いま読まれている記事

『ダンガンロンパ』制作陣原案の新作ゲーム『トライブナイン』は、CV:石田彰の覆面系ボスキャラと野球ができる神ゲーだった。しかも何故か“ぶちゃかわ”マスコットに変身して再登場する

article-thumbnail-250331c

1

2

『トライブナイン』ってどんなゲーム?」と聞かれたら、私はこう答えます。

「CV:石田彰の覆面系ボスキャラと野球ができるゲームだよ」と。

『トライブナイン』レビュー、評価、感想。覆面系ボスキャラ(CV:石田彰)と野球ができる神ゲー_001
声もよければ顔もいい。公式トレーラー冒頭でいきなり覆面を外しちゃうお茶目さも素敵。(画像は動画は【トライブナイン】1st ゲームトレーラーより)

今回のお話をいただくまで私は『トライブナイン』のことを、タイトルぐらいしか認知していませんでした。いざ触ってみると、歯ごたえのあるバトルシステムと仲間との連携スキルが気持ちいい。あ、このゲーム好きかも……。

そして、気づいたら石田彰ボイスの覆面系ボスキャラ「ゼロ」と野球をやりながら、都会を全速力で駆けていました。なぜ……?

『トライブナイン』レビュー、評価、感想。覆面系ボスキャラ(CV:石田彰)と野球ができる神ゲー_002

更にゲームを進めると、あまりにもぶちゃかわなマスコット形態(CV:石田彰)にまで出会ってしまいました。悶えるほど可愛い。……そしてぶん殴りたい。コイツ、私が好きなオンナに酷いことしたのにっ! 可愛さに抗えない……ぐや゛じい゛!!

『トライブナイン』レビュー、評価、感想。覆面系ボスキャラ(CV:石田彰)と野球ができる神ゲー_003
この顔でその声は反則だろ……「ぱんぱかぱーん!」じゃないんだよ……!(画像は『トライブナイン』公式サイトより)

そんな「石田彰さんのつかいかた」が神ってるこのゲーム『トライブナイン』。もちろん魅力はゼロだけじゃありません。フィールド移動中は2Dドット絵が細やかで目を引くし、キャラデザも『ダンロン』制作陣やっぱすげぇ! と思えるほど個性的で、プレイしていて本当に気持ちがいいんです。

バトルはパリィやカウンターを使い、時には仲間との連携技を使って倒すタイプで超爽快。「もしかして、神ゲーでは……?」と感じたので、この場を使って、トゥーキョーゲームスが原案を手掛け、アカツキゲームスが開発・配信する『トライブナイン』の紹介をさせてください!

文/ことめぐ
編集/うきゅう


衝撃グラフィックで始まるストーリー。連携技がスカッと気持ちいい超クセになるバトルが楽しすぎ!

私を狂わせてしまったゼロ(CV:石田彰)の話をしたいのは山々ですが、ひとまず『トライブナイン』自体の紹介をしていきましょう。

時は20XX年。本作の舞台であるネオトーキョーは、謎の覆面男「ゼロ」が考案する「エクストリームゲーム」、通称「XG」を用いて統治されています。全てがゲームで決まる街、それがネオトーキョー。

まずこの設定が面白い! 「全てがゲームで決まる」というのがゲーマー心をくすぐります。……のはずが、ゲームスタートしたら某国民的RPGが始まったんだけど?

『トライブナイン』レビュー、評価、感想。覆面系ボスキャラ(CV:石田彰)と野球ができる神ゲー_004

『トライブナイン』レビュー、評価、感想。覆面系ボスキャラ(CV:石田彰)と野球ができる神ゲー_005

うん……これは紛うことなくアレだね。女神さまにひたすらお遣いさせられて、「まさかのお遣いゲー!? 引き受けなきゃよかった!!」と私が後悔し始めると、画面の中の勇者・曜も「やってらんねー」と言い出して気持ちがリンク。

と思ったら、画面が一変。ドット絵の仲間がお迎えに来てくれ、さきほどまでの某国民的RPG風ゲームが実は夢(?)だったことが判明。しかも、どうやら主人公・黒中曜は記憶をなくしている様子。

本作を遊んでいてビックリしたのが、前面の3Dキャラ立ち絵も動くし、背面のドット絵も動くこと。なんて贅沢な作りなんだ……!!

『トライブナイン』レビュー、評価、感想。覆面系ボスキャラ(CV:石田彰)と野球ができる神ゲー_006
曜が伏し目っぽくなっているのもリンクしていて芸細。いやぁこういうのって開発陣の愛を感じられていい! 大好き。

仲間と会った曜は、記憶の欠落に混乱しながらも空中要塞のような場所を脱出します。ここでバトルが解禁!

