『信長の野望・新生』の正式ライセンスを受けて制作された、スマートフォン向けのシミュレーションゲーム『信長の野望 真戦』(以下、『真戦』)は、2026年6月19日に、リリースから半年の節目を迎える。
『三國志 真戦』の系譜を引き継いだ本作は、ゲーム内の資源が売買不可で、プレイヤー同士の条件をより平等に近づけたかたちで、大規模なGvGを楽しめるというタイトル。その一方で、剣豪や茶人としての技能を磨くなど、シミュレーション以外の“戦国時代の雰囲気”を楽しむための要素も持ち合わせている。
ハーフアニバーサリーの節目に合わせて、本稿ではそれぞれ立場の異なる3名のプレイヤー代表を招聘。一門(ギルド)同士の激突による戦記物語さながらのドラマから、親子2代で挑んだゲーム内イベント、さらに「茶器」をきっかけにしたゲームプレイまで、本作の魅力について語っていただいた。
それぞれ異なる経歴と遊び方で『信長の野望 真戦』を楽しむコアプレイヤーたちの興味深い生態とあわせて、最後までお楽しみいただければ幸いだ。
左から真田迅之助氏、kuni氏、平川そよ花氏
真田迅之助氏……「最強職人決定戦」にて上位に入賞。本作を親子でプレイ。
kuni氏……2シーズン連続で“覇業”達成の一門「赤備え隊」当主。YouTubeチャンネルを運営。
平川そよ花氏……モデル、茶道家。茶器の収集をきっかけにゲームを開始。
聞き手・執筆/恵那
※この記事は『信長の野望 真戦』の魅力をもっと知ってもらいたいQookka Gamesさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。
『信長の野望 真戦』最強職人の一角はまさかの“親子”参戦
──本日はお集まりいただきありがとうございます。『信長の野望 真戦』は対戦以外にも多くのコンテンツを持つゲームですが、今回はそれぞれ得意分野の異なるお三方をお招きしています。
読者の方からすれば初めて見るお名前ということになると思いますので、まずは簡単に自己紹介からお願いできるでしょうか。
kuni氏:
「赤備え隊」という一門を運営しております、当主のkuniといいます。『真戦』はリリース初日からプレイしておりまして、ちょうど半年間、どっぷり浸かっております。
もともと『三國志 真戦』も長くプレイし続けていまして、現在は『信長の野望 真戦』と『三國志 真戦』、両方を掛け持ちしながら楽しんでいるプレイヤーです。よろしくお願いします。
真田迅之助氏:
真田迅之助と申します。私は一門のトップなどではないのですが、ゲーム内の「最強職人決定戦」の上位に入ったことで今回のお話をいただきまして、非常に恐縮しております。
私はSNSなどもやっていない完全な無課金プレイヤーで、いわゆる「素人」なのですが、『真戦』はリリース数日後からファーストシーズン、セカンドシーズンと、ほぼ毎日欠かさずプレイしていて、いまも高2の息子と一緒に楽しく遊ばせてもらっています。
平川そよ花氏(以下、平川氏):
はじめまして、平川そよ花です。私もリリース1週間くらいで始めて、シーズン1ではむちゃくちゃやり込んでいました。この春まで大学生だったのですが、いまはモデルのお仕事やSNSでの発信をしています。
茶道を10年間続けていて、他にも華道やそろばんなど、幼い頃から日本文化に触れるのが大好きだったので、歴史がテーマであるこのゲームも自然に馴染めました。一門の中では下っ端として命令を受け、せこせこ攻城に励んだりしていました(笑)。
──すでに気になる話題がいくつも出ていたのですが……まずお伺いしたいのが、真田さんは『真戦』を親子でプレイされているんですか!?
