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『ソニックフロンティア』が25%から30%オフに。買おうかどうか迷っている人に向けて「定価だとしてもお得」(セールならさらにお得)と思った理由を書いてみた

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 2022年も残すところあとわずか。2022年は年明けから『Pokémon LEGENDS アルセウス』『エルデンリング』を皮切りに、その後も『星のカービィ ディスカバリー』『スプラトゥーン3』『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』など、ビッグタイトルの発売が続きました。

 石油王くらいの財力があればすべてのタイトルを躊躇なく購入できるかもしれませんが、人類のほとんどは石油王ではありません。つまり、人類のほとんどはゲームを買うときに多かれ少なかれ「買うべきか否か」という葛藤が生じているはず。そこで筆者は問いたい。

 11月8日に発売された『ソニックフロンティア』を買おうかどうか迷っている人はいませんか? と。

 正直なところ迷っている人はけっこういるのではないでしょうか。『ソニックフロンティア』は従来のソニックと雰囲気も異なるため「いったん待ってみようかな」と様子をうかがっている人もいると思います。

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物悲しい雰囲気が漂う『ソニックフロンティア』

 なにより11月って、年末に向けて財布の紐が固くなりがちじゃないですか。しかも『ソニックフロンティア』の発売から10日後の11月18日には『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』が発売されるというスケジュール。

 筆者は石油王でもないのに『ソニックフロンティア』も『ポケットモンスター バイオレット』も購入しましたが、ここで『ソニックフロンティア』をまだ買っていないという人に朗報をお届けしましょう。

 なんと、年末年始のセールで『ソニックフロンティア』が安くなりました。割引率は下記。

25%オフ:PS版、Nintendo Switch版 
30%オフ:Xbox版、Steam版

詳しくはこちら:https://sonic.sega.jp/SonicFrontiers/information/221221.html

 とはいえ! いくらセールになったからといって、いきなり「じゃあ買おう」とはなりにくいもの。定価でもセールでも「その金額を払う価値があるかどうか」を吟味したいわけですから。

 最初に結論から言ってしまうと『ソニックフロンティア』は「めちゃくちゃ豪華でお得」と筆者は感じました。

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 そこで本稿では『ソニックフロンティア』を定価で購入した筆者が「(定価だとしても)お得だな」と思った理由を、偏った視点から紹介いたします。つまりセールで買ったらもっとお得ってこと。

記事内において『ソニックフロンティア』のゲーム性についてはほぼ触れないため、あらかじめご了承くださいませ(じゃあなにに触れるの……?)。ゲーム性については下記の記事をご覧いただけますと幸いです。

ソニックで遊んだことのない初心者が「セガ・オブ・アメリカ」の招待を受け、なぜかハワイの青い海を目の前に朝から晩まで『ソニックフロンティア』を試遊する話

文/柳本マリエ

※この記事は『ソニックフロンティア』の魅力をもっと知ってもらいたいセガさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。


10年以上も動かなかった心がいとも簡単に動かされる

 『ソニックフロンティア』はとにかく音楽がいい!

 ↑このように切り取ると、おそらく「音楽がいいゲームは山ほどありますが?」と思うでしょう。もちろん、ゲーム音楽には数え切れないほどの名曲が存在しています。かくいう筆者もこれまで多くのゲーム音楽に触れてきました。ただそのうえでもう1回言わせてください。

 『ソニックフロンティア』はとにかく音楽がいい!

