ブラックマーケットには“探すコツ”がある?
――そうしたブラックマーケットって、一体どこにあるのでしょう?
佐藤氏:
実は、ブラックマーケットには探すコツがあるんですよ。
というのも、ブラックマーケットも市場なので、お客さんがいないと成り立たないですよね? 仕入れもしなければならないので、森の中や離島なんかにはない。だいたい市街地の集住地区や、そこから車とかバスとかで行ける範囲にあります。
ただ、場所の目星はついても、簡単に見つけられるかどうかは別の話です。私の場合、歩きながら偶然見つけたマーケットもたくさんあるんですよ。
――え、ブラックマーケットって、偶然みつかるものなんですか(笑)?
佐藤氏:
ただ闇雲に歩いているわけでなく、私なりの経験則があります。例えば川の近くは昔から流通の拠点なので、マーケットが自然発生的にできやすい。あとはやはり運搬の必要があるので、道路沿い、鉄道沿い、空港の近くなど交通の便がいい場所には多いです。
インドのとあるブラックマーケットなんて、鉄道駅の地下にワーッと広がっているんですよ。
――すごいですね(笑)。基本的には、日本でいうアウトレットみたいな場所にある、といった感じでしょうか。
ブラックマーケットを追う意義とは?
――それにしても……そんな危険を承知で、そこまでして佐藤さんが情熱をかけてブラックマーケットを追いかける意味はどこにあるんでしょうか。
佐藤氏:
私たちの仕事は、一言で言えば、新興国のゲーム市場の“真の姿”を調べ、レポートの読者にお伝えすることです。ユーザーさんが、本当はどんなゲームをどんなふうに遊んでいるかをゲームを作っている方々に伝えたいんですね。
「そんなの、綺麗なショッピングモールや正規のアプリストアを見ればいいじゃん」と思われるかもしれませんが、それって新興国まで含めた世界全体の中では氷山の一角、一部のお金持ちのマーケットに過ぎないわけです。
例えば、フィリピンの首都マニラ、Greenhillにあるブラックマーケットがいい例で、「アプリダウンロード屋さん」が、やたらめったらあるんです。ショッピングモールに行くと「ダウンロードやってます」と書かれた看板が、1つの階に30個くらいはありますね。
ちなみに、それをどうやって売っているのかわかります?
――いや……わからないです。どうやるんでしょうか。
佐藤氏:
手持ちのスマホを一時間くらい預けておくと、それをroot化【※】して、店側のPCに入っている違法なゲームやアプリをまとめて大量にダウンロードしてくれるんです。
そうした違法なマーケットが存在し、みんなでゲームをダウンロードしてしまっている。それが、東南アジアの現実なんです。東欧やアフリカにもそういうサービスがあることは確認しているのですが、東南アジアほど表立ってやっているところはないですね。
凄いですよ。現地でスマホを新しく買うと「root化しますか? ゲーム入れときますか?」……と、まるで「ご一緒にポテトもどうですか?」みたいなノリで聞いてきますから。
※root化
開発元のメーカーがその端末に施しているプロテクションを非正規的に解除し、自由にソフトウェアをダウンロードできるようにすること。iPhoneでいう「Jailbreak(ジェイルブレイク)」に相当する行為。
――「政府がもっとちゃんと取り締まれよ」って感じですね。
佐藤氏:
まあ、そこでは免許証とか大学の卒業証書のコピーとかも売ってますから、ひどい話ですけどね(笑)。
――そっちは、もはやグレーとか以前のレベルで、明確に犯罪だと思います(笑)。でも、こういうサービスって、新興国では多いのですか?
