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「寿命と引き換えに願いをかなえる」少女と話す無料の短編ゲーム『願いは命の尽きるまで』が公開中。大きな“人生の後悔”を抱えながら、見えない余命と願いを天秤へかけて謎の少女に向き合う男の物語

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個人ゲーム開発者のゆーじ氏は、フリーゲーム投稿サイト・unityroomにて、「寿命と引き換えに願いをかなえる」少女と話すアドベンチャーゲーム『願いは命の尽きるまで』を公開している。

本作品は8月4日から10日まで行われていたゲーム制作イベント「Unity1週間ゲームジャム」にあわせたもので、“ひく”をテーマにした270タイトル以上の作品が投稿されている。

『願いは命の尽きるまで』は、積み重なった人生への後悔から来た飲み過ぎで知らない街へたどり着いた50歳の男性が、“寿命と引き換えに願えを叶える”力を持った少女と出会い、残り何年かも分からない寿命と自らの願いを天秤にかけながら会話を進めていくアドベンチャーゲームである。

主人公が思い浮かべる選択肢は「自販機のスロットで当たりを出したい」、「一生遊んで暮らせるだけのお金が欲しい」など大小さまざまで、選んだものに対して相応の余命を消費していく。当然、むやみに大きな願いのみを伝えてしまえば男の命はあっという間に尽きてしまう。

『願いは命の尽きるまで』公開中。「寿命と引き換えに願いをかなえる」少女と話す無料の短編ゲーム_001
(画像は願いは命の尽きるまで | フリーゲーム投稿サイト unityroomより)

本作には4つのエンディング分岐が用意されており、残りの余命や少女との会話内容に応じて変化する。

プレイ中に開示された「減少する余命の年数」は2度目以降のプレイにも引き継がれていくため、少しづつ試していくことで男の“人生への後悔”とは何か、少女は何者なのかが明らかになっていく。

『願いは命の尽きるまで』公開中。「寿命と引き換えに願いをかなえる」少女と話す無料の短編ゲーム_002
(画像は願いは命の尽きるまで | フリーゲーム投稿サイト unityroomより)

本作を手がけるゆーじ氏は、荒廃した世界で人類の痕跡をたどるアドベンチャーゲーム『人のいない世界に』や、ひとつのステージで“2度楽しめる”倉庫番風パズルゲーム『Play Twice』などの作品を手がけている。

ネタバレ注意の攻略情報をまとめたゆーじ氏のnoteでは、イラストレーターのyura氏とタッグを組んで進めた初のチーム制作や、作中で取り入れた新たな表現方法の背景も語られているようだ。

ライター
2019年11月に電ファミへ加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『新・世界樹の迷宮2』『GTFO』など。
Twitter:@fuyunoyozakura

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