真田迅之助氏:
同じ日にアカウントを作って、以来ずっと一緒に遊んでいます(笑)。
──家庭用ゲーム機のタイトルならいざ知らず、『真戦』のような戦略SLGを家族でプレイしている、というのはかなり珍しいように思います。
真田迅之助氏:
実は『真戦』以前にも、別の戦略シミュレーションゲームを息子とプレイしていたんです。ただ、そのゲームは運営が長期化してきたことで色んな要素がインフレしてしまい、遊びづらくなってしまっていたんです。
トッププレイヤーを指して「あいつはアラブの石油王に違いない」なんて冗談を言いながら遊んでいましたが、どんなに知恵を尽くしても勝てなくなってしまい、「もうしんどいね」と息子と話していたところに、この『真戦』のウェブCMが流れてきたので、これは良さそうだぞと。
──ということは、真田さん親子もそこまで課金して遊んでいるわけではないのですか?
真田迅之助氏:
こうしたインタビューで話すのはちょっと憚られるんですけど、実はずっと無課金です。私はもともと凝り性なので、一度課金を始めたら止まらなくなるのが怖くて、そこには手を出さないようにしているんです。
もともとファミコン時代からのゲーマーで、PCやコンソール機で遊ぶオフラインの「信長の野望」シリーズもかなりやり込んでいたので、その系譜ということで興味を持ったのがそもそものきっかけでした。
「課金要素が低く、頭を使えば勝てる」という口コミの評判もあって「これならいけるかもしれない」と息子と一緒に始めたのですが、気づけばすっかりのめり込んでしまっています。
──ご家族がすぐ隣にいると、連携もスムーズになりそうですね。
真田迅之助氏:
それは大きいですね。息子の授業中に城が攻められているときには「危ないぞ!」って個チャ(個別チャット)を送っておいたりとか(笑)。お互いのお昼休み時間にあわてて連絡を取り合って対策を立てたりしていましたね。
毎日の無料ガチャをふたりで「せーの」で引いたり、同じく無課金で名将が獲得できるチャンスになっているお茶会も顔を寄せ合って遊んだり、恒例行事になっているイベントもあります。
ただ逆に、娘はそんな私たちを見て「お父さんとお兄ちゃんばっかりずるい!」と言っていますし、妻からは「また信長?」と呆れられています(笑)。

──ご家族の仲が良すぎて、お話を聞いているだけで微笑ましいです(笑)。息子さんと一緒に始められた経緯をもう少し詳しく伺えますか?
真田迅之助氏:
別ゲームのころの話ですが、最初は私がプレイしているのを、息子が横でじっと覗き込んでいたんです。彼はもともとこういう戦略ゲームが好きなタイプなので、いろいろと口を出してくるようになりまして。「そんなに気になるなら、お前もアカウント作るか?」と誘ったのがきっかけですね。ちょうど息子が中学校に入学して、携帯を持たせたタイミングでもあったんですよ。
──息子さんとは同じ一門に所属してプレイされているんですか?
真田迅之助氏:
最初はどういう仕組みのゲームか分からなかったので、『真戦』のシーズン1ではあえて別々にしました。「隣同士になって土地の取り合いになったら嫌だね」と話し合って(笑)。ゲームの勝手が分かってきたシーズン2からは同じ一門で遊んでます。
リビングで並んでプレイすることもあれば、それぞれの自室からログインして別々に遊んでいることもありますね。家で「おやすみ」と言ったあと、そこから実際に寝るまでは、個チャでやりとりしながら一緒にプレイしたりしていました。
問題の「パターン」から「出題のクセ」まで、親子2代で挑んだ「最強職人決定戦」
──真田さんは、本作の特徴のひとつでもある「職人」要素にフォーカスしたイベント「最強職人決定戦」でも上位の成績を収められていますよね。
真田迅之助氏:
メインの対戦要素ではなく、ミニゲーム要素で上位を目指すイベントですね。これは全サーバーで順位を競うイベントだったのですが、先ほどもお話したように私は課金していないので、課金の要素関係なく勝負できるという点に、非常に魅力を感じました。
無課金プレイヤーの私としては「これなら息子と一緒にトップを狙えるんじゃないか」と、かなり力を入れて挑戦したんです。結局、惜しくも「建築」部門で2位という結果でしたが、3位には息子がつけています(笑)。息子は「算術」部門でも3位に入りました。
──なんと、親子で入賞されたんですね!
