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操竜……? そんなシステム初めて聞くんですけど? 『モンスターハンターライズ』体験版先行プレイレポート

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 3月26日にカプコンより発売予定のNintendo Switch用ソフト『モンスターハンターライズ』(以下、『モンハンライズ』)。本日1月8日、その体験版が満を持して配信される。2時間という短い時間だったが、先行して体験する機会を得たので、その感想をお届けしたい。

 新情報が積極的に発信されているので、そんなに驚くことはないかも……と思いきや、翔蟲アクションは想像を超える気持ちよさだったし、「操竜」という見慣れないシステムにも出会った。本作の全容を知るには2時間はあまりにも短かった、というのが率直な感想だが、そんな中でも印象に残った要素をかいつまんで紹介していこう。

文/つつみ


触れてびっくり! 新次元の動きが味わえる翔蟲アクション

 いわゆる二段ジャンプ、空中ダッシュのような動きができる「疾翔け」。そのインパクトは段差やジャンプ攻撃の要素が入ってきた『モンハン4』のとき以上で、疾翔けからの壁走りなどを交えた縦横無尽の移動は、予想を遥かに超える気持ちよさ。体勢を崩した後に使える「翔蟲受け身」も爽快。しりもちをついた後にも使えるので、攻撃を受けた後のイライラ時間を大幅に軽減できる。

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 「鉄蟲糸技」は、武器ごとに用意された翔蟲アクション。使用感は『モンハンクロス』の「狩技」と似ており、翔蟲アクション各種を実行するには、画面下に表示される翔蟲ゲージを消費するため、多用はできない。お気に入りの鉄蟲糸技は、ランスの「デュエルヴァイン」。クナイを刺して相手の注意を引き、さらにはモンスターの位置まで跳躍できるようになるという、動きの遅いランスにはうれしい性能となっている。すべての技に触れられたわけではないが、どの武器種も新たな立ち回りが開拓できそうだった。

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「操竜」で味わう、モンスターを操る新体験

 ジャンプ攻撃の登場とともに導入された、モンスターへの「乗り」。本作では、これが「操竜」というシステムに置き換わっている。ジャンプ攻撃や鉄蟲糸技、特定の環境生物を当てると大型モンスターが「操竜待機状態」になり、近づいてボタンを押すと操竜を開始できる、という寸法だ。

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 細かな説明は省くが、操竜中は文字通りモンスターを操ることができ、移動や攻撃、回避などが実行できる。本作は、乗って攻撃するのではなく、乗ったモンスターを操るのだ。2体の大型モンスターが近くにいるときには、片方を操竜で操ることで、意図的に同士討ちが狙える。操竜中の攻撃を当てて操竜ゲージを満タンにすると使える、「操竜大技」を当てれば大ダメージ!

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 また、操竜中は「突進離脱」というアクションで、操ったモンスターに突進させながらの離脱が可能。突進状態のモンスターが壁や柱などにぶつかると、大ダメージを受け、転倒。追撃するチャンスを生み出せる。『モンハンワールド:アイスボーン』で言う、クラッチクローからのぶっとばしに相当するアクションだ。

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 もちろん、突進離脱で大型モンスターにぶつけることもできる。操ったオサイズチを突進離脱でタマミツネに当てることに成功した際、そのタマミツネが衝撃で操竜待機状態に!オサイズチから、すぐさまタマミツネに乗り替える、といったラッキーなプレイも飛び出し、図らずもこういったプレイが可能なんだということを知ることとなった。いま思い出しても、いいプレイだったなとしみじみ……。

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広大なフィールドをオトモガルクで駆ける気持ちよさ

 オトモといえば、狩りを手伝ってくれる頼れる相棒。『モンハンライズ』では、シリーズではおなじみのアイルーに加えて、ガルクという4足歩行の新たなオトモが登場。どちらも、モンスターの攻撃に参加してくれるところは同じだが、ガルクにはなんと乗ることができる。

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 ガルクに乗れば、フィールドをスイスイと駆け抜けられる。しかも、乗ったままツタを登ったり、ジャンプで段差を越えたりもできるのだ。『モンハン:ワールド』プレイヤーには「モンスターライドがいつでも可能で、プレイヤー自身が操作できる」と伝えるのが速いだろうか。オトモも、いろいろとアシストしてくれる行動が増えていると、少し触っただけでも感じられたが、ガルクの利便性の高さはとくに印象に残った。

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ハンターがしゃべりまくる! にぎやかさが楽しい

 これはかなりプレイヤーの好みが出るところではあるが、本作ではガルクに乗ると「よろしく」と言ったり、鉄蟲糸技を使ったときに「もらったぁぁ!」と叫んだりと、アクションにあわせてハンターがしゃべるようになっている。新鮮さも手伝って、かなりプレイにも熱が入る演出なので、個人的にはとても気に入っているポイントだ。

 また、モンスターが大技を使ってきたときには「やばいのがくるぞ!」と言うこともあり、ひとつの情報として役立つことも。キャラクターメイクのときのボイス設定は、従来の作品以上に頭を悩ませることになりそう。

 ちなみに、オプションでボイスの発生頻度を調整できるので、OFFにするといままでの『モンハン』シリーズの感覚で遊ぶこともできる(この場合でも、武器を振ったときの「てりゃ」といった掛け声は言ってくれる)。また、「他のプレイヤーのボイス設定」をON/OFFにすることも可能なため、これまでのシリーズと同じ感覚でプレイしてもいいし、しゃべりまくる4人のハンターで狩りを体験することもできる。

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アクションスライダーの追加で操作がより快適に

 本作には、『モンハン:ワールド』と同等のスティックを使ったショートカット用意されており、たくさんのアクションを素早く実行できる。さらに、本作から「アクションスライダー」が登場。これは、上/下/左/右のボタンを利用して実行する、一部のアクション専用のショートカットのこと。

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 該当するアクションは、オトモアイルーやオトモガルクへの指示のほか、定型文やスタンプの入力、ポージングなど。ガルクに乗れることもあり、オトモに指示する機会は多そうなので、操作が独立しているのはかなり助かる。マルチプレイでのコミュニケーションもスムーズに行えそうだ。


・(遭遇するまで正体はわからないが)大型モンスターの居場所が最初からマップに表示されている
・ガーグァの卵を抱えて移動できたので恒例の運搬クエストがありそう
・釣りも肉焼きも健在

 などなど、細かい発見もありつつ、あっという間に体験プレイは終了の時間を迎えた。

 新フィールドの大社跡の探索があまりできなかったのが心残りだったが、体験版が配信された際には2ヵ月後の発売に備えてプレイを行い、しっかりと予習しておきたい。みなさんも体験版で「一狩りいこうぜ!」。

プロフィール
 
つつみ
あらゆるジャンルのゲームに手を出す雑食ライター。『LoL』に出会って約10年、世界大会を現地に見に行くほどハマり続けている。
https://twitter.com/tsutsumi1007

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