ライトノベル『スレイヤーズ』全15巻を1冊に収録した合本版が、AmazonのKindleストアにて、50%オフのセールと、購入金額の45%がポイントとして還元されるキャンペーンを同時開催している。
また、本編とは別にコメディ色の強い短編集の合本版「スレイヤーズすぺしゃる+すまっしゅ。 全35巻」も、ポイント還元キャンペーンは実施していないものの、45%オフのセール中だ。
今回キャンペーンの対象となっている合本版『スレイヤーズ』は、物語の第一部完結にあたる新装版の第1巻から第15巻までを収録したもの。特典として、イラストレーターのあらいずみるいによる新旧カバーイラスト集も収録されている。
また、合本版『スレイヤーズすぺしゃる+すまっしゅ。 全35巻』は、『すぺしゃる』シリーズ全30巻、『すまっしゅ。』シリーズ全5巻をそれぞれ収録。特典として『すぺしゃる』『すまっしゅ。』『せれくと』のカバーイラスト集が収録されている。

『スレイヤーズ』は、1990年から富士見ファンタジア文庫より刊行されている神坂一によるファンタジー小説。ライトノベルというジャンルの礎を築いた作品の一つとされ、シリーズの関連書籍は電子版を含め累計で2200万部を突破している。
物語は、自称「天才美少女魔道士」のリナ=インバースが、旅の道中で出会った剣士ガウリイ=ガブリエフをはじめとする仲間たちと共に、強力な魔法を武器に盗賊から伝説の魔王に至るまで様々な相手と渡り合う冒険譚である。その冒険は、やがて神や魔族といった存在が関わる世界の根幹を揺るがす戦いへと発展していく。

また、本編とは別にコメディ色の強い短編集『すぺしゃる』『すまっしゅ。』シリーズも人気を博し、本編のシリアスな展開との両輪で多くの読者を惹きつけてきた。
本作の人気は小説にとどまらず、1990年代を代表するメディアミックス作品としても知られている。1995年にテレビアニメ化されたのを皮切りに、続編シリーズや劇場版アニメ、OVA、ゲーム、マンガなど、多岐にわたる展開が行われた。これらのメディアミックス展開は大きな成功を収め、原作ファン以外にも広くその名を知られるきっかけとなり、90年代を代表するヒット作の一つとなっている。
なお、同作は2025年に原作35周年を迎えることを記念し、初の大規模展覧会「原作35周年記念 スレイヤーズ展~ごぅずおん~」を9月に開催予定。原作の物語を辿るイラスト原画の展示をはじめ、フォトスポットや映像体験、最新のMR技術で主人公リナと対面できる有料コンテンツなどが用意されている。