佐藤氏:
新興国では、生活費の中で通信料が結構な負担ですからね。重いゲームをダウンロード、アップロードしたり、ゲームプレイ時に通信するだけでもかかるお金は少なくありません。
だから、フリーミアム【※】のゲームは、こういうアプリダウンロード屋さんではあまり売られていません。ネット接続が必要なものが多いですからね。
代わりに売られているのは、野良アプリストアから仕入れてきた有料ゲームを無料でできるように改造したものばかりです。というのも、有料ゲームはアプリ内で完結するものが多いので、通信が必要ないものが多いからです。
そして――こういう場所から、家庭用ゲーム機に触れたことのない人たちが、ゲームの世界にスマホを入り口にして、入ってきています。
これは現代のゲーム産業を考える上で、大変に重要な事実です。実は、ゲームユーザーの人口って、こういう新興国のブラックマーケットで今や日々、爆発的に増えているんですよ。
※フリーミアム
FreeとPremiumを組み合わせた造語(Freemium)。ユーザーは基本的なサービスについては無料で楽しめるが、さらなる高度な機能については課金をするという仕様のビジネスモデルのことを指す。多くのアイテム課金型のソーシャルゲームはそれに当たる。
――言わば新興国では、もはや「root化されたスマホ」が、初めて彼らの目の前に登場した巨大ゲームプラットフォームになっているわけですね。
佐藤氏:
まさに、そうなんですよ。ただ注意しなきゃいけないのが、彼らが先進国の人が考えているようなやり方で「きちんと」課金してるかというと、非常に怪しいということです。
そういうこともあって私たちは、アプリストアの売り上げランキングだけで市場の全体像を把握するのは不可能だと考え、しっかりと現地に実際に足を運んで調査をしているんですよ。
――もはや、正規のデータでは感知できない巨大な市場が、私たちの知らない場所で急速に広がっている……。
佐藤氏:
ちなみにフィリピンで興味深かったのが、最低所得者層のマーケットです。ボトム・オブ・ピラミッドという言葉もありますが、僕は調査の一環でスラムに行くこともあるんですよ。
昔「スモーキーマウンテン」【※1】という、ゴミ捨て場からの廃品回収を行う町がフィリピンにありました。政府の退去勧告が出て、多くの住民は別の処分場で働くようになっていて、その内の一つに訪問したことがあります。彼らはかなり貧しいのですが、それでも居住地の近くにゲーム機がたくさんあり、ゲームを遊んでいるんですよ。
そこに「ピソネット」【※2】という、古いパソコンを筐体に入れているマシンがあって、コインを入れると何分かゲームが遊べるんです。これだったら、わずかなお金でも遊べるので、子どもたちが1ペソ(今の日本円のレートで約2.2円)を握りしめて来る。
彼らは、それこそバスに乗るのも大変なので、近場で買うしかないんですよ。やはり、お金がない人は行動範囲は狭くなるし、マーケットも住んでいるところの近くになりますね。
で、何を遊んでいるのかを見ると、PCのゲームとかなんですよ。あとは、『League of Legends』【※3】のパクリっぽいものとか、『Minecraft』【※4】のプロテクトを解除したようなものとか。Xbox 360も同じ仕組みになっていて、「NBA LIVE」【※5】などが遊ばれていました。
※3 League of Legends
Riot Gamesが2009年(日本では2016年)にサービスを開始した、全世界でもっともプレイ人口の多いと言われるマルチプレイかつオンライン専用のバトルアクションゲーム(MOBA)。プレイ中にキャラクターを成長させる戦略性や十数分~数十分というプレイ時間の短かさなど競技性が高く、プロチームも数多く存在。億単位の賞金が出る大会が開催されている。
※4 Minecraft
