中世ファンタジー世界を舞台にしたMMORPG『Wild Terra 2: New Lands』が、12月19日まで期間限定で無料配布されている。
本作は、プレイヤー主導で形成される世界と、細部まで作り込まれた生活・生産要素を特徴とする作品で、探索・戦闘・クラフトといった要素が密接に結びついた“命に満ちた中世”を体験できる点が大きな魅力だ。
『Wild Terra 2: New Lands』では、あらかじめ決められたクラスという概念が存在せず、装備や手に持つ道具によって戦闘や役割が変化する。近接・遠距離を含む多様な武器には、それぞれ固有のアクティブ/パッシブスキルが用意されており、ターゲットロックを行わない戦闘システムによって、プレイヤー自身の操作技術も問われる設計となっている。
スキルは使用することで成長していくため、戦闘だけでなく採集や生産といった非戦闘行動もキャラクターの成長に直結する。

クラフト要素も本作の大きな柱のひとつだ。鍛冶屋、建築家、農夫、漁師、錬金術師、パン職人、宝石職人など、選択できる役割は非常に幅広く、ワンクリックで完成する簡易的な生産は存在しない。素材の扱いや工程への理解、そして長期的な積み重ねが“マスター”への道となっており、腰を据えてプレイするほど奥深さが増していく構造となっている。
また、動物を捕獲して育成できるペットシステムも搭載されている。ペットは成長に応じてランダムなボーナスを獲得するため、理想的な個体を育て上げるには試行錯誤と運の要素が絡む。

ソロプレイだけでなく、ギルドを結成しての協力プレイやレイドボスへの挑戦、PvP/PvEゾーンを巡る冒険も用意されており、疫病の島など特殊な条件を持つ大陸へ向かうことも可能だ。
リスクと報酬の選択が常にプレイヤーに委ねられている点も特徴で、戦利品を失う危険を冒して危険地帯へ向かうか、安全なエリアに留まるか、ダンジョンの難易度をどこまで引き上げるかといった判断はすべて自分次第となる。報酬は高難度ほど魅力的になるが、その一歩を踏み出すかどうかはプレイヤーの選択に委ねられている。

『Wild Terra 2: New Lands』は、Steamにて12月19日までの無料配布中だ。