真田迅之助氏:
本作の一番の魅力って、もちろん個人や勢力同士の対戦だとは思うんですが、幅広くいろんなことができる、という点も私は好きです。戦国シミュレーションですから、一門で協力して天下を目指す国取りがメインですが、それ以外の細かいやりこみ要素も本当に多いんです。
昔の武将もただ武力があればいいわけではなく、国を治めるには「算術」が必要だったり、外交には「コミュニケーション能力」が不可欠だったりしたはずで、そうした武将の多面的な能力が、ミニゲームという形でゲーム全体に反映されているのが非常に面白いなと感じます。
──このイベントは全サーバーでの競争だったわけですから、上位に食い込むには相当なやり込みが必要だったと思います。実際、どのくらい遊ばれていたんでしょうか?
真田迅之助氏:
実を言うと、私以上にのめり込んでいたのは息子のほうなんです。彼がいろいろ試して得た情報を、私が教えてもらったりしていました。
──息子さんから攻略情報が回ってくるわけですね(笑)。
真田迅之助氏:
毎週息子とスコアを勝負していたんですが、いつの間にか私より高いスコアを出しては「お父さんはまだまだ勉強不足だね」なんて言われたりしていました(笑)。
たとえば、本作では主人公にもステータス振りが可能ですが、それぞれのミニゲームに対応するステータスを伸ばすと、その分有利な効果があるんですよ。なので息子は対応したゲームに挑戦するごとにゲーム内通貨の小判を払ってわざわざステータス配分をリセットしていて、建築の時は政務と武芸を両方70以上にする、お茶の時はまた別の配分にリセットする……といった徹底ぶりでした。
私自身は小判がもったいなくてそこまではしませんでしたが、負けたくない一心で「算術」「建築」「鍛冶」の3種目には心血を注ぎました。おかげさまで建築では総合2位、他も50位以内に入り称号をいただきましたが、息子はお茶や武芸まで網羅していましたね。
──そこまでするのか!?というガチっぷりですね。
真田迅之助氏:
あとは「パターン」を覚えたりとかもありましたね。算術や建築はパズルゲームですが、実は出題のなかにいくつかの決まった「パターン」があるんです。
毎週5回の本番以外にも、デイリー任務や「お手合わせ」で数をこなしていると、パッと見た瞬間に「あ、このパターンだ」と閃くようになる。そうなれば、あとは指を動かすだけです。あとは、出題のクセみたいなのもありますね。
──出題のクセまで見えるようになるんですか!?
真田迅之助氏:
建築の問題だったら、こんな形がここに入りそうだな……みたいなのを予想しながらやっていましたね。自分でもちょっと変態的な遊び方だったと思うんですが、それくらいめちゃくちゃハマってましたね。
最終的に「建築」部門で、息子が3位で僕2位だったんですが、息子は、自分が負けたのは「スマホの画面サイズ」のせいで負けたのではないかと悔しがっていました。
──画面サイズ、ですか?
真田迅之助氏:
私は画面サイズの小さいiPhoneSEを使っているのですが、息子はもっと大きなモデルを使っているんです。画面が小さいほうが、指を動かす物理的な距離が短くて済む。だからコンマ数秒の差で勝てたんじゃないか、と(笑)。
──そこまで突き詰めて考えながらプレイされていたんですね(笑)。
真田迅之助氏:
おもしろかったですね。「こうやると早いよ」とか、「お前どうやってやってんだよ、教えろよ」みたいな情報を共有して、毎週ランキングが更新されるたびに「あ、またあの人に抜かれた」と一喜一憂していました。
ランキング上位にも、この人たちもペアで遊んでるのかな? と思える名前の方もいました。そういう繋がりが見えると、「あちらも家族で頑張っているのかな」と勝手に親近感が湧いて、さらにモチベーションが上がりましたね。
「茶器」を集められるゲームって実はレア
──「職人」要素の中には戦国時代らしい雰囲気のものが揃っていますが、平川さんが実際に嗜まれているという「茶道」もありますよね。
平川氏:
そうなんです。私はそこで「茶器」を集められるのが最大のハマりポイントでした。現実でお茶をやっている身からすると、茶器って本当に高価なので、そう簡単には集められないんですよ。
何十万円から始まる世界ですし、名の知れた逸品は美術館や博物館に収蔵されていたりするので、そもそも入手機会がないものも多いです。それがゲーム内では、自分の手で収集できるわけですから。

──お茶に詳しい方から見ても、やはり惹かれるものがあるのですね。
平川氏:
はい。たとえば「天目茶碗」みたいなものも出てきますよね。
──実際にもあるものなのですか?
