米Varietyが報じたところによれば、アクション・コメディシリーズ『ラッシュアワー』の最新作『ラッシュアワー4』が、パラマウント・ピクチャーズ主導のもと製作進行中だという。
主演のジャッキー・チェンとクリス・タッカーが再びコンビを組む予定で、シリーズ1〜3作を手がけたブレット・ラトナー監督が復帰する見込みとされている。Varietyは、同監督の復帰にはホワイトハウスの後押しも関与していると伝えており、シリーズの約20年ぶりとなる再始動が大きく動き出した。

シリーズは1998年の第1作を皮切りに、ジャッキー演じるリー警部とタッカー演じるカーター刑事の“凸凹バディ”が織りなすテンポの良い掛け合いとアクションで人気を獲得した。最新作では両名が再び主演に名を連ねる予定で、オリジナルの空気を継承する形での制作が進んでいるとみられる。
Varietyの報道では、今回の続編企画の再始動にあたり、ブレット・ラトナー監督の過去の問題が障壁となっていたものの、パラマウント側は新体制のもとでプロジェクト推進に舵を切ったとされる。ドナルド・トランプ大統領の働きかけも影響したと伝えられており、権利調整や制作陣の再結集が進んだことで、企画がいよいよ表舞台へと戻ってきた格好だ。
一方で、現時点では脚本内容や追加キャスト、公開時期などの詳細は明らかになっていない。制作が「進行中」であること以外は未確定で、正式な発表はもうしばらく先になる見通しだ。
