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『ネット流行語100』年間大賞は「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」。ガンダムシリーズ関連単語が史上初の2連覇。特別賞や1位~100位のランキングも公開

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株式会社ドワンゴとピクシブ株式会社は12月11日、今年ネットで最も流行った言葉を決定する共同企画『ネット流行語100』を今年度も開催。2025年度の年間大賞、ニコニコ賞、pixiv賞、ネット新語賞に選ばれた単語を発表した。

今年で8回目を迎える本企画。他の流行語大賞と異なる特徴は、各社が運営するサービス「ニコニコ大百科」「ピクシブ百科事典」のアクセス数を元に100単語をノミネートしている点だ。ゆかりのある人物や団体を招いた表彰式(12月11日19:00~)の中継もニコニコ生放送で行われた。

ネット上で流行したワードが客観的なデータで可視化されるため、通常の流行語大賞では見られないようなワードもノミネートされる傾向があり、昨年度は「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」「エビ揉め」「ブルーアーカイブ」「好きな惣菜発表ドラゴン」が各部門で受賞している。


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今年度の年間大賞には、TVシリーズに先駆けて公開された劇場先行版も興行収入35億円を記録する大ヒットとなった「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」(以下、ジークアクス)が選ばれた。

ガンダムシリーズ関連単語が大賞となるのは、昨年度の「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」に続き、まさかの2年連続。同一シリーズの関連単語が2連覇で大賞を受賞するのは『ネット流行語100』史上初とのこと。

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(画像は「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」 公式サイトより)

他にも同作に登場する「アマテ・ユズリハ」(総合2位)や「シイコ・スガイ」(総合4位)などがランクイン。なお、ノミネート100単語のうち2割が『ジークアクス』関連単語となっている。

作中では出番が多くなかったにもかかわらず「バスク・オム」が総合9位と上位にランクインしている点も含めて、本作の盛り上がりを象徴する結果だ。


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ニコニコユーザーによるアンケートで選ばれる「ニコニコ賞」には、インターネット掲示板・2ちゃんねる(現:5ちゃんねる)のなんでも実況J板(なんJ)で生まれたネットスラング「グエー死んだンゴ」(総合28位)が選ばれた。

死の間際の断末魔をコミカルに表現した言い回しとして、傷つく言葉を投げかけられた際の“返し”などに使われていた本ワード。2025年度のノミネートワードになること自体が珍しいとされる。

背景としては遡ること2025年10月14日、希少がんで闘病していたXユーザーのなかやまさんが、生前に予約していたとみられる投稿が存在する。

この投稿の2日前になかやまさんが逝去していたこともあり、他のユーザーが同じく“なんJ語”である「成仏してクレメンス」というコメントを添えて拡散。

最終的に多くのユーザーの手でがん研究センターなどの関連施設へ弔意を込めた寄付が寄せられるという出来事があった。


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2024年と比較してpixivへの投稿数が増えたタグ(単語)が対象となる「pixiv賞」は、TVアニメとして1993年から放送が続いている「忍たま乱太郎」(総合40位)に決定。

2024年12月に公開された『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』が興行収入30億円を突破するヒット作に。現在も再上映が行われるなど、熱い盛り上がりを見せている。

劇場版を通してファンによるpixivへの作品投稿が大きく増加し、今回の受賞に繋がっているようだ。

◆受賞者コメント
pixiv賞:「忍たま乱太郎」、11位:「雑渡昆奈門」/『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』製作委員会

この度は「ネット流行語100」2025に昨年に引き続き、『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』関連のキーワードが多数ランクインしたとのことで、誠にありがとうございます。昨年の劇場公開時には、多くのお客様に映画をご覧頂き、話題にしていただいたこと、公開が終わってもなお、ファンの皆様がネット上で作品やキャラクター達の魅力を広め続けてくださっていることを大変うれしく思っております。現在全国の劇場で『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』の再上映も実施しておりますので、この機会にぜひ劇場で、彼らの活躍を再びご覧いただけますと幸いです。


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ネット上で新しく生まれ、特に大きな話題となった単語をネット流行語100委員会(ドワンゴ・ピクシブ)が選定する「ネット新語賞」には、メンフクロウのヒナが走る写真から始まったネットミーム「エッホエッホ」(総合10位)が選ばれた。

写真自体はオランダの写真家ハンニ・ヘーレ氏が2021年に初投稿。2025年に入ってから、写真とともに「エッホエッホ ○○って伝えなきゃ」と何らかの豆知識や情報を添えて投稿するムーブメントが、日本のXやTikTok上で波及した。

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『2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞』でトップテン入りした「エッホエッホ」に関しては、ミームとして構文を定着させたXユーザーらが受賞したが、今回の『ネット流行語100』では写真家ハンニ・ヘーレ氏からのビデオメッセージが到着。

「遠く離れた多くの方々に、この小さなフクロウが笑顔を届けることができたと聞いて、心から嬉しく思います」「趣味で写真を撮っている私にとって、これは特別で予期せぬ出来事となりました」と感謝を伝えている。なお、ビデオメッセージは50回も撮り直したとのこと。

◆受賞者コメント
ネット新語賞:「エッホエッホ」/ハンニ・ヘーレ氏(写真家)

私の写真が「エッホエッホ」というフレーズとともに日本で知られるようになったことを教えていただき、本当にありがとうございます。遠く離れた多くの方々に、この小さなフクロウが笑顔を届けることができたと聞いて、心から嬉しく思います。この写真は2021年に撮影し、私自身のFacebookページでのみ共有しました。それ以上広めようとはしませんでしたが、投稿が公開設定だったため、後に誰かがRedditでシェアしたようです。その4年後、この写真が突然日本で楽しいトレンドになるとは、全く想像もしていませんでした。趣味で写真を撮っている私にとって、これは特別で予期せぬ出来事となりました。
写真に写っている若いフクロウは、初めての一歩を踏み出しており、一生懸命に、そして決意をもって前進しています。その姿はくすっと笑ってしまうような可愛らしさがあり、日本の皆さんが一生懸命さを表現する「エッホエッホ」という音と結びつけてくださったことがよく理解できます。このような何気ない一瞬が、国境を越えて人々を結びつけることができるのは素晴らしいことです。この写真が「ネット流行語100」に選ばれたことを光栄に思い、日本からいただいたすべての温かいお心遣いに心から感謝いたします。

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ライター
小学生の頃は「一太郎スマイル」のタイピングゲームでランキングを席巻することでしか己を証明できませんでした。現在は「広く深く」をモットーに好きなこと・できることを拡大中。積みゲーが多い中、ポケモンだけは万劫末代まで入れ込み続けると思います。

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