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『十二国記』が舞台化決定。小野不由美の傑作ファンタジーがミュージカルに。今年12月に東京・日生劇場で上演され、26年には全国ツアーも決定。主演・柚香光さんほか主要キャストが発表

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小野不由美による傑作ファンタジー小説『十二国記』が、ミュージカルとして舞台化されることが決定した。本舞台はシリーズ第1巻の『月の影 影の海』を題材とするもの。なお、本作が舞台化されることは世界で初めて。

舞台は今年12月に東京の日生劇場で上演されるほか、26年には全国ツアーも決定している。

『十二国記』は中華風の異世界「十二国」を舞台とした壮大なファンタジー小説のシリーズ作品。十二国は天意を受けた霊獣「麒麟」によって王が選ばれるという世界で、作中ではそこで起きるさまざまな出来事や人の営みを描く。

第0巻として扱われている『魔性の子』が1991年に刊行されて以降、現在まで根強い人気を誇る。2019年に18年ぶりの最新刊『白銀の墟 玄の月』が刊行された際には大きな話題になった。

小野不由美『十二国記』がミュージカルとして舞台決定。12月に東京・日生劇場で上演_001
(画像は日生劇場 ミュージカル『十二国記 ‐月の影 影の海‐』より)

本舞台にて描かれる『月の影 影の海』では、日本で暮らしていた主人公・中嶋陽子が、十二国の世界からやってきた麒麟・景麒によってそちら側の世界へと連れ去られ、過酷な冒険を繰り広げることになる。

主演として“異界に連れ去られた後のヨウコ”を演じるのは、元宝塚の柚香ゆずかさん。“日本で暮らしていた中嶋陽子”役を、『レ・ミゼラブル』でコゼット役などを演じた加藤梨里香さんが務める。

そのほか、作中の重要キャラである楽俊を太田基裕さん・牧島 輝さんのダブルキャストで、景麒を相葉裕樹さんが務めることなどが発表されている。

同舞台は2025年12月に東京 日生劇場で上演されるほか、2026年1月・2月に福岡・大阪・愛知などへの全国ツアーも決定している。

ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。

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