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『ギ・クロニクル』第四夜(End 02「罰」)

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Twitterスペースをお聞きの方へ:
本コンテンツはリアルタイムの興奮をみなさんと共有するため、声優さんにもあえて脚本を事前にお渡しせず、皆さんとおなじ画面を直接読んでいただいております。
そのため、つっかえや読み間違え等が発生することがあります。
ご不便をおかけしますが、コンテンツの性質としてご承知いただければ幸いです。

「解説コーナー!」

「だい4かーい」

「おおっとまさかのレスポンス!
 カタブツのイクサオトメさんも
 4回目ともなるとノリノリで
 わたしも至極やりやすいです。
 
 さあ解説ですが、今回は……」

「……」

「あれ、どうしました?
 思い出して恥ずかしさが
 こみあげてきた?
 または拾い食いでもしました?」

「ゴニヤじゃないんだぞ
 
 いや
 なんだか
 ふと思って
 
 これ 進んでるのか
 前に」

「……
 
 えっ、
 
 それ、疑問に思えるんです?」

「どういうことだ
 
 我は傷つき磨かれた魂を
 ことほぐもの
 
 そのために『巡礼』
 見守っているのに
 
 巡礼者たちは本当に
 前に進んでいるのか
 
 わからなくなってきた」

「……
 
 (ぼそっ)そういえば、
 百回前後の周期でごく短期間
 正気に戻る現象が観測された
 とかされてないとか、
 レの人が言っていたような……
 
 もしそうなら、
 このタイミングで……」

「おい
 なにをやっている
 アオイトリ
 
 はやくやるぞ
 つぎつぎやるぞ
 何度でもやるぞ
 
 これは尊い巡礼だ」

「……あ。
 もう戻っちゃいました?
 
 オッケーです!
 既定路線でいきましょう!
 手抜きbotアカウントの
 ツイートのように!
 あるいはTwitter公式の
 アプリの改良が次も素晴らしい
 ものに違いないように!!
 
 さあさあその前に、
 今回も尊~かった
 巡礼の解説ですよ!」

「よしきた
 まかせろ」

「……
 
 今回の巡礼の流れだが
 
 ヨーズが最初に『犠』となり
 『狼』は一度 なりをひそめた
 
 しかしクマ襲撃時
 フレイグがなんかおかしくなり
 それを疑ったウルヴルは
 ビョルカとフレイグの抵抗で
 2人に指さされ『犠』となった」

「翌朝フレイグの死体が発見され
 これで残り2人となる
 ゴニヤはビョルカとの殺し合い
 をためらい 和解を試みる
 
 しかし突然ビョがひどいことを
 言い出した
 ゴが戦慄していると
 突然復活したフがビョを惨殺
 ゴは恐怖のあまり自決
 
 ちみどろ好きには
 大まんぞくの結末だな」

「ターゲット設定せまっ!!
 多くの方はドン引きでは!?
 
 しかし非常に幻想的というか
 謎の多い回です。
 
 結局『狼』は
 誰だったのでしょう?」

「それはあれだ
 
 最後の選択肢で
 もう片方を選べばわかる」

「みもふたもない……!
 ヒントとしては正しいですが!
 
 では、ゴニヤ氏はなぜ
 ヴァルメイヤ信仰が固く禁じた
 自決ができてしまったの
 でしょう?」

「多くは語らぬ
 ヴァルメイヤ的にいえば
 禁忌破りは許しがたい
 
 ゆえに
 
 ヴァルメイヤと相容れぬ力が
 それを可能とする」

「ぬぬ、
 意味深なセリフですが、
 果たして本編で回収される日は
 来るのでしょうか……
 
 それより何より、
 突如復活したフレイグ氏らしき
 怪人の件は……合理的説明が
 つくんでしょうか……?
 
 実は死んでなかったとか?」

「あれは起こるべき奇跡だ
 どこが不思議なのだ」

「はっ?」

「あの瞬間
 信仰は
 ある意味で完璧となり
 ある意味で血にまみれた
 
 ゆえ 最も血にまみれた形で
 ヴァルメイヤの力が顕現した
 
 なにも不思議の余地がないぞ」

「ええっと……
 
 たぶん『プレイヤー』各位も
 誰ひとりついていけてないと
 思うんですが、
 
 確定なのは、
 アレがトリックとかじゃなく
 ガチの超常現象だってことと、
 
 『ヴァルメイヤの力』って
 言うからには、
 イクサオトメさんのしわざで
 間違いない感じです?」

「ごほっ
 ごほっ
 ごほっ」

「あー間違いない!
 人畜無害な
 マスコットみたいなツラして
 こいつガッツリ本編に
 干渉してますよ先生ェ──!!」

「いや
 おまえ
 何をいってる
 
 ヴァルメイヤなんだぞ
 死を司ってるんだぞ
 神なんだぞ
 
 死も奇跡もぜんぶ
 我の手中の出来事に
 きまってるだろうが」

「ん~……
 この感じ、
 どこまで言葉通りに
 受け取っていいのやら……」

「そんなところだ
 
 うむ
 尊かったな」

「ちっともブレない自己評価!
 ゃだ、惚れちゃう……」

「えっ
 
 おまえ
 おまえ
 我をそんな目でみてたのか
 
 ぽっ」

「バリクソ骨董表現で脈作ってく
 んじゃねーですよ全く。
 
 はっ待てよ、百合やら薔薇やら
 愛のありかたに尊みを付与し
 富を産み出すのが
 今風の錬金術と聞きます……
 
 っし、いっちょやってみっか!
 カマンマイラブ!
 イッツァワハニムーン!」

「やっぱり
 むりだ
 おまえでは
 わけが
 わからなすぎる」

「くっっっそムダに傷ついた!!
 ロマンスは鬼門! おぼえた!
 
 ま、実のところあなたと
 くっつきすぎるのは悪手ゆえ
 早いとこ葬るが吉ですね!
 殺(シ)ャアアアア!!!」

「ヴァルメイヤキック
 とおう(ずばっ)
 
 ……まさかの先制攻撃とは
 おまえは成長するのだな
 いいぞ
 いずれおまえも『館』
 
 あれ
 あれ
 あれ
 いやちがう
 『館』に招くは巡礼者
 そのためにそう
 永遠の巡礼がひつようだ
 
 次回もまたみてね」

「なげーよ斬ったあとの口上。
 (ずんばらりん状態で)」

 

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