4月18日(金)、『そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!』を手がけたゲームクリエイターであるただすめん氏は、“音声”でキャラクターを操作する新作オープンワールドアクションRPG『SUIKAWA LEAD(スイカワリード)』をPC(Steam)に向けて発売した。
リリースを記念して、4月26日(土)まで15%オフの671円(税込)で購入できるセールも開催中だ。
本作は、2024年2月に発表されたタイトルだ。作者のただすめん氏は、寿司が「兵器」や「スポーツ」などの食べ物ではない何かに再解釈されてしまった世界を舞台にしたアクションゲーム『そろそろ寿司を食べないと死ぬぜ!』や、『体育館の天井に挟まったマッチョを助けるゲーム』など、これまでも奇抜なコンセプトの作品を多数リリースしてきた。
YouTubeチャンネルで公開された映像では、本作の舞台はかつて“海浜幕張”と呼ばれていたようだ。世界の根幹をつかさどる神秘の存在「グランド・スイカ」が悪しき者の手に堕ちてしまったと語られるシーンから始まり、主人公は「スイカを割るぞ」と告げる。

本作の特徴は「音声でしか操作できない」という点にある。プレイヤーは目隠しをしている主人公を音声のみで操作し、広大な世界のどこかにあるスイカを割るために奔走することになる。
一例として、マイクに向かって「走れ」、「右に曲がれ」と発言すれば、キャラクターはその指示に従って動きだす。プレイヤーは状況に合わせて音声で主人公を操作し、さまざまな試練を乗り越える。

また、本作にはそれぞれ異なるテーマの仕掛けが施されたダンジョンやチャレンジ要素も存在するようだ。中には、“挨拶”をテーマにしたダンジョンもあり、「お疲れ様です!」と声をかけることで無料化できる敵が登場するという。
さらに、冒険を進めると新たな音声コマンドを獲得し、主人公のHPや攻撃力などのステータスが強化され、より難度の高い試練に挑戦できるようになる。
本作は音声コマンドだけでもエンディングまで到達できるよう設計はなされているものの、それは“非常に困難”であることが作者によって明かされている。移動や一部の操作はキーボードやゲームパッドでも補助操作が可能だ。

余談だが、この音声認識機能で主人公を操作する仕様は2003年にPS2に向けて発売されたゲーム『オペレーターズサイド』を彷彿とさせる。これは、その独特のゲームシステムから当時も実況者や配信者の間でも話題になったゲームだ。本作『SUIKAWA LEAD』も、壱百満天原サロメ氏やホロライブ、ドズル社など著名なチャンネルで実況された。
『SUIKAWA LEAD』はPC(Steam)に向けて発売中だ。なお、音声の認識精度は、使用するパソコンの性能(CPU・GPU)などに左右される。購入する際は、必ず無料体験版での動作確認をするよう注意喚起されている。