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日本に文化侵略された“昭和66年”のアメリカでゾンビと戦う中国産ゲーム『昭和米国物語』が発売時期を2026年に変更。ゲームを理想とする最高の形にするため、情報量がさらに増えてしまう可能性も

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インディーデベロッパーのNEKCOM Gamesは11月12日、アクションRPG『昭和米国物語』の発売延期を発表した。本作の対応プラットフォームはPlayStation 5、PC(Steam)。

開発が最終段階の調整に入ったものの、悔いのない作品にするため慎重に検討を重ねた結果、発売時期を2025年→2026年に変更することを決定したという。

なお、ゲームを紹介する動画にはグロテスクな表現なども含まれているため、再生の際は注意されたし。

本作の舞台は日本に文化侵略された“昭和66年”のアメリカだ。強大な経済力を有する日本によって国土の大半が買収され、大量の移民が流入。異なる文化が衝突と融合を繰り返した結果、どういうわけか「昭和アメリカ」なる概念が誕生した。

攻撃を重視したアクションでスタイリッシュな戦闘を繰り広げていく本作だが、80年代の日本カルチャーに影響を受けており、昭和を彷彿とさせる要素が多く登場する。

主人公はスタントマンを生業とする19歳の少女・千草蝶子。新作アクション映画のオーディションを受けるためにNeo Yokohama(旧ハリウッド)にやってきたが、空港で謎の集団に殺害されてしまう。

死から蘇った蝶子だったが、彼女の目に映るのは化け物やゾンビの群れだった。謎の災厄によって一変してしまった世界の謎を解くため、昭和のアメリカを巡る旅に出発する。

「“ゾンビ”とは過去にとらわれ、抜け出せない者達です」「彼らは“真の懐古主義者”なのですよ」という意味深な語りから始まるオフィシャルトレーラーも2024年に公開されていた。本作に蔓延る多くの“謎”が垣間見えるが、謎が多すぎて「垣間」どころではない気もする。

中国の武漢市を拠点に、中国とアメリカのゲーム開発者によって2011年に設立されたインディーゲームスタジオ「NEKCOM Games」が開発した本作だが、日本語字幕と日本語音声にも対応。恐らく日本人も楽しめるだろう。

発売延期については「ゲームを理想とする最高の形にするため」としている。ただでさえ多すぎる情報量がさらに増えてしまう可能性に恐怖を感じつつ、完成を心待ちにしたい。

ライター
小学生の頃は「一太郎スマイル」のタイピングゲームでランキングを席巻することでしか己を証明できませんでした。現在は「広く深く」をモットーに好きなこと・できることを拡大中。積みゲーが多い中、ポケモンだけは万劫末代まで入れ込み続けると思います。

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