Appleは、iPhone向けのソフトウェアアップデート「iOS 26.2」を配信した。
今回のアップデートでは、12月18日より施行される「スマホソフトウェア競争促進法(スマホ新法)」にあわせ、標準のブラウザやストアアプリの設定に、サードパーティー製アプリの項目が追加されている。
ほかにもiPhone用のApple Music、ポッドキャスト、ゲーム、およびその他の機能の向上に加え、バグ修正、セキュリティアップデートが含まれている。
Apple Music
・“お気に入りの曲”プレイリストがホームタブの“ピックアップ”に表示されます
・ダウンロード済みの曲の歌詞は、インターネットに接続していなくてもオフラインで表示できますポッドキャスト
・今聴いているエピソードで言及されているほかのポッドキャストを、プレーヤーや文字起こしからリンクを使用して直接表示し、フォローできますゲーム
・ゲームライブラリでフィルタを使用すると、カテゴリやサイズなどでゲームを検索できます
・ゲーム内のチャレンジスコアバナーには、誰かが新たにトップに立ったときにリアルタイムの最新情報が表示されます
・BackboneやRazerなどのコントローラとの接続の対応が改善されていますこのアップデートには、以下の機能強化とバグ修正も含まれます:
・ロック画面の時刻のカスタマイズにオプションが追加され、時刻の表示を調整して、Liquid Glassの素材の不透明度を上げたり下げたりできます
・リマインダーのアラームにより、緊急のタスクを常に把握できます。リマインダーをまだオフにできない場合のために、スヌーズやライブアクティビティにも対応しています
・AirDropコードにより、不明な連絡先との間でAirDropを使用する場合の確認手順が追加されます。受信者のデバイスにコードが表示され、転送を完了するには送信者がそのコードを入力する必要があります
・ホームアプリの複数のアクセサリをまとめてペアリングできる機能により、同じ設定コードを使用して、セット販売されている複数のアクセサリを簡単に登録できます
・“アクセシビリティ”設定の“フラッシュ通知”で、通知を受け取ったときにデバイスの画面を点滅させるかどうかも選択できるようになりました
・フリーボードの表にテキスト、画像、書類、および描画を含めることができ、内容に合わせてセルのサイズが調整されるため、無限のキャンバス上で構造をわかりやすく整理できます
・Apple Musicライブラリ内の先行リリースのアルバムがリリース時刻の直後に再生できない問題を修正しました
・“プライバシーとセキュリティ”設定で、企業の組織によって管理されていると誤って表示されることがある問題を修正しました
12月18日より施行されるスマホ新法は、スマホの利用に必要な4つのソフトウェア(モバイルOS・アプリストア・ブラウザ・検索エンジン)について、セキュリティの確保等を図りつつ、公正で自由な競争を促進する法律だ。
これにより、iOSではApp Store以外のストアアプリからアプリをダウンロードできるようになる。
たとえば、2020年にApp Storeから削除された『フォートナイト』は、Epic Gamesによる自社ストアアプリ「Epic Games Store」を利用することで、ダウンロード・プレイが可能になるとみられる。
EUでは、2024年に「iOS 17.4」にて同様の変更が適用されており、実際に『フォートナイト』がプレイ可能となっている。日本では、2026年初頭にiOSやAndroidで同作がプレイできるようになると、11月に開催された「Unreal Fest Tokyo 2025」にて、Epic GamesのCEOティム・スウィーニー氏が言及していた。
