みなさん、『プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 1st – Link -』面白かったですかっ!?!?!?
今回私は1月30日に開催された『プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 1st – Link -』の最終公演に「オンライン取材」という枠で参加させてもらいました。
思い返してみれば中学生の頃、私の世代は『カゲロウプロジェクト』が死ぬほど大流行りした世代でして……それはそれはもう親のミルクの代わりにニコニコ動画のコメント欄で繰り広げられるカゲプロ厨とカゲプロアンチの血で血を洗う戦いを見て育ったものです……。
それでまあ「カゲプロオタクが集まった『メカクシ団』というLINEグループに入っていた」という地獄のエピソードを生み出したりしていたんですが、そこから約数年、こうしてプロセカのライブに取材枠で参加することになるとはまさか夢にも思ってませんでした。カゲプロ、ほんとありがとな!! 今でも「チルドレンレコード」大好きやで!!! じん(自然の敵P)さんも本当にありがとうございます。色々な意味で人生の恩人です。
そして私事ではありますが、何気に今回のライブ、人生初ライブです。他コンテンツの無料配信や過去のアーカイブ配信は何度か見ていましたが、ちゃんと現地で開催されているライブを生で見るのは人生初です。人生初のライブが関係者席の取材ライブとか、何気に物凄いレアな実績を解除しているのでは?
まあこんな私の自分語りはどうでもいいので、とっととライブレポートに移りましょう!
取材・文/ジスマロック
繋げよう断線したストーリー、進めようワンテンポ日常に「Leo/need」
まず先陣を切るのは我らが「Leo/need」。
ちなみに私はレオニが出てきて開始5分でもう泣いてました。
いやなんでってプロセカのユニットはみんな壮絶なドラマを経て結成してるじゃないですか!? 特にレオニは病気、いじめ、不和……とにかく辛いことを乗り越えて結成された幼馴染4人バンドだから、もう「ステージに4人仲良く立っている」というこの事実だけでなんか涙が止まらなくなるんですよ!!
『プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 1st – Link -』の先陣を切った「needLe」はまさしくレオニのメインストーリーを象徴する楽曲。
「繋げよう断線したストーリー 進めようワンテンポ日常に 君を刺す その針は私が奪ってあげるから」というサビの歌詞はバラバラになってしまった幼馴染4人が支え合いながら、時には衝突しながら、もう一度「Leo/need」として結成する物語を……ああもう書いてるだけで涙が止まらなくなってきた。大体もうライブ終了直後のめちゃくちゃな情緒でまともな文章書ける訳ないやろ!? ええおい!?!?
とにかくもう、レオニの4人が笑顔でステージの上に立って「needLe」を歌っているというその事実だけで死人が出るレベルの破壊力です。どうだっていい存在じゃない、簡単に愛は終わらないんだよなあ……。
まだまだ終わらんとばかりに繰り出される「フロムトーキョー」「ヒバナ-Reloaded-」「ドラマツルギー」の3曲。
最初に演奏された2曲が「needLe」「フロムトーキョー」のプロセカ書き下ろし楽曲だったので、既存のボカロ楽曲カバーはライブでは披露されないのかと一瞬思ったのですが、ちゃんとカバーも披露されて大満足!
スタミナが余っていればついついプレイしてしまうほど個人的に好きな「ドラマツルギー」はLeo/needカバーのフルverが5月発売のカバーアルバムまで焦らされていた中、私はライブでフルverを先に聞いてしまったのでこれで周りにマウントを取ろうと思います。
ライブで生Leo/needを見ていて思ったのですが、やはり望月穂波役の上田麗奈氏の歌唱力が尋常ではない。ボカロ楽曲に精通しているプロセカファンのみなさまは既にご存知かもしれませんが、穂波を演じている上田麗奈氏は『Caligula -カリギュラ-』【※1】というゲームで「人間がボーカロイドの演技をしながらボーカロイド用に作られた曲を歌う」という信じられない離れ業を披露していました。
※1「Caligula -カリギュラ-」
2016年にフリューより発売されたRPG。簡単に言うと「人間を仮想空間に閉じ込める悪いボカロPと戦う」RPG。戦闘中だろうがフィールドだろうが絶えず上田麗奈氏演じる「μ」の曲が流れ続ける中々にエッジの効いたRPGとなっているが、DECO*27氏やOSTER project氏などの有名ボカロPも楽曲提供をしているため、もし遊んだことがなければ要チェック。
しかし望月穂波を演じている時の上田麗奈氏はちゃんと「人間が人間のキャラを演じた状態でボーカロイドの曲を歌っている」という歌唱スタイルになっており、同じボーカロイド楽曲を歌っていても「ボカロ役としてボカロの曲を歌う」と「人間役としてボカロの曲を歌う」の2パターンで完全な差別化が図られているのが上田麗奈氏の尋常ではない演技力と歌唱力を物語っている。上田麗奈、ヤバくない?
Jump!限界超え、完全無欠スターを目指せ「MORE MORE JUMP!」
ファイト! ファイト! みのりー!!
キューティー! スマイル! 遥ー!!
ツンデレ! ガール! 愛莉ー!!
G・U・T・S! 雫ー!!
ハァ……ハァ……今回私はオンライン参加だったので会場でコールすることはついぞ叶いませんでしたが、代わりに記事でアイドル新鋭隊コールしときました。コールしてるだけで原稿料入ってええんか?
