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『サブノーティカ2』開発元を去ったスタジオ共同創設者が親会社KRAFTONを訴訟と発表。経営陣の交代に関して「望んでいたことではない」と説明。KRAFTON側は元経営陣が「責任を放棄」していたとする声明を公開

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『サブノーティカ』の開発元として知られるUnknown Worlds Entertainmentの共同創設者であるCharlie Cleveland氏は7月11日、自身のXアカウントにてUnknown Worldsの親会社であるKRAFTONに対して訴訟を提起したと発表した。

Unknown Worldsは現在『サブノーティカ2』を開発中であるが、7月2日付のKRAFTONからの発表にて、Charlie氏を含む3人の経営陣(後の2人は共同創設者Max McGuire氏、Ted Gill社長)がスタジオを去ったことが明かされていた。

Charlie氏はその後7月5日にスタジオの歴史を振り返るとともにコミュニティへの感謝を述べる声明を発表していたが、その後11日の投稿にて訴訟について明らかにしたという形だ。

Charlie氏はまず昨今の状況は「望んでいたことではない」と説明。『サブノーティカ2』について「アーリーアクセスの準備は整っていた」と述べ「皆さんにプレイしていただきたいが、それは我々のコントロール下にはない」と語った。

その後KRAFTONに対して訴えを起こしたと表明。詳細は後日明らかになるだろうとしている。大企業を訴えるのには困難が伴うが「これは正さなければならない」と述べ「サブノーティカはライフワークであるため、素晴らしいチームも含めて進んで手放すことはできない」と語っている。

また、経営陣3名がアーンアウト(M&Aにおける業績条件に応じた追加支払い)を独占しようとしていたという噂は事実無根であるとして、自分が業界にいるのは愛のためでありお金のためではないと釈明した。

『サブノーティカ2』開発元を去ったスタジオ共同創設者が親会社KRAFTONを訴訟と発表_001
画像はKRAFTON英語版公式サイトのスクリーンショット。ポップアップにて声明文が表示されている

なお、KRAFTONの英語版サイトでは先日のリーダーシップの交代に関するKRAFTON側の声明が確認できる。

始めの見出しでは「90%のアーンアウトを独占しているにも関わらずプロジェクトを放棄したことによる必然的な経営陣の交代」との文章が掲載されている。

それによれば、KRAFTON側は『サブノーティカ』へのサポートに尽力していたにも関わらず元経営陣が「責任を放棄」し、KRAFTONの要求に応えなかった結果リーダーシップの不在により現場が混乱し、開発の遅延に繋がったと説明されている。

その後「献身を維持し、ユーザーに最良のゲーム体験を提供するため困難だが必要な決断を下した」として、『サブノーティカ2』は引き続き「情熱と責任、献身性のあるコア・チーム」によって開発が進められると説明されていた。

また、『サブノーティカ2』は7月10日に早期アクセス版の発売が2026年に延期となることも発表されている。

ライター
『The Elder Scrolls』や『Dragon Age』などの海外RPGをやり込むことで英語力を身に付ける。個人的ゲーム史上ナンバーワンヒロインは『Mass Effect』のタリゾラ。 面白そうなものには何でも興味を抱くやっかいな性分のため、日々重量を増す欲しいものリストの圧力に苦しんでいる。

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