2011年にリリースされた、Notch(マルクス・ペルソン)とその会社(Mojang AB) の社員が開発したサンドボックスゲーム。ブロックを空中や地面に配置し、自由にモノや建造物を作ることができる。ゲーム好きの大人のみならず、その人気は中高生など世界中の子供にも波及。ゲーム実況やMODとの相性も良く、ゲームの遊び方の最先端を開拓している。
※5 NBA LIVE
EAスポーツから発売されているバスケットボールゲームのシリーズの総称。同名シリーズの初作は1994年に発売された『NBA ライブ 95』。
――パクリとはいえ、『League of Legends』や『Minecraft』っぽいゲームが、スラムの子供たちにも遊ばれている。そう聞くと、僕らと彼らのゲームをしたいという気持ちは、何も変わらない気がしますね。
佐藤氏:
そして、この世界の大部分を占め、そして今後影響力を持つ市場の人たちは、まさに、そんなふうに非正規のゲームを買っている層なわけですよ。
――そこをきちんと見ていかないと、今後訪れる世界を真の意味で理解することはできない、と。実際のところ21世紀を通じて、いま快適なショッピングモールでコンシューマー機やAppStoreでゲームを購入してるような先進国は衰退に向かっていくだろうし、今日お話ししてきたような国こそが栄えていくだろうというのは、人口動態などから明白ですからね。
佐藤氏:
今はまだ、彼らは正規の手段でお金を払っているわけではないですが、将来的に日本のゲーム会社の重要な顧客となり得るわけです。
だから、彼らの触れているビジネスモデルはしっかりと見ないといけないし、どうすればゲームを作っている人にきちんとお金が渡る仕組みを作れるのかを考えないといけない。
もちろんブラックマーケットには非合法なものを売っているわけだし、取り締まるのも当然なのですが、事実として、新興国の消費者が10年20年とゲームを買ってきた場所ではあるんです。
だから多くの場合、私はブラックマーケットを見るだけでなく、そこに集まるユーザーさんも見ています。
【新連載:中東編】廃課金者は急増、中東が舞台のFPSにも歓喜…アラブの“お前ら”も、意外と人生エンジョイ中?【世界は今日もゲーマーだらけ(メディアクリエイト佐藤翔氏)】
前回の記事でもお話した通り、私は現地の中間層・低所得者層の一般家庭に泊めてもらって、どんなゲームを遊んでいるかを直接聞くんです。先程のウクライナに行ったときも、ソ連の時代からあるボロボロのマンションに泊まったりしましたよ。
ユーザーさんそのものにできる限り近づくためには、やっぱり、それくらいの努力は必要なんですね。
中国はブラックマーケットでも「世界の工場」だった!?
――そういう意味では、最後に中国のブラックマーケット事情は押さえておきたいですね。
佐藤氏:
中国は「世界の工場」なんて言われますけど、それはブラックマーケットの製品も例に漏れません。なかでも、深圳(しんせん)【※1】と義烏(ぎう)【※2】は有名で、この2つは言うなれば“ブラックマーケット・オブ・ブラックマーケット”ですね。
ラテンアメリカでもアフリカでも中東でも、「どこから仕入れたの?」と聞くと、だいたいその2つというパターンがすごく多いです。
※1 深圳
中国南部の広東省にある都市。香港と接しているため、近年は非常に経済活動が盛んであり、北京市・上海市・広州市とともに中国の4大都市の別名「北上広深」のひとつ。政府主導で新興事業支援がなされており、数多くのベンチャーが林立していることから、「中国のシリコンバレー」と呼ばれることもある。
※2 義烏
中国東部の浙江省にある町。もともとは農業が発達している地区だったが、日用品の卸売市場が形成されて以来、急激な発展を遂げている。1985年からの約20年で、2800倍ものGDP成長率が記録された。
――闇流通においても、「世界の工場」である、と(笑)。海賊版のゲームもここから流れてくるんですか?
