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1980年代、日本の下町工場で電化製品を作るゲーム『改善』発売。より効率の良い生産ラインを構築する自動化パズル作品。当時の計算機やビデオカメラ、アーケードゲーム筐体、なぜか“カツカレー”なども作れてしまう

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7月15日、1980年代の日本を舞台としたパズル・自動化ゲーム『改善(Kaizen: A Factory Story)』がPC(Steam)向けて発売された。リリースを記念して、定価2300円(税込)のところ、10%オフの2070円(税込)で購入できるセールも開催中だ。

本作は、Zachtronicsチームの過去作を元に制作されたオープンエンド型のパズル・自動化ゲームだ。プレイヤーは工場勤務の1980年代の計算機やビデオカメラ、ゲームセンターのゲーム機など、当時の電化製品の生産ラインの設計し、構築・改善を行える。

時は1986年。本作の主人公は、インディアナ州サウスベンド出身のデビッド・スギモト。本作の物語は、彼が友人のツテで日本の「松沢工業」へと就職する場面から始まる。

1986年は、現実の日本でいうところの「バブル景気」と言われている経済成長が絶頂に達していた時代。てっきり贅沢な暮らしが待っていると思っていたスギモトが訪れたのは、東京郊外にある古い工場であった。

スギモトは息つく間もなく自動化生産ラインの設計に取りかかり、日本で生き残るため必死に働き始める。

『改善』発売開始。80年代の電化製品を製造するため、効率の良い生産ラインを構築する自動化・パズルゲーム_001
(画像は『Kaizen: A Factory Story』のSteamストアページより)
『改善』発売開始。80年代の電化製品を製造するため、効率の良い生産ラインを構築する自動化・パズルゲーム_002
(画像は『Kaizen: A Factory Story』のSteamストアページより)

本作における工場での作業は溶接をはじめ、リベット、切断、ドリルを用いた加工作業などの過程の設計を最適化し、電化製品を製作するための効率的な工程を組み上げることだ。また、作業工程はGIFとして出力することもできる。

さらに、プレイヤーが工場生活に疲れたときは、パチンコがテーマのソリティア風ミニゲーム『パチソリ』を楽しむこともできる。

なお、本作は高評価自動化パズルゲーム『Opus Magnum』をはじめ、『SpaceChem』、『Infinifactory』の制作陣が手がけているタイトルだ。

Coincidenceの手がける『改善(Kaizen: A Factory Story)』はPC(Steam)向けて発売中だ。

ライター
MOTHER2でひらがなを覚えてゲームと共に育つ。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。 Divinity: Original Sin 2の有志翻訳に参加。 ゴーストオブツシマの舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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