しており、同製品の展示・試遊も行われるとのことだ。興味がある方は、そちらに参加してみるのもいいかもしれない。
ゲームマーケット2024秋
— uchibacoya (@uchibacoya) October 21, 2024
【エリアA07】にて
🍰Sweet Lands展示&試遊
🦈アクアガーデンピンバッチ販売
をメインに出展いたします!
10/29からSweet LandsのKickstarterがいよいよ始まります🥳
ご支援いただいた方に先着でリッカorライラのトートバックをどちらかおひとつプレゼントいたします!… pic.twitter.com/WHggJlfOJ9
なお、同作のクラウドファンディングは11月27日までKickstarterにて支援を受け付けており、支援することで2025年の9月以降に「Sweet Lands」製品版が配送される。
詳細についてはKickstarterのプロジェクトページ(英語)や、「うちばこや」公式X(旧Twitter)なども合わせてご確認いただきたい。