佐藤氏:
さすがに中国で焼くわけではないですが、ブランクディスクとかは深圳から仕入れたものが多いですね。
しかしまあ、深圳はエキサイティングな街ですよ。とにかく、それはもう雑多な電子デバイスとかが売られてますから。最近は正規の商品も増えてきましたが、英語の看板、アラビア語の看板がバーッと立ってて、もはやインターナショナルに人々が買い付けに来る街になっているようです。
逆に義烏は、直接ゲームを扱っているわけではなく、むしろ日用品の取引の中心地なんですね。巨大なビルが繋がった怪しい卸売屋があるんですが、Amazonマーケットプレイスで安い商品を流す人たちや100円ショップの仕入れ担当が、そこに買い付けに行きますね。
ゲーム関連だと、関連商品のおもちゃとか、許可を取ってないIPものの商品が多いです。
ちなみにですが、義烏はアラブ人がとても多い都市なのです。
――なぜなのでしょうか?
佐藤氏:
どうやら9.11が原因みたいです。あれでアメリカに買い付けに行きにくくなって、中国に流れてきたみたいで。
義烏になぜかモスク【※1】があったり、アラビア語の看板が街中に並んでいたりするのは、そういうワケなんです。しかも、中国には新疆(しんきょう)ウイグルとか、ムスリムの方が結構いらっしゃいますから、そういう人たちが義烏に行ってハラールフード【※2】を売るんです。
※1 モスク
イスラム教の礼拝堂のこと。語源的にはアラビア語で「ひざまずく場所」を意味する「マスジド」が訛った語とされる。イスラム教の唯一神アッラーに対して教徒が祈りを捧げる場所である。
※2 ハラールフード
一般的には、イスラム法上で食べることが許されている食材・料理を指す言葉。ハラールとは「イスラム法で許された項目」を意味する。
――そこにムスリム市場ができてるんですね(笑)。ちなみに、華僑【※】はやはりブラックマーケットにおいても強いのでしょうか?
※華僑
中国国籍を保持しながら外国に移住した中国人またはその子孫。正確な数は把握されていないが、世界の華僑人口は2000万人に上るという。ユダヤ商人、印僑(インド商人)と並んで“世界3大商人”と言われている。
佐藤氏:
そうですね。ブラックマーケットのオーナーは、世界的に見るとやはり中華系が多いです。中国国内から非正規品を運んできて、彼らの独自のネットワークを使ってこっそり売りさばく……みたいなことができるんですね。
そうそう、ちょっと面白い話があって、南アフリカではヨハネスブルグの東側にスマホなどの卸売センターがあって、そこでは「中国東方商場」とか、バリバリの中国語が書かれているんですよ。こういう店は、オーナーは中国人だけど店主はパキスタン人、みたいな感じなんですよ。
それは、昔は南アフリカもパキスタンも同じ英国領だったからですね。そのときの名残で、今でも南アフリカには、パキスタン人のネットワークがあるんです。オーナーは中国人だけど買い付けに行くから不在が多くて、現場を仕切る店主はパキスタン人。そして店舗の護衛は、もっと安く雇われた現地の黒人……そうした構図が見えてくるんです。
――面白いですね。ブラックマーケットを通じて歴史や社会構造が見えてくるわけですね。
ブラックマーケットで市民のリアルが見える
――ここまで世界中のブラックマーケットの話を聞いてきて、ガラッとそのイメージが変わりました。その国の歴史的背景まで浮き彫りになるし、宗教、政治、社会構造や市民のリアルな生活までもが見えてくるんだな……と。
佐藤氏:
そう。だから、海賊版を買うと、ゲーム会社やクリエイターに利益が入ってこないのみならず、下手するとテロリストの利益になったりする可能性もあるわけです。現地に行っても、興味本位で買ったりすることは慎まないといけないですね。
それにしても、ブラックマーケットは奥が深いです。例えば、最近歴史を調べてみたら、新興国でブラックマーケットが大きくなったのが、実は割と最近のことだとわかったんですよ。しかも数字を見ると、小さくなるどころか膨れあがっているんですよ。
――それ、なんだか不気味な話ですね。それこそ新興国の経済が発展したら、日本の闇市みたいに萎んでいきそうですが……。
佐藤氏:
ええ、そう思いますよね。ところが、役割を終えていないんです。ほとんどの巨大ブラックマーケットは90年代以降に生まれていて、グローバルの小売企業なんかが世界進出するのと同時期に、巨大化しているようなんです。
この辺は今度またお話ししますが、アルゼンチンのブエノスアイレスにある巨大ブラックマーケット、ラ・サラディタなんて00年代以降、地方都市に支店ができていきましたからね。
その売上の合算は、今やブエノスアイレスの他のショッピングモールを合算した数字よりも大きな売上になっています。最近では、アルゼンチンの大統領と一緒にブラックマーケットのオーナーがついて行って、アンゴラで国際展開の話をしていたそうです。
――ブラックマーケットの多国籍化(笑)。でも、僕たちの知っているAppleだのAmazonだのという先進国のお行儀の良いビジネスの外部で、いまこういう場所が爆発的な広がりを見せている。そのリアリティを今日の取材では突きつけられ続けた気がします。
さて、そろそろ時間なのですが、佐藤さんは今後の渡航予定はどうですか?
