3月27日(木)午後11時よりYouTubeなどで配信中の「Nintendo Direct 2025.3.27」において、Nintendo Switchの新機能「バーチャルゲームカード」が発表された。本機能は2025年4月下旬よりNintendo Switchにて利用可能となる予定で、機能を利用するには本体の更新が必要となる。
発表によれば、ダウンロード版ソフトをほかの本体でプレイ可能になるとのこと。任天堂が発売を予定している新作ゲーム機「Nintendo Switch 2」との間でも貸出に対応する。
貸出の際にはNintendo Switch同士でローカル通信をおこなうほか、貸し出されたソフトは14日で自動的に本体へ返却される。
今回の発表によると、新機能・バーチャルゲームカードでは、パッケージソフトのようにダウンロードソフトを管理できる。本体を2台持っているユーザーは、セットする本体を切り替えることでどちらの本体でソフトを遊ぶかを選択する。
また、ファミリーとして登録された相手にはソフトの貸し出しもできるという。

公式サイトによると、本機能を使用するにあたっては同じニンテンドーアカウントで2台の本体にログインすることで、遊びたい本体にバーチャルゲームカードをセットして遊ぶことができる。ただしバーチャルゲームカードをセットする際や取り外しをおこなう際にはインターネット接続が必要となっている。
同じバーチャルゲームカードをセットできるのはひとつのニンテンドーアカウントにつき同時に2台までとなっているほか、2台目の本体でバーチャルゲームカードを利用するためには、初回のみ1台目の本体とのあいだでローカル通信を使った認証が必要とのこと。
また、本機能はNintendo SwitchとNintendo Switch 2とのあいだでの利用にも対応しているが、Nintendo Switch 2用ソフトはNintendo Switch 2にのみセットできる。

くわえて、本機能はニンテンドーアカウントのファミリーグループのメンバーが持っている別のNintendo SwitchやNintendo Switch 2に自身の持っているダウンロードソフトを貸し出すことができる。貸し出せるのは同時に3人まで。
ただし、貸し出せるソフトはひとつのアカウントに対して1本だけとなっており、期間は14日間となっているほか、貸し出し時にはローカル通信およびインターネット通信が必要となる。なお、14日間の期間が終了する前に返却をおこなう場合、貸出先の本体がインターネットに接続している必要があるそうだ。
返却後もセーブデータは残るので、あらためて借りたり自分でソフトを購入することで続きをプレイできる。
「ユーザー設定」→「オンラインライセンスの設定」をONにすると、インターネットに接続してソフトをはじめる従来の方法でも遊べるそうなので、利用を検討している方は設定画面をチェックしてはいかがだろうか。
※以下の画像はいずれも配信からキャプチャしたものです。