KADOKAWAは、森見登美彦氏による恋愛ファンタジー小説『夜は短し歩けよ乙女』について、Kindle版の半額セールを開催している。
本セールは「角川文庫夏フェア2025」の一環として7月3日まで開催中。また、森見氏の別作品『四畳半神話大系』と『四畳半タイムマシンブルース』も対象となっている。
2006年発表の『夜は短し歩けよ乙女』は、冴えない大学生の「先輩」と天然気質な後輩「黒髪の乙女」による各視点から、珍妙なできごとを通じて深まっていく恋模様を描いた恋愛ファンタジー小説である。
本作は2007年に「山本周五郎賞」を受賞したほか、直木賞候補や全国の書店員が選ぶ「本屋大賞」の第2位にも選出。過去にはマンガや舞台、アニメ映画などのメディアミックス展開も行われた。

一方、別作品の『四畳半神話大系』は、京都大学の冴えない男子学生“私”が「1回生で選んだサークルによって生活が変わっていく」可能性を並行世界の物語として描いた青春小説だ。
同作は2010年に、湯浅政明監督によるテレビアニメが放映されており、文化庁主催の「メディア芸術祭」でアニメーション部門の大賞を受賞した。

また、2020年には劇団「ヨーロッパ企画」の主宰・上田誠氏による戯曲「サマータイムマシン・ブルース」とコラボした“四畳半シリーズ”第2作『四畳半タイムマシンブルース』も展開。アニメ化も行われており、ディズニープラスや劇場で公開された。