佐藤氏:
南米やアフリカ、南アジアなどへの渡航を計画しています。ナイジェリアにも行けたら良いなと考えています。ここに「コンピュータービレッジ」という、もう名前からして“アウト”そうなマーケットがあるみたいで(笑)。ここ、相当ヤバいらしいんですよね。
――ど、どういうところがヤバいのでしょう?
佐藤氏:
危険度です。ISISに忠誠を誓ったボコ・ハラムという組織が、もうガンガン近くでテロやってるんで、下手するとその資金源になってる可能性もありますし……。そしてウラは取れてませんが、私の得た情報によると、警察が入るのすらヤバい状態になってるみたいで。
――警察すら近づけない(笑)。
佐藤氏:
相当強力に武装してるらしくて、現地警察の装備ではそう簡単には取り締まれないみたいなんですね。ただ、ナイジェリアは「ノリウッド」というナイジェリア映画の文化があるので、それ関連のマーケットが相当あると見ています。
そして、ナイジェリアには独自のゲームビジネスもあるんですが……それはまたの機会に。もし行く機会があればお話しさせていただきたいと思います。
――楽しみ……と言っていいのか分かりませんが、安全に気をつけて行って下さいませ! 今回も、ありがとうございました!(了)
佐藤氏によるブラックマーケットの話、いかがだったろうか?
テロリストの資金源になったり、衛星にアピールしていたり、はたまた革命が起きたり……と、佐藤氏が飄々と語るディープなブラックマーケットの有り様は、まさに千姿万態。そして、そのブラックマーケットの数だけ、現地の人々の“リアルな生活”が深く根付いているということを窺い知れたのではないだろうか。
さて、本連載「世界は今日もゲーマーだらけ」の次回は、そんな「BOP層のマーケット」にフォーカスした対談をお送りする予定だ。
佐藤氏の相手を務めるのは、バザール・エンタテインメントCEO・大和田健人氏。氏は、SCE Asiaで台湾・中国に赴任し、新興市場の立ち上げを行い独立、現在はアジアを中心とした新興国向けのゲームプラットフォームを手がける、筋金入りの新興国マーケッターだ。
佐藤氏と同じく現地に飛び込むスタイルで工場勤務からあえての露天商(!)までをもこなし、実地のマーケット感覚を掴んできた――そんな氏の語る新興国のビジネスのリアルは、本稿に負けず劣らず驚愕の内容、かつ未来への示唆に富んでいる。ぜひ公開を楽しみにしていてほしい。
【あわせて読みたい】
「ムスリム圏でポケモンGO禁止はウソ」 ヨハネスブルグまでも実地調査した男が“その目”で見てきた、新興国のゲーム産業やブラックマーケットの実態とは?
“生存時間15秒”といわれるヨハネスブルグの「ポンテタワー」も取材済み!? 佐藤氏の初回インタビューもあわせてお楽しみください。