個人ゲーム開発者のゆーじ氏は、フリーゲーム投稿サイト・unityroomにて、「寿命と引き換えに願いをかなえる」少女と話すアドベンチャーゲーム『願いは命の尽きるまで』を公開している。
本作品は8月4日から10日まで行われていたゲーム制作イベント「Unity1週間ゲームジャム」にあわせたもので、“ひく”をテーマにした270タイトル以上の作品が投稿されている。
寿命と引き換えに願いを叶えるADV
— ゆーじ / 夜路地 (@yuji_ap) August 10, 2025
『願いは命の尽きるまで』
を公開しました!!!
不思議なチカラをもつ少女と会話して、
願いを叶えたり命が尽きたりする
マルチエンドアドベンチャーゲームです
ブラウザから無料で遊べますのでぜひ!
ツリーにURLと共同制作者の方を載せます🙌#unity1week pic.twitter.com/j48Ss6HatO
『願いは命の尽きるまで』は、積み重なった人生への後悔から来た飲み過ぎで知らない街へたどり着いた50歳の男性が、“寿命と引き換えに願えを叶える”力を持った少女と出会い、残り何年かも分からない寿命と自らの願いを天秤にかけながら会話を進めていくアドベンチャーゲームである。
主人公が思い浮かべる選択肢は「自販機のスロットで当たりを出したい」、「一生遊んで暮らせるだけのお金が欲しい」など大小さまざまで、選んだものに対して相応の余命を消費していく。当然、むやみに大きな願いのみを伝えてしまえば男の命はあっという間に尽きてしまう。

本作には4つのエンディング分岐が用意されており、残りの余命や少女との会話内容に応じて変化する。
プレイ中に開示された「減少する余命の年数」は2度目以降のプレイにも引き継がれていくため、少しづつ試していくことで男の“人生への後悔”とは何か、少女は何者なのかが明らかになっていく。

本作を手がけるゆーじ氏は、荒廃した世界で人類の痕跡をたどるアドベンチャーゲーム『人のいない世界に』や、ひとつのステージで“2度楽しめる”倉庫番風パズルゲーム『Play Twice』などの作品を手がけている。
ネタバレ注意の攻略情報をまとめたゆーじ氏のnoteでは、イラストレーターのyura氏とタッグを組んで進めた初のチーム制作や、作中で取り入れた新たな表現方法の背景も語られているようだ。