開発者が選ぶ2017年度最高のゲームは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』に。「GDCアワード」のゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞、日本ゲームとしては初の著名アワードGoTY3冠を達成

 現地時間3月19日から23日にかけて第18回が開催中のゲーム開発者によるイベント「GDC」(Game Developers Conference)
 その期間中に公表される「GDCアワード」(Game Developers Choice Awards)にて『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』がゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞したことが発表された。

※第18回「GDCアワード」授賞式の映像。GotYの発表シーンは1:49:00から。

 「GDCアワード」はゲーム開発者たちによって選出されるアワードで、ゲームジャーナリストGeoff Keighley氏が主催する「The Game Awards」、米国のゲーム業界関係者によって構成されたアカデミー会員による「D.I.C.E. Awards」と並び、業界で大きな権威と長い歴史を持つゲームアワードとされている。
 『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(以下、『ゼルダの伝説 BotW』)はすでに後者2つのアワードにてゲーム・オブ・ザ・イヤー(以下、GotY)を得ていたが、今回の発表で2017年度における著名なアワード3つすべての栄誉を手中に収めたこととなった。

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 過去にこの3つのアワードのゲーム・オブ・ザ・イヤーをすべて手中に収めた【※】のは、2009年にリリースされた『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』(Uncharted 2: Among Thieves)、2011年の『The Elder Scrolls V: Skyrim』、2016年の『Overwatch』のみ。
 『ゼルダの伝説 BotW』はこれらに続く4作目となり、また日本国産のゲームとしては初の栄誉となる。これらの3作品と同様に、歴史に名を刻む名作として今後語り継がれていくことは間違いないだろう。

※「The Game Awards」は前身となった「Spike Video Game Awards」も含む。

 なお「GDC Awards」のGotY受賞の際には、シリーズ総合プロデューサー青沼英二氏とディレクター藤林秀麿氏がビデオレターにて登場。

(画像はYouTube | GDC Live Streamより)

 藤林氏は「『ゼルダの伝説』シリーズでは発見と探索が大きな2つのテーマとなります。今回、いままでとはちがう『ゼルダの伝説』の制作は、我々自身にとって発見と探索の旅でした」とコメント。
 また青沼氏はファンに向けて「本作のような大きな冒険の旅に一緒に出てくださったことは、『ゼルダの伝説』シリーズへの愛の表れだと思っています」と述べ、それぞれが感謝の意を表明した。

 このほか「GDC Awards」において、『ゼルダの伝説 BotW』はベストデザイン賞とベストオーディオ賞も受賞。また『NieR: Automata』がオーディエンス賞に輝き、ゲームデザイナーのヨコオタロウ氏「いま帰る準備をしていました」とジョークを飛ばしつつ投票したファンに向けて感謝する場面もあった。

(画像はYouTube | GDC Live Streamより)

 「GDC Awards」のノミネート作品と受賞作品は以下のとおり。


スタジオデビュー賞(Best Debut)

・Team Cherry(Hollow Knight)
・Sidebar Games(Golf Story)
・StudioMDHR(Cuphead)
・Infinite Fall(Night in the Woods)
・Jason Roberts / Buried Signal(Gorogoa)

ベストモバイルゲーム賞(Best Mobile Game)

・Reigns: Her Majesty
・Hidden Folks
・Monument Valley 2
・Gorogoa
・Bury Me, My Love

革新賞(Innovation Award)

・Gorogoa
・ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
・What Remains of Edith Finch
・Everything
・PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS

ベストナラティブ賞(Best Narrative)

・Night in the Woods
・Hellblade: Senua’s Sacrifice
・What Remains of Edith Finch
・Horizon Zero Dawn
・Wolfenstein 2: The New Colossus

ベストテクノロジー賞(Best Technology)

・Destiny 2
・Hellblade: Senua’s Sacrifice
・Assassin’s Creed: Origins
・Horizon Zero Dawn
・ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド

ベストオーディオ賞(Best Audio)

・Cuphead
・NieR: Automata
・Hellblade: Senua’s Sacrifice
・ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
・Horizon Zero Dawn

ベストビジュアルアート賞(Best Visual Art)

・ペルソナ5
・Cuphead
・Horizon Zero Dawn
・ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
・Night in the Woods

ベストデザイン賞(Best Design)

・スーパーマリオ オデッセイ
・Horizon Zero Dawn
・PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS
・ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
・NieR: Automata

ベストVR/ARゲーム(Best VR/AR Game)

・SUPERHOT VR
・Star Trek: Bridge Crew
・Lone Echo
・バイオハザード7 レジデント イービル
・The Elder Scrolls V: Skyrim VR

オーディエンス賞(Audiance Awards)

・NieR: Automata

ゲーム・オブ・ザ・イヤー(Game of the Year)

・PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS
・NieR: Automata
・ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
・Horizon Zero Dawn
・スーパーマリオ オデッセイ

文/ishigenn

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著者
ニュースから企画まで幅広く執筆予定の編集部デスク。ペーペーのフリーライター時代からゲーム情報サイト「AUTOMATON」の二代目編集長を経て電ファミニコゲーマーにたどり着く。「インディーとか洋ゲーばっかりやってるんでしょ?」とよく言われるが、和ゲーもソシャゲもレトロも楽しくたしなむ雑食派。
Twitter:@ishigenn
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