本作のバトルは3人編成で、うち1人を操作します。(切り替えも可能)3人同時にバトルフィールドでリアルタイムバトルするのでワチャワチャ感が楽しい!

戦闘自体も、二種類の通常攻撃を使い分けたり、回避やアクションのためにスタミナ管理をしたり、いろいろと考えながら進行していく必要があります。敵の攻撃にカウンターしてパリィなどもできるのですが、結構判定がシビアで狙うのはかなり難しめ。私は全然できませんでした……。お恥ずかしい。

ですがチェインスキル(連携技)はめっちゃくちゃキメることができました。カットシーンも入るので、チェインスキルを決めた時はマジで気持ちよくてテンション上がる〜!!

『トライブナイン』レビュー、評価、感想。覆面系ボスキャラ(CV:石田彰)と野球ができる神ゲー_007

『トライブナイン』レビュー、評価、感想。覆面系ボスキャラ(CV:石田彰)と野球ができる神ゲー_008

そう、バトルでは常にテンションを意識しましょう。

本作には「テンションカード」という装備アイテムが存在し、テンションが上がり条件を満たせば、最大5枚のテンションカードがさまざまな効果をもたらします。このテンションは敵側にも存在し、敵のテンションが上がっていくとどんどん攻撃が激しくなるので、その点には注意しましょう。

ボス戦は不意打ち攻撃などもしてきてなかなかやっかいでしたが、ストーリーのボスバトルでは敗北しても難易度を下げて再挑戦できるので安心です。それでもダメだった場合は更に難易度を下げられます。私はストーリーを早く進めたいタイプなので、使いまくっちゃいました。いや〜ありがてぇ!

ここからが本題です。戦闘を切り抜けると、ついに石田彰さんボイスの覆面キャラ「ゼロ」が曜達の前に現れます。そして、私たちは一緒に野球をやることになりました。

「XG」ならぬ「XB」。「エクストリームベースボール」、開幕——。

CV:石田彰のボスと野球をしたり、なんかちいさくてぶちゃかわなやつと出会えて幸せすぎる。カヲルくんにガチ恋してた私へのご褒美ですか……!?

私は本作のビジュを見ただけ、ほぼ前情報なし状態でゲームをやり始めたので、急に石田彰ボイスのボスキャラと野球をやることになったのにはマジで驚愕してしまいました。

XBでは、なんと都市を野球場に見立て、ボスキャラと曜達が討論野球バトルをすることになります。

『トライブナイン』レビュー、評価、感想。覆面系ボスキャラ(CV:石田彰)と野球ができる神ゲー_009

対立する陣営が想いをぶつけ合い、どちらの主張が正しいかを決める「議論」であり「試合」であり「決闘」。それがXB。

バトルと同様にXBでもテンションが重要。テンションは各打席の終了時に上昇する他、会話のなりゆきでも激しく変動します。ゼロとのXBはいわゆるチュートリアルなので、ワケが分からずとも「プレイボール!」しちゃいましょう。

打席では相手との意見のぶつかり合いが発生し、返答をもとめられます。相手に効きそうな返答をガンガンぶつけていきましょう!!! 

なかにはゼロに対して「お前メンヘラだろ」とか明らかにヤバそうな選択肢もあって、正直笑ってしまいました(選ばなかったけど)。正直めちゃくちゃなバトルなので、野球のルールはフワリとしか分からない私でも、選択肢さえ誤らなければ大丈夫な感じです。

『トライブナイン』レビュー、評価、感想。覆面系ボスキャラ(CV:石田彰)と野球ができる神ゲー_010

『トライブナイン』レビュー、評価、感想。覆面系ボスキャラ(CV:石田彰)と野球ができる神ゲー_011

『トライブナイン』レビュー、評価、感想。覆面系ボスキャラ(CV:石田彰)と野球ができる神ゲー_012

XB中は野球らしくフィールドを駆け回るのですが、その時のドット絵がめちゃくちゃカワイイ。もちろんゼロも走ります。そして、キャラの演出もかなり力が入っていて、見ているだけで楽しい。しかもXB中、ゼロがめちゃくちゃ優しくて、ずっと解説したり、喋ってくれるので耳が幸せ……。

いやぁ……これがXBかぁ。ボスという立場もあり、直前まで私とゼロとの距離は物理的にも心理的にもめっちゃくちゃ遠かった気がするのだけど、いつの間にか体を触ってるし、ぶつかり合ってるし、こんなのもう親友じゃん……。

やっぱりスポーツっていいね!!

