元値7689円なのに80%オフってホントにいいのか!? 『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION』
続いて紹介するのは『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION』!
ついにSEGA AGESじゃないゲームが来た! 何とこちらのタイトル、今回のセールで元値7689円のところ80%OFFで1537円というヤケクソじみた値下げをされているのでSEGA AGESと並べてもそこまで出費が痛くない!!
『ソード・アート・オンライン』や『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』、『デュラララ!!』に『ストライク・ザ・ブラッド』。電撃発の人気作品が格闘ゲームに集合した電撃版スマブラ。
「中学生の頃カゲプロにハマっていた」という地獄のエピソードから私の年齢が大抵分かるように、この辺の2010年代のアニメが全体的に「世代」のやつです。
ラブコメ系作品にドハマりしていた同級生の友達が「お、お前腹パン【※5】見た!?!?」とすごいテンションで迫ってきたこと、未だに忘れられません。
※5「腹パン」
アニメ版『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』第16話にて追い詰められた田村麻奈美がメインヒロインの桐乃の土手っ腹目がけて全身全霊の拳を叩き込んだ伝説の武力行使。
私は即『魔法科高校の劣等生』のお兄様もとい「司波達也」を選択。もうこのなかだったらぶっちぎりで魔法科が好きだし、BS11で気が狂うほど再放送しているアニメも毎週追っているのでマジで1年中魔法科見てると言っても過言ではありません。
ちなみに私が魔法科で一番好きなシーンは、第1話で寺に向かうお兄様と深雪が車道を猛ダッシュしている謎のシーンです。
シーン……ではないのですが他にも『魔法科高校の劣等生』と『魔法科高校の優等生』【※6】で明らかに肩幅が違う十文字克人先輩など、もはや魔法科の好きなところを書き始めたら止まらなくなるのでこの辺にしておきましょう。
※6「魔法科高校の優等生」
『魔法科高校の劣等生』のメインヒロイン兼お兄様の妹の司馬深雪の視点から魔法科のストーリーを描く外伝的立ち位置の作品。『劣等生』とはキャラクターデザインや制作陣に若干の差異があり、俺達のカツト・ジュウモンジの肩幅が明らかに違うだけでなくお兄様まで何だかラノベの主人公みたいな爽やかさを放っており、『劣等生』を見ていた人間ほど違いを楽しめる独特な味わいのテレビアニメ。
『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX IGNITION』は恐らくアニメ1期~2期付近に発売されたタイトルなので『来訪者編』で登場するリーナの「達也、何故劣等生のフリをしているの?」【※7】を聞けないことが唯一の心残りと言えば心残りです。
※7「達也、何故劣等生のフリをしているの?」
アニメ第3期『魔法科高校の劣等生 来訪者編』より登場するアンジェリーナ=クドウ=シールズのセリフ。確か『魔王学院の不適合者』と『ソード・アート・オンライン アリシゼーション』が続けて放送されていて『来訪者編』が始まる前クール、つまり2020年夏クール辺りに気が狂うほど流れていた『来訪者編』のCMで気が狂うほど聞かされたセリフ。あの時不適合者とアリシゼーションをリアタイしていた人の7割は恐らくモノマネできる。
制作は『MELTY BLOOD』や『UNDER NIGHT IN-BIRTH』でもお馴染みのフランスパン。正直格ゲー苦手な私でもまあお祭りゲーぐらいの感じで楽しめましたし、2012~2013辺りのアニメがドンピシャな私と同世代の方にはおすすめです。
古きがあって今がある、今があるから古きが面白い『ぷよぷよ』
最後に選んだゲームは『SEGA AGES ぷよぷよ』!
『通』でも『SUN』でもなくマジモンの初代『ぷよぷよ』です。
私が初めてプレイしたぷよぷよはWii版の『ぷよぷよ7』だったので、「フィーバーモード」も「だいへんしん」も「おじゃまぷよ打消し」もない正面からの殴り合いのぷよぷよ自体がまず新鮮です。
だからめっちゃムズイ! CPUも何か普通に強いし!!
そもそも私、ぷよぷよどころか落ちモノパズルゲーム自体が苦手なんですよね……。
「だったら何で買った……?」というツッコミはここまで読んだ方なら思っていても言わずに黙ってくれると信じています。
そんな私のようなやつのために『SEGA AGES ぷよぷよ』には「ヘルパーモード」が存在する! ヘルパーモードをONにすることでまず降ってくるぷよの色数が減り連鎖が組みやすい! CPUの連鎖を組むスピードも遅くなりこれで私も対等に渡り合える!!
コイツ、ほとんどのゲームでお助けモード使ってないか……?
ヘルパーモードで進めるとじわじわ分かってくるアルルの性格の尖りっぷり。コンパイル時代のアルルの尖りっぷりを耳に挟んではいたのですが、私の知っているアルルは『フィーバー』『7』辺りの普通にヒロインっぽいアルルなので生で見るとやはり迫力が違う。どっちかって言うとこっちの方が好きかもしれない。
なんやかんやあってすごい資料が出てきた
突然ですが、私最近小説家の円居挽さんとイラストレーターのpakoさんとなんやかんやあってFF14を遊んでるんですよ。いやFF14の話をしたい訳じゃない!これはセガのセールの記事なのでFF14の話ではない!!
そこで今回のセガのセールの件の話をしたところ、なんやかんやあってpakoさんからゲーム雑誌『コンパイルクラブ』(地下版)が届きました。
いや、どういうこと?????
1986年から2002年までコンパイルが発行していた月発行の有料会報誌……の「地下版」が今回いただいた「コンパイルクラブ地下版」。つまり当時のスタッフがここぞとばかりに無茶苦茶なことばかり書いている! スタッフの近況報告コーナーに並ぶ『新世紀エヴァンゲリオン』のファンアートに『伝説のオウガバトル』の女主人公のファンアート! 全部他社じゃねえか!!
