小野不由美による傑作ファンタジー小説『十二国記』が、ミュージカルとして舞台化されることが決定した。本舞台はシリーズ第1巻の『月の影 影の海』を題材とするもの。なお、本作が舞台化されることは世界で初めて。
舞台は今年12月に東京の日生劇場で上演されるほか、26年には全国ツアーも決定している。
【「十二国記」ミュージカル化、決定!】
— 小野不由美「十二国記」/新潮社公式 (@12koku_shincho) February 12, 2025
「十二国記」がミュージカルになります。「ミュージカル『十二国記‐月の影 影の海‐』」のタイトルで、今年12月、東京・日生劇場で上演されます。主演は柚香光さんです。 pic.twitter.com/GrOgBwsrtL
『十二国記』は中華風の異世界「十二国」を舞台とした壮大なファンタジー小説のシリーズ作品。十二国は天意を受けた霊獣「麒麟」によって王が選ばれるという世界で、作中ではそこで起きるさまざまな出来事や人の営みを描く。
第0巻として扱われている『魔性の子』が1991年に刊行されて以降、現在まで根強い人気を誇る。2019年に18年ぶりの最新刊『白銀の墟 玄の月』が刊行された際には大きな話題になった。
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本舞台にて描かれる『月の影 影の海』では、日本で暮らしていた主人公・中嶋陽子が、十二国の世界からやってきた麒麟・景麒によってそちら側の世界へと連れ去られ、過酷な冒険を繰り広げることになる。
主演として“異界に連れ去られた後のヨウコ”を演じるのは、元宝塚の柚香ゆずかさん。“日本で暮らしていた中嶋陽子”役を、『レ・ミゼラブル』でコゼット役などを演じた加藤梨里香さんが務める。
そのほか、作中の重要キャラである楽俊を太田基裕さん・牧島 輝さんのダブルキャストで、景麒を相葉裕樹さんが務めることなどが発表されている。
同舞台は2025年12月に東京 日生劇場で上演されるほか、2026年1月・2月に福岡・大阪・愛知などへの全国ツアーも決定している。