 筆者がゲーム音楽を好きになるときは「そのシチュエーションありき」です。それがストーリーで流れる挿入歌なのか、戦闘パートのBGMなのか、日常パートのBGMなのかはさておき「ゲームのプレイ体験とともに好きになる」という場合がほとんど。

 ところが『ソニックフロンティア』は違ったんです。楽曲のかっこよさに思わずプレイの手が止まってしまうほど衝撃を受けました。衝撃の詳細は下記の記事に書いたのでよろしければご覧ください。

 ゲーム音楽というのは、そのゲームのコンセプトを伝えたり、没入感を高めたり、さまざまな役割があると思います。『ソニックフロンティア』の音楽もメインテーマ「I’m Here」からは “静” と “動” のコンセプトが伝わってくるし、ボス戦で「Undefeatable」や「Break Through It All」が流れるとブチ上がる。

 しかしながら、そういったゲーム音楽においての役割の前にまずシンプルに楽曲としてめちゃくちゃかっこいい。2010年以降の音楽に心を動かされなくなってしまった筆者の空白の10年間を『ソニックフロンティア』は一瞬で拭い去ってくれました。

 このように最初は「I’m Here」や「Undefeatable」を聴いた瞬間(開始1秒目から)2000年代のポスト・ハードコアを彷彿とさせるサウンドに心を持っていかれた筆者ですが、『ソニックフロンティア』の音楽がすごいところは「完成された楽曲」だけではありません。

ソニックシリーズのボーカル曲はイレギュラーな作り方をしている

 そもそもソニックシリーズのボーカル曲は「ゲーム側のコンポーザーが曲を作り、海外のアーティストに作詞と歌唱で参加してもらう」という作り方をしていました。

 開発のいちばん近くにいるコンポーザーが「このゲームにはどんな曲が合うのか」を理解したうえでベストな楽曲を作る→そしてその曲のポテンシャルを最大限に引き出してくれるシンガーを起用する、という流れ。

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 たとえば『ソニックフロンティア』でいうとボス戦の戦闘曲「Undefeatable」はサウンドディレクターの大谷智哉氏【※1】が曲を作り、Sleeping With Sirens【※2】のシンガーであるKellin Quinn(ケリン・クイン)が歌っています。まずこの時点で熱い。

※1:大谷智哉氏
1999年セガに入社。『ソニックアドベンチャー2』からソニックシリーズの楽曲を担当している。

※2:Sleeping With Sirens
アメリカのオーランドで結成されたポスト・ハードコアバンド。

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Sleeping With Sirens(画像はTwitterより)

 しかしながら筆者が震えたのはここから。
 なんと大谷氏は第1島クロノス島のボス戦に「Undefeatable」、第2島アレス島のボス戦に「Break Through It All」、第3島カオス島のボス戦に「Find Your Flame」という曲を作り、そのすべての楽曲のシンガーにSleeping With Sirensのケリンを起用しています。

大谷氏:
 ボス戦の曲はいくつかあって「ひとつのバンドがアルバムにいろんなタイプの曲を入れる」みたいな構成にしたいと思って作りました。

 もはやEPのリリースではないでしょうか。豪華すぎて震えました。「Undefeatable」「Break Through It All」「Find Your Flame」とボス戦3曲をぶち込まれ、この時点で『ソニックフロンティア』(定価)の元は取れていると言っても過言ではありません。

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 なぜそこまで言うかというと、これらの楽曲は一方的な「提供」ではないからです。「ゲーム側のコンポーザーが曲を作り、海外のアーティストに作詞と歌唱で参加してもらう」という作り方で生まれた奇跡みたいな楽曲で、筆者はそこに唯一無二の価値を感じました。

 しかもこれらボス戦の戦闘曲やメインテーマ曲には9弦ギターが使用されているんです(一般的なギターの弦は6本)。9弦ギターは見た目に反して(?)とても繊細らしく、収録も大変だったとのこと。そのおかげで重厚なサウンドが生み出されているわけです。ありがたや……!