当時のコンパイルスタッフがハマっている漫画が『トライガン』だったり『王ドロボウJIN』だったり……全体的に1990年代後半なのもめちゃくちゃ良い味を出しています。
しかもよく見るとスタッフもめちゃくちゃ豪華! 今とはペンネームこそ違えど、『FGO』のアタランテなどのキャラクターデザインを担当している輪くすさが先生に『バッカーノ!』の表紙などでお馴染みのエナミカツミ先生など、そうそうたる顔ぶれが当然のようにスタッフコーナーで毎号イラストを書いている!
さらにはTYPE-MOON代表の武内崇氏……つまりコンパイル時代の武内社長の絵もちょいちょい載っている! 多分権利関係とかがめんどくさいので内部をお見せできないのが残念で仕方ないが、旧『月姫』とか『歌月十夜』とかのころの社長の絵だよこれ!!
すごい、すごすぎる。確かにこのスタッフならば、あのやたら尖ったアルルが生みだされることに違和感がない。
新しいゲームと古いゲーム、どっちかではなく両方に触れるともっと楽しい
私はここ1〜2年の間『ファイナルファンタジー』を筆頭にスクウェア産のRPGを遊び続けていたのですが、やっぱりこの過去の歴史を見れば見るほど分かってくる「今の凄まじいクリエイターが当時はひとつのところに集っていた」という時代の移ろいがかなり好きなのです。
「どこがどう好き」と上手く説明できない時点でライター失格かもしれませんが、昔があるから今があって、今から遡った時に過去にルーツが存在する。
そういう時代の連続性そのものが何だか面白くて、今の最新コンテンツの面白さとはまた違う角度の面白さが昔の作品には存在している。そしてその昔のコンテンツから脈々と受け継がれてきた面白さが今の作品にも残っていたり、昔は到底想像もしえなかった新しいアプローチも存在していたりする。
そうやって積み重ねてきた人々の営みと発展こそが、文化や歴史の面白さなのだと私は思います。
たとえば私の好きなボカロPに「OSTER project」さん【※8】という方がいらっしゃるのですが、その方が制作された「ミラクルペイント」などが、先程『アウトラン』のところで少し触れた80~90年代シティポップや渋谷系に連なる系譜の楽曲で、私がボカロから「恋とマシンガン」に遡った時に「あの曲はこういう曲に影響を受けているのか!しかもこっちも好き!」と昔の文化に触れて楽しむことができるんです。
※8「OSTER project」
ボーカロイド黎明期より活動しているボカロP兼音楽ユニット。渋谷系のみならず和ロックなど多種多様なジャンルの音楽を手がけている。ちなみに私が一番好きな曲は「魔法みたいなミュージック!」と「好き!雪!本気マジック」のOSTER projectアレンジver.。
時代の連続性、今のコンテンツのルーツ、昔から受け継がれてきた文化の今の形。今と昔の両方に触れ、両方の面白さを味わうことで初めて「新しい視点」が生まれる。そんな気がするのです。「今だけ」「過去だけ」、どちらか片一方を切り捨てる姿勢そのものが古いと私は思っています。
ボーカロイド、1980〜1990年代の「SEGA AGES」シリーズ、電撃ライトノベル大集合に2010年代アニメーション、コンパイルクラブ。
私も無策でこのチョイスをした訳ではなく、古い物と新しい物、その両極を反復横跳びする変な遊び方もありっちゃあり……というかこういう遊び方こそ積み重ねられてきた文化の面白さを体験できて楽しいのではないか?
必然的に新しい物にばかり触れることが多く、昔の作品に触れる機会があまりなかった私と同じ境遇で同じ世代の方も、ボーカロイドにもライトノベルにもあまり触れたことがない私より上の世代の方も、是非どちらか一方に歩み寄ってみて欲しいです。きっとそのどこかに脈々と受け継がれた文化は存在していて、昔と今、今と昔の繋がりがあるはずです。
そしてそれはきっと楽しい!……と言い切りたいところですが、確証はできないのでお時間が空いていて気が向いた時に「自分の世代ではないもの」に触れてみてください。
まあいろいろ偉そうなこと言ってみたけど結局「今の作品だから」とか「昔の作品だから」とかそういう偏見を取っ払ったらもっと色々なことが楽しくなるよって私は言いたいのです!よろしくね!
そして今回の「セガ 年末年始スペシャルセール」では新しいゲームも古いゲームも関係なしに大幅プライスオフ!この記事で紹介したゲームを買っても良いけど、基本的には自分が一番やりたいゲームを買うのが一番楽しいと思うので、ぜひ自分の好きなゲームで楽しい年末年始を過ごしてください!
まあでも……2000年生まれのアナタも『ファンタジーゾーン』買って良いし、1980年代生まれのアナタが『初音ミク Project DIVA MEGA39’s』買ったって良いんですよ? ぜひご検討を。ではみなさま良い年末年始のゲームライフを!
私は『獣王記』やりまーす。
【プレゼントのお知らせ】
セガ 年末年始スペシャルセールで使える、PS Storeカード 10,000円分とニンテンドープリペイドカード 10,000円分をそれぞれ抽選で1名様にプレゼント!
応募は下記ツイートからどうぞ。セガ・アトラス以外のゲームは買わないでね☆「1万円あげるから好きなゲーム買っていいよ」と言われたら
— 電ファミニコゲーマー (@denfaminicogame) December 24, 2021
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セガ・アトラス以外のゲームは買わないでね! pic.twitter.com/hT0MlYbZ39セガの年末セールで
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