今回「MORE MORE JUMP!」の4人が披露したのは「アイドル新鋭隊」「天使のクローバー」「メルティランドナイトメア」「ビバハピ」の4曲。ライブでモモジャン楽曲を聞いていて改めて思いましたが、アイドルらしくコールなどが入った曲が多いため、ある意味「プロセカで最もライブ向きのユニット」と言っても過言ではないかもしれません。
モモジャンもレオニと同じく、「もうステージに立ってるだけで泣けてくる」タイプのユニットだと思います。みんなに希望を届けようと頑張ったけど、ステージに立てなくなってしまった遥。そしてアイドルの遥に希望を貰って、遥に憧れてアイドルを始めたみのりが遥に希望を送り返して結成された「MORE MORE JUMP!」。
モモジャンもプロセカの中では特に壮絶なストーリー展開となっており……って「もう全部壮絶なストーリーじゃねえか!」と突っ込まれたら何も言い返せませんが、アイドルを一度引退した遥・愛莉・雫の3人とみのりがついに現実のステージに立っている姿を見ただけで……もうさあ!! もうさあ!!! ちゃんと俺のところに希望届いてるよ!!!!
でさあ、このライブで隣の席になった人同士で仲良くなったりするドラマだってもしかしたらあるかもしれないじゃないですか。そしたらもう「遥ちゃんに会いにライブに行ったら、友達もたくさんできたよ。遠くの県に住んでてあんまり会えないけど、その子たちとは、今でもよく連絡とってるんだ。」と同じ現象がモモジャンを通して発生する可能性もあるってことじゃないですか!!!
将来「モモジャンに憧れて声優始めました!」「モモジャンに憧れてアイドル始めました!」って人が出てきただけでもう涙が止まらなくなると思います。
さっきからずっと思ってるんですけど、この記事って記事として成立してますか?
なんかもうオタクがライブ後の飲み屋で駄弁った内容が文字起こしされてるだけじゃないですか?
そんな疑問は一旦置いといて、今回のライブで驚いた点をひとつ挙げるとすれば、「あくまでこのライブもプロセカの世界で起きている出来事」というプロセカ文脈に乗せられている点です。
プロセカのライブは演者が直接出てきて歌って踊るのではなく、全てのキャラがゲーム内と同じく3Dモデルでステージ上に出現する。プロセカが「ボカロと共に歌って踊る」ゲームであるからこそ、ボカロと生身の人間が同じステージ上に立って浮いてしまうことを避けるためでもあり、「キャラクターがステージ上に立っている」ということを強調するためでもある……どちらにせよ新時代のライブ形態を感じさせます。
そんな今回のライブは、設定上は「幕張メッセに集った観客が初音ミクに導かれ、プロセカの『セカイ』を巡る」というストーリーになっているため、モモジャンとも「ステージのセカイ」に招待された観客がモモジャンの4人と出会う……という体になっている。キャラクターが3Dモデルでステージに立つからこそ、リアルライブでもゲーム内の文脈に乗せてストーリーを展開できるこの手法には驚かされました。
ミラクルへ! Go Go Go!!
エスコート! 一緒に~!?
We are アイドル新鋭隊! L・O・V・E!!
MORE MORE JUMP!!
もし叶うならこの先の世界を知りたい、行きたい、Ready Steady「Vivid BAD SQUAD」
彰人~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!
冬弥~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!
俺だ~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!
どうせプロセカ知ってる人以外この記事見ねえんだからと言わんばかりに先ほどから好き放題書いてますが、もしかしたら血迷った70代のおじいちゃんがネットサーフィンの末にこの記事に辿り着いている可能性が完全に0%とは言い切れないため、もう少し落ち着きましょう。
いやでも彰人と冬弥の顔、良すぎ!!!!! ビビバス出てきた瞬間に顔面良すぎて桂文枝ばりの勢いで椅子から転げ落ちるかと思ったわ!!!!!!!
えっ? こいつらこんなにカッコよかったっけ? 夢女になっちゃう……。
アタシ、次のバレンタインで彰人くんにチョコ渡そうと思ってるんだ……。
今回「Vivid BAD SQUAD」の4人が披露した楽曲は「Ready Steady」「シネマ」「Just Be Friends」「フラジール」の4曲。特に「シネマ」はYOASOBIのAyase氏が作詞作曲を担当した名曲。
ゲーム内MVも中々に気合が入っていてビビバスでも特にお気に入りの1曲です。つか、知ってるコンテンツのライブに初めてちゃんと参加したから今分かったけど、自分の好きな曲がセトリに入ってるとめちゃくちゃ嬉しいなこれ!?
しかし同時に生「フラジール」も中々にエグイ!!! 杏とこはね、彰人と冬弥の2セットでちゃんと2曲用意するとか、分かってんじゃねえか!!!
先ほどから顔面が良いとしか言っていませんが、少し真面目な話をすると今回のライブ用に用意されたモデルの出来が恐ろしいほど良い。
プロセカはゲーム内3DMVで使われているモデルもかなり気合が入っていますが、今回のライブで使われていたモデルはそれ以上の完成度。杏のキレのあるダンス、彰人の良すぎる顔面、こはねの可愛らしい表情、彰人の良すぎる顔面、冬弥の美しい動き、彰人の良すぎる顔面……どのシーンを切り取ってもそこにキャラクターが実在しているかのようなハイクオリティ。
モデルの完成度の高さと、キャラクターに合わせたそれぞれの動きが、ステージ上に映し出された3Dのモデルに「命」を吹き込んでいます。Vivid BAD SQUADは最もダンスが激しいユニットなので、特にここのライブ用モデルの気合の入り方が目立っていました。
東雲彰人のかっこいい服……東雲彰人のキレッキレのダンス……東雲彰人の良すぎる顔面……東雲彰人役今井文也さんの美声……ああ、東雲彰人……。
えっ、今彰人私に目線送った!? 今目線送ったよね!?!?