しかし、楽しい時間にも終わりは来るもの。あっけなくゼロとの試合は終了してしまいました。「ここで大きな闘いをしたし、ゼロと次に会うのは、きっとストーリーの大筋の本当に最後辺りだろうな……」なんて考えて、ちょっとしんみりしてしまったものでした。

……違った。私は甘かった。再会はあまりにも早かった。

『トライブナイン』レビュー、評価、感想。覆面系ボスキャラ(CV:石田彰)と野球ができる神ゲー_013

誰?

……ゼロ? マジで?

しかもなんかぶちゃくてかわいいやつになってるー!? いや、さすがにワケがわからない!!! どうしてこうなった? 理由はさっぱりわかりませんが、ぬいぐるみのような見た目になったゼロが再び私たちの前に現れたのです。

しかもコイツ、可愛い。ゼロだからもちろん石田彰さんのボイスで喋る喋る。しかも長髪の時と違ってめっちゃブリブリしてるー!! 「ぱんぱかぱーん!」とか「ばっかも〜ん!」とか言う。あのお声で。

『トライブナイン』レビュー、評価、感想。覆面系ボスキャラ(CV:石田彰)と野球ができる神ゲー_014
これが
『トライブナイン』レビュー、評価、感想。覆面系ボスキャラ(CV:石田彰)と野球ができる神ゲー_015
こう

私は「石田さんはこのキャラを演じる時、一体どういうお気持ちだったのだろう?」と本気で考え込み、妄想してしまいました……。

そして、「なぜ私は『トライブナイン』のアフレコ現場にいなかったの?」と理不尽すぎる疑問がフツフツと湧いてきてしまったのです。マジで思った。くそぅ!! なんで私はこの時のアフレコ現場にいなかったんだ!! ふざけるな!!!

申し遅れました。私、『エヴァ』の渚カヲルくんで石田彰さんに落ちた者でございます。以後お見知りおきを。

あー……このぶちゃかわ声、クセになりすぎて仕方がない。ゼロはこのゲームでもう二度と会いたくないキャラだったのに、いつの間にか会いたくて仕方がなくなってしまった……。石田さん、なんて罪深いお人なんだ……。

そんな私に救いの手が舞い降ります。その名は「ゼロペン先生」。いろんなミッションをクリアしていくことで「はなまるシール」が貰え、集めていくというもの。

開く度にゼロが「すごいね〜!」「もうちょっとだね〜!」と褒めまくってくれるのです。もちろんボイス付き。ご褒美がすぎるぞ。

『トライブナイン』レビュー、評価、感想。覆面系ボスキャラ(CV:石田彰)と野球ができる神ゲー_016

とはいえこのゼロペン先生、実は声優ヲタクを狂わせるためだけに存在するのではなく、ゲーム中でも重要なアイテムです。

シールを一定数集めることでレベルの上限が解放されていくし、規定枚数以上のシールを集めないと進めない場所もあるので、ゲームの進行に大きく関わってくるんですね。ぶちゃかわ石田彰さんボイスに癒やされながら、積極的に集めていきましょう。

私のような声優さんのファンにはかなり嬉しいことに、本作はボイスの収録数がとんでもないです。めっちゃ喋ります。むしろ喋らないところを探すのがムズいレベル。なので、石田彰さんのファンはもちろん、他の声優さんファンにもガチでオススメしたいですね。

そうそう。本作にアニメ版があるということを、私はゲームにハマってから知ったのですが、アニメ見てみたらガッツリXBメインでやってるんですね。XBがなにか知らずに遊び始めたのって私だけだった?

※2025年4月30日までYouTubeにて全話無料公開中

しかも、何かめちゃくちゃ聞き覚えのある声がする。……石田彰さん……? あれ……? あれ……?

1

2

ライター
声優の豊崎愛生さんが大好き。豊崎さん演じるナヴィアがきっかけで始めた『原神』に大ハマリし、『スタレ』『ゼンゼロ』にも超ハマる。ホヨバ作品と更に関わりを持ちたく、中国語を猛勉強中。QualiArtsの超絶高クオリティアイドルゲーム『IDOLY PRIDE』激推し中。人生を変えてくれたゲームは『ロックマンエグゼ』。
Twitter:@kotomegu
編集者
小説の虜だった子供がソードワールドの洗礼を受けて以来、TRPGを遊び続けて20年。途中FEZとLoLで対人要素の光と闇を学び、steamの格安タイトルからジャンルの多様性を味わいつつ、ゲームの奥深さを日々勉強中。最近はオープンワールドの面白さに目覚めつつある。
Twitter:@reUQest

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