Amazonにて、マンガ『Thisコミュニケーション』Kindle版が40%ポイント還元となるキャンペーンを実施している。全12巻購入で6460円のところ、2585ポイント還元とお得に購入可能だ。キャンペーン期間は12月1日まで。
『Thisコミュニケーション』は、六内円栄氏により「ジャンプSQ.」にて2020年5月号から2024年4月号まで連載されたサバイバルサスペンス作品だ。
物語は、謎の生命体「イペリット」の侵攻により、人類が滅亡の危機に瀕した世界が舞台。雪山に孤立した軍事拠点で、高い身体能力を持つ不死身の少女たち「ハントレス」と、彼女たちを指揮する合理的かつ冷徹な主人公・デルウハの、奇妙な交流と戦いが描かれる。
本作の最大の魅力は、主人公である「アンドレア・デ=ルーハ」(以下、デルウハ殿)の強烈なキャラクターにあるといえる。極めて優秀な指揮官でありながら、その精神性は常軌を逸しているといえるほど「合理的」だ。
自身の生存と食事という目的のためならば、倫理的な一線を越えることも、味方を欺くことも「効率的な手段」として躊躇なく選択する。いわゆるサイコパス的な快楽殺人者ではなく、あくまで理性的であるがゆえに非人道的な判断を下せるという点が、彼の底知れぬ恐ろしさと独特の魅力を形成している。

その一方で、完璧ともいえる論理と計画を積み上げたデルウハ殿が、しばしば信じがたいほどの不運に見舞われる点も本作の見どころだ。
普段の所業を考えれば因果応報ともいえるが、想定外の事態に翻弄されながら、持ち前の知恵、軍人としての能力、非倫理性を駆使してあがくデルウハ殿の姿は、緊張感あふれる世界観の中で絶妙なユーモアを生み出している。
怪力!不死身!な少女達のところへ、とても合理的な男が来る話 1/17 pic.twitter.com/tBsGEQxCv0
— 六内円栄 (@rokudaimaruei) June 27, 2020
そんな彼が、「死亡しても生き返るが、直前1時間の記憶は失う」という特性を持つハントレスたちと、どのようなコミュニケーションを育んでいくのかは、ぜひマンガ本編で確認してほしい。
なお、作者・六内円栄氏のXでは、本作の1話が無料公開されているほか、販促用のおまけ漫画が“DLC”と称して全5話掲載されている。最終話までのネタバレを含むため、ぜひ全巻読んだうえで見てほしい(DLC1話、2話、3話、4話、5話)。
