いま読まれている記事

横山光輝『三国志』Kindle版がついに登場。桃園の誓いから蜀漢の滅亡まで、三国志時代の英傑たちを描いた歴史漫画の決定版。「孔明の罠だ」「げえっ」など印象的なセリフも多数

article-thumbnail-250331n

巨匠・横山光輝の描いたマンガ『三国志』全42巻が、本日よりKindleストアでの配信を開始した。横山光輝氏の生誕90周年を記念した電子化プロジェクト「Selected Works」の一環で、同作以外にも多数の横山作品の電子化が相次いでいる。

本作の電子版はこれまでもDMMブックスなどでは取り扱われていたが、Kindle版が出版されるのはこれが初めて。

「横山三国志」と通称されることの多い本作は、多数の著者が描いている中国の人気歴史物語「三国志」(三国志演義)のマンガ作品だ。「三国志」は現代でも小説やマンガ、ゲームなどの題材としてたびたび取り上げられているが、中でも「横山三国志」は最もメジャーな作品のひとつと言えるだろう。

黄巾の乱の時代、のちに蜀を築く劉備・関羽・張飛らが出会い、桃園の誓いで義兄弟となるところから、彼らの死後に蜀の国が滅亡するまでを描ききっており、物語のスケールは壮大。三国志演義の名場面はほとんどすべて描かれており、現代でも「三国志」入門編として真っ先に名前が挙がる作品だ。特徴的、印象的なセリフや展開も多く、しばしば引き合いに出されることもある。

第1巻の登場から数えるとすでに半世紀以上の歴史も持ち、後に続く「三国志」をはじめとした歴史漫画の先駆的な作品でもある。横山氏は同作以外にも『殷周伝説』や『項羽と劉邦』あるいは『織田信長』『徳川家康』ほか日本の歴史まで、多数の歴史マンガを執筆している。

ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。

この記事に関するタグ

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