平川氏:
もちろんです。一番有名なものだと「曜変天目(ようへんてんもく)」といって、日本国内には数点しかない、非常に美しく希少な茶器があります。そうした伝説級の品々を自分のコレクションに加えられるというのは、お茶好きにはたまらない「クセ」になる要素なんです。

──たしかに、考えてみると「茶器」を集める要素のあるゲームなんてなかなかないですね(笑)。
平川氏:
他に聞いたことがありません(笑)。ミニゲームとして気楽に楽しみながら、歴史的なロマンに触れられる。このあたりのバランスが好きですね。
もともとゲームはすごく好きで、スマートフォンのカジュアルゲームなんかもよく遊んでいたのですが、ちょうど『真戦』がリリースされた頃、同じ事務所の知人から「茶器を集められるゲームがあるよ」と紹介されたんです。
お茶を嗜んでいる身としては「そんなゲームがあるならやってみたい!」と思ったのが、『真戦』をプレイするようになったきっかけですね。

──実際に茶道に携わる方からすると、『真戦』の茶道システムってどういう風に映るんでしょうか?
平川氏:
「お茶会」という点でいうと、ミニゲームとしての茶会も楽しいのですが、実際の茶道はもっと「準備」と「おもてなし」の心が深いんです。お茶室の掃除に始まり、季節に合わせた掛け軸や茶花を選び、お客さんをどう迎えるかを入念に整える。
もし今後のアップデートで、邸宅に飾る掛け軸や花を選んだり、お部屋を掃除したりする「準備」の要素が加わったら、もっと現実の茶道に近い「おもてなしの醍醐味」を皆さんに知ってもらえるきっかけになるんじゃないかな、と期待しています。
──お茶を点てる“前”のプロセスにこそ、茶道の神髄があるわけですね。
平川氏:
はい。茶器を選ぶだけでなく、客人に合わせた空間作りができれば、もっと奥深いコンテンツになると思います。

kuni氏:
それでいうと、ゲーム内には「邸宅」をカスタマイズするシステムがありますよね。あの内装と、茶会を連動させたら面白いのではないかと思っています。
たとえば、邸宅に特定の「掛け軸」を飾ったら、茶会で星5武将が出る確率がちょっとアップするとか。あるいは友人の邸宅を訪問して「いいね」をしたら、お互いの守護武将の能力がわずかに上がるとか。この話は完全に運営さんへの要望なんですが(笑)。
──でも確かに、ゲームとしての奥行きが広がりそうなイメージが持てますね。
kuni氏:
職人系のコンテンツだと、実は私も平川さんと同じく「茶道」が一番のお気に入りです。といっても理由は少し違っていて、お茶会を通じて星5武将が出てきてくれるのが嬉しいんですよね。
毎週月曜日に日付が変わる瞬間、日曜日の24時に茶道のレベルを5に上げてからすぐにトライするんですが、星5が出るか出ないかのドキドキ感は未だにたまりません。
──お茶会の演出は期待感が盛り上がりますよね。
kuni氏:
そうなんですよ。そのぶん期待が外れてしまった時はガックリもしますが(笑)。あと、シーズン1の時から茶道のミニゲームも大好きで、サーバー内で1位を取ったこともありますよ。

──「赤備え隊」という、サーバー上位を競う一門の当主というお立場からすると、個人でもかなりのリソースが必要なのかという印象でしたが、kuniさんのケースは少し違う感じですね
kuni氏:
家庭に支障のない範囲で楽しむことを信条にしています(笑)。あんまり廃課金っていう形でドバドバするよりも、一門の運営それ自体の方が楽しいんですよね。もちろん、一門の中にはしっかりリソースを投入して戦力を上げてくれている方もいて、そうした強いメンバーが頑張ってくれるおかげで今の「赤備え隊」があります。当主としては、彼らの存在に本当に感謝しています。




