KADOKAWAの富士見ファンタジア文庫・ドラゴンマガジン編集部は1月9日、ライトノベルの文芸誌「ドラゴンマガジン」を、3月に発売する2025年5月号をもって休刊することを発表した。
これはKADOKAWAがメディア戦略を一新することに伴うもの。今後は、ライトノベルなどエンターテインメント小説ファン向けの新メディア「メクリメクル」を創刊し、新体制に移行していく。
◤ファンタジア文庫・ドラゴンマガジン編集部よりお知らせ◢
— 富士見ファンタジア文庫公式/1月18日新刊発売 (@fantasia_bunko) January 9, 2025
平素よりお世話になっております。
ライトノベルの文芸誌「ドラゴンマガジン」は、 2025年5月号(2025年3月発売)をもって
休刊することといたしました。
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ドラゴンマガジンは、1988年創刊のライトノベル文芸誌。KADOKAWAのライトノベルレーベル「富士見ファンタジア文庫」で扱う作品の短編を主に掲載してきた。
これまでに、『スレイヤーズ すぺしゃる』『魔術士オーフェン 無謀編』『フルメタル・パニック!』『デート・ア・ライブ』『生徒会の一存』など、さまざまな作品を連載しており、アニメ化などメディアミックス展開となったヒット作を多数生み出している。
またかつては、『ソード・ワールドRPG』や『アリアンロッドRPG』など、TRPGのリプレイ集も連載していた。
公式Xのポストでは、休刊の理由として「昨今の読書環境の変化を受け、ドラゴンマガジンが担ってきた役割は紙の雑誌では担い切れなくなってきております」と述べている。KADOKAWAのニュースによれば、今後は新体制に移行し、ライトノベルなどエンターテインメント小説ファン向けの新メディア「メクリメクル」が今春スタートするとのことだ。