日本マクドナルドは8月14日、翌15日から販売を開始するハッピーセット『ポケモン』第2弾について、発売から3日間にわたり、1グループにつき1会計3セットまでの購入制限を実施すると発表した。なお同期間中、ポケモンカードの配布は実施しない。
本決定は、先に行われたポケモンカードキャンペーンに起因する混乱と、それに伴う利用客や従業員への影響をふまえたもの。

購入制限が適用されるのは、8月15日から17日までの3日間。期間中、購入は1グループにつき1会計3セットまでとなり、この上限を超える注文はキャンセル処理を行うとしている。
モバイルオーダーやマックデリバリーサービスにおいても同様にこの制限は適用される。また、状況によっては一部店舗および時間帯で同サービスの利用が制限される可能性もあるという。
また、今回のハッピーセットには、全5種類のおもちゃが付属するが、ポケモンカードの配布は行われない。
日本マクドナルドが8月9日から実施したハッピーセットのポケモンカード配布キャンペーンでは、1会計につき5セットまでの購入制限があったにもかかわらず、開始直後から転売などを目的とした大量購入が多発。
これにより、多くの店舗で配布が早期に終了する事態となったほか、購入された食品がカードだけを抜き取られた後に店や路上に大量に廃棄されるといった問題も発生。この状況を受け、同社は購入数のより厳格な制限や、フリマアプリ運営事業者との継続的な協議など、今後の対応策を発表していた。
同社は、今回の購入制限が、本来楽しみにしている顧客に不便をかけることについて「大変心苦しく思っている」と理解を求め、今後も顧客や従業員の意見に耳を傾けながら、継続的に販売方法の見直しと改善を図っていく方針を示した。
そして、転売目的での購入や食品の廃棄を容認しない考えを改めて表明。店舗への在庫確認といった電話は控えてもらうよう求めるとともに、クルーへの行き過ぎた要求や店内の無断撮影といった迷惑行為もやめるよう呼びかけている。