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ギタリスト MEGさんが奏でる9弦ギター(画像は『ソニックフロンティア』サウンドトラック発売記念!スペシャル生放送 – YouTubeより)

 9弦ギターは「『ソニックフロンティア』サウンドトラック発売記念!スペシャル生放送」のアーカイブで確認することができるのでぜひ。

 この生放送はサウンドディレクターの大谷氏をはじめ『ソニックフロンティア』の楽曲制作に携わっている方々がとてもわかりやすく紹介されているので必見です。

8000円のサウンドトラック「Stillness & Motion」を開封してみる

 さて、ここからは12月7日に発売された『ソニックフロンティア』のサウンドトラック「Stillness & Motion」(全150曲 CD6枚組)を開封したいと思います。

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「Stillness & Motion」

 「Stillness & Motion」の内容は下記(筆者私物)。

・CD6枚組
・メインテーマ「I’m Here」含む、ゲーム中BGM全150曲収録
・DVDサイズクリア三方背ケース収納
・6枚組デジスタック仕様
・40ページブックレット
・作家陣による楽曲解説、プロデューサー、ディレクター陣によるコメンタリー掲載

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本当にサウンドトラックなの……?(厚)
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40ページのブックレットには全150曲分の解説つき

 ブックレットはかなり読み応えがありました。『ソニックフロンティア』のいちばん古いデモは2018年だったそう。ひとつ注意点として、曲名でストーリーの展開が予測できるためネタバレをしたくない人はお気をつけください。

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 いまご紹介したサウンドトラック「Stillness & Motion」ですが、価格は8000円(税込)となっております。ここで冷静に考えてみましょう。現在セール中につき『ソニックフロンティア』のゲームソフトが5000円ほど。

 じつはゲームソフトのほうがだいぶ安いんです。ゲームの中にはサウンドトラック「Stillness & Motion」に収録されているすべての曲が入っているため『ソニックフロンティア』を遊べばゲームも楽しめるし曲も聞けるしめちゃくちゃお得じゃないですか?

 筆者がボーカル曲以外の音楽で感動したところはカオスエメラルドの取得タイミングでフィールドの音楽もつぎの段階へと変わるところ。カオスエメラルドという宝石を集めていくことでストーリーも進展するので、音楽もじんわり変わっていくんです。そのグラデーションがとても美しい。プレイ体験とともに印象に残る音楽だと思いました。

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ちなみに、BGMがより堪能できるようになるアップデートも予定されているとのこと

ソニックよ、それは誤解を生むのでは……?

 最後に少しだけ、『ソニックフロンティア』を自宅でゆっくり遊んだときに感じた個人的な感想を書いておきます。

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セージにハート(メモリーアイテム)を送るソニック
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エミーにハート(メモリーアイテム)を送るソニック

 ソニックそれ大丈夫……? 誤解が生まれない……?

 すでに誤解が生まれていそうですが、筆者は『ソニックフロンティア』をまだクリアできていないので、年末年始にこの関係の結末をしっかり見ておこうと思います。


 なにかと物入りになる年末年始。筆者は年末になると「美容院納め」「ネイルサロン納め」「まつパ納め」など美容関係に予算を割きがちになるのですが、同じようなお金を払って繰り返し遊べるゲームはコスパがいいと思いました。

 『ソニックフロンティア』は壮大な世界を自由に走り回れるし、時間の概念もあるので景色の移り変わりにも癒されます。そこに美しい音楽も加わってくるので満足度が高い。さらにストーリーの展開がまったく予想できないのでとてもわくわくしています。

 普段なかなかゲームに時間を費やせない人も、この年末年始に遊んでみるのはいかがでしょうか。

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2010年以降の音楽に心を動かされなくなってしまった元エモキッズが『ソニックフロンティア』のメインテーマと巨神戦の曲が秘めるポスト・ハードコア性に開始1秒目から心を持っていかれた話

『ソニックフロンティア』の楽曲にはどのような要素が詰め込まれているのか。そしてどのように起用するアーティストを選んでいるのか。本稿では、ポスト・ハードコアなどの音楽ジャンルから “聴く”『ソニックフロンティア』をお届けしていこう。

編集部
幼少期からホラーゲームが好き。RPGは登場人物への感情移入が激しく的外れな考察をしがちで、レベル上げも怠るため終盤に苦しくなるタイプ。自著『デブからの脱却』(KADOKAWA)発売中
Twitter:@MarieYanamoto

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