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忍者2Dアクションゲーム、「ジャンプのみ」で進んでいくでござる。現在開発中の『Ninja or Die』を体験会でプレイしたらスピーディなアクションとドット絵が爽快だった

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 個人ゲーム開発者のNao gamesは6月26日、コナミデジタルエンタテインメントが主催するインディーゲーム展示会「Indie Games Connect 2022」にて、現在開発中のゲーム『Ninja or Die』を出展した。

 本作は日本初のインディゲームインキュベーションプログラム「iGi」の第1期奨励タイトルのひとつで、独特のアクションとビビットなビジュアルが特徴の2Dアクションゲームだ。会場では本作の最新バージョンが試遊できたため、そのゲーム内容をお伝えしよう。

『Ninja or Die』の「Indie Games Connect 2022」プレイレポ。忍者2Dアクション_001

 本作でプレイヤーは忍者となり、階層に分かれた横スクロール型のステージを走破していくことになる。もっとも特徴的なのは、「選んだ方向に忍者がジャンプする」という移動と攻撃を伴ったアクションのみで進行する点だ。

 プレイヤーはマウスおよびコントローラーで方向を指定し、ボタンを押すと忍者が指定した方向にジャンプするという仕様になっている。ジャンプ中に敵に接触すると、自動で攻撃が発生する仕組みだ。

『Ninja or Die』の「Indie Games Connect 2022」プレイレポ。忍者2Dアクション_002

 操作には若干の慣れが必要だが、「敵に接触すると自動で攻撃する」システムにより、スピーディーで軽快な戦闘が味わえる。

 また、ジャンプボタンを長押しすることでタメが発生し、チャージが完了すると攻撃が強化される。ジャンプの飛距離も飛躍的に向上し、時間の流れも遅くなるため、ステージの攻略に有効。また、チャージ完了時に背景に満月が浮かび上がる演出もプレイヤーのテンションをアゲてくれるはずだ。

『Ninja or Die』の「Indie Games Connect 2022」プレイレポ。忍者2Dアクション_003

 フィールドには消費して遠距離攻撃がおこなえる忍具や忍術、攻撃力を上げる装備アイテム、好きなタイミングで使用できる回復アイテムが配置されている。アイテム数は比較的多いため、ゲームプレイはテクニックを磨いてストイックに攻略していくことも、回復アイテムを活用してカジュアルに遊ぶことも可能となっている。

 ステージギミックには通常の敵キャラクターのほか、強力なボス、プレイヤーにダメージを与える大鎌やトゲ、ステージ下から自動スクロールで迫ってくるトラップなどがよういされている。開発者のなお氏のTwitterによれば、このほかにも様々なステージギミックが用意される予定であり、製品版ではより表情豊かなステージが楽しめるだろう。

 このほかに、ゲーム開始時に用意されている「はじまりの村」にはステータスを強化できる「闇医者」や武器性能を強化する「鍛冶屋」、武器の隠された性能を解放する「鑑定所」が用意されている。

 くわえて、いかに下層へ進行できるかを目指す「無限井戸」、上層を目指す「無限望楼」、横方向に進んでいく「無限回廊」が用意されており、メインストーリーを進めつつ、息詰まったら性能を強化したり、各種「無限」モードで息抜きをしながらゲームを進めていこう。

 本作の体験版は、Nao Gamesの公式サイトよりプレイおよびダウンロードが可能だ。体験版の対応プラットフォームはPCのブラウザ、Mobile、Windows、Mac、Linuxとなっている。

 体験版では忍者のほか芸者武者が使用可能だが、正式リリースの際には4人以上のプレイアブルキャラクターが用意される。

 近年では個性的なシステムで展開する2Dアクションゲームが数多く登場している。10年以上ゲーム会社に勤めていた作者がひとりで開発の全てを担当する本作は、2015年にリリースされた下方向におり続ける2Dジャンプアクション・シューティングゲームゲーム『Downwell』の逆バージョンとして開発をスタートしたという。

 なお氏に話をうかがったところ、「選んだ方向に忍者がジャンプする」というシステムは開発当初から実装しており、開発していくなかで肉付けされ、現在のスタイルとなっていったとのこと。正式版の対応プラットフォームはPC(Steam)Nintendo Switchで、発売時期は来年の前半を目指しているという。

 なお氏の公式Twitterでは開発の進捗を報告しているため、興味がある読者は体験版をプレイしたり、Twitterをチェックして正式版の発売を待とう。

『Ninja or Die』の「Indie Games Connect 2022」プレイレポ。忍者2Dアクション_009
編集者
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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