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編集部から「2万円でPS5の好きなゲームを買っていい」と言われたので『龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル』で勇者になる。ファイナルヤクザファンタジーで『ドラゴンクエスト』できるRPG

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ロマンシングシノギ バカミタイソング

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 『龍が如く7』を買っておくと、安田顕が熱唱している姿をいつでも見ることができる。

 そしてこの辺りから、サッちゃんこと向田紗栄子も仲間に加わり、本格的に『龍が如く7』の本筋が展開されていきます。

 何者かに殺害された一番たちの就職先の風俗の店長、伊勢佐木異人町を牛耳る「異人三」こと「星龍会」「横浜流氓」「コミジュル」の3つの組織、昭和から続く「偽札」の謎…………このゲーム、とにかくストーリーが面白い。ずっと面白い。

 やっぱり私がRPGに最も求めるのは「ストーリーの面白さなのですが……『龍が如く7』のストーリーは相当面白いと思います。まず「店長の仇を取ってやる」という目的がハッキリしているところから、次第に大きな事件へと巻き込まれる。ああいう勇気は匹夫の勇。

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 金金金! 極道として恥ずかしくないのか!?

 ……って感じですが、この「偽札」を巡り、一見ストーリーに関係ないホームレスだと思われていたナンバの過去や、敵キャラだと思われていた「異人三」の面々のバックボーンも明かされていく……。

 (偽札)見つけたよ! 誰にも渡さないよ! これで大金持ちだよ!!

 そして私が特に触れたいのが、この「趙天祐」

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 セクシーすぎません?

 こんなのハイローのキャラじゃん。ひとりだけLDHから連れてきました? で、この人CV:岡本信彦ですからね。趙天祐は異人三の一角でもある「横浜流氓」のボス。この見た目で中華マフィアのボスですからね。もっと多感な時期に趙さんに出会っていたら人生を破壊されていたかもしれない。

 やっぱりRPGには「魅力的な敵キャラ」も欲しい。『龍が如く7』にはそれもある。プレイ当時の私はこの辺りから段々「あれ、もしかして面白いRPGなのでは……?」と思い始めています。「まだ認めてなかったのか!?」というツッコミもあるかもしれないんですが、まだ認めてません。

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 そしてさっきチラッと出ていたカラオケができるバーでは、パーティーメンバーとの「絆ドラマ」を楽しむこともできたりする。この絆ドラマを進めると「新たなジョブが解禁」「使える技が増える」みたいな特典もあります。これなんてコープ?

 ほんでこの絆ドラマも面白いんですよね。私がRPGに欲しいと思ってるものが大体入ってる。特に足立さんの「刑事時代の自分のミスで冤罪になり、自殺してしまった男の息子の夢を叶えるためにお金を送り続けている」という絆ドラマはホントに泣いちゃう。意外とこういう浪花節に弱いです。隆史……隆史お前司法試験受かって良かったなぁ……!!

 一方でナンバの絆ドラマは「うっかり店の高級ウィスキーを飲んでしまった」というしょうもない始まりだったりする。もちろんナンちゃんの絆ドラマも好きですよ?

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何気にゲーム好きが見え隠れするハン・ジュンギの絆ドラマも好きです。

異人サーガⅢ ~ハン・ジュンギはかく語りき~

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 酷い町だろ、ここは!!(天の聖杯)

 え、それサーガじゃなくてブレイドの方……? じゃなくて、今チラッと出ていた「ハン・ジュンギ」も仲間として加入! 一番たちの敵対組織でもあった「コミジュル」の参謀でもある彼がパーティーメンバーになっちゃいます。熱い、熱すぎる。

 私がRPGでやってほしい108のコトの項目のひとつにある「何回か戦った敵キャラがプレイアブルとして加入する」をしっかりやってくれる。CV:中村悠一のキャラはなんぼパーティーメンバーにいてもいいですからね。

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 そして趙さんも加入!!

 気が……気が狂ってしまう……。このビジュアルで青龍刀使いは流石に性癖盛りすぎじゃないですか?

 パーティーメンバーが増えた辺りから、グッと戦術の幅が広がり始めます。あとやっぱ新キャラが入ると戦闘が楽しい。個人的にですが、『龍が如く7』のバトルシステムはかなり気に入っています。まぁ実際シンプルなターン制バトルではあるんですが、それがなんだかんだ面白い。

 そして純粋に、「触っていて飽きない戦闘」なのが大きいポイントだと思います。それぞれのキャラクターの個性を盛り込んだ必殺技である極技も使っていて楽しいし、ダウンしている相手に攻撃を加えると火力が上がるシステムも爽快感がある。

 そんなに目新しさはないしぶっちゃけ見覚えあるけど、手触りがとにかく良い。遊びやすい。あと何より……「割と適当にやっても勝てる」のが嬉しいところです。

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 「適当」というとあんまり良い印象の言葉ではないかもしれませんが、この「あまり性能を意識せず、自分の好きなキャラと自分の使いたい技を活躍させられる」くらいの戦闘バランスと、ちょいちょい壊れた技があることによる程よい「無双してる」感が楽しいです。

 もちろん戦闘の歯応えがあるRPGも好きなんですが、どちらかというと『龍が如く7』は「キャラを見せるゲーム=好きなキャラで暴れたい」ゲームだと思うので、このくらいのバランスが触っていて気持ちいいです。ホントに直球で言っちゃうなら、「RPGのバトルで得たい気持ち良さのアベレージを、ちょうどよく味わわせてくれる」感じです。

 特にアイドルが使える「メロメロタイフーン」がアホほど強い。敵全体の防御力を下げて、敵全体に確率で「魅了(行動不能)」状態を付与する。なんだこれ。正直メロメロタイフーンがなかったらこのゲームクリアできなかったと思います。

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PS5のDualSenceコントローラーによるハプティックフィードバック……「細かい感触や振動」を再現するあの機能にもしっかり対応。戦闘中の殴ったり蹴ったりする爽快感がしっかり手元にフィードバックされます。
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 そしてハン・ジュンギもやたら強い。普通にハジキ取り出して全体攻撃するし、毒とか麻痺とかも付与できる。

 理屈はよくわからないんですが、一番低燃費なはずの「ホールドブロウ」も何かメチャクチャ強い。もう何人のヤクザの首を掴んで顔面殴ったかわからない。正直ホールドブロウがなかったらこのゲームクリアできなかったと思います。

 あとはやっぱり「極技」。どういう理屈なのか分からないけどナンバが飛び上がって魔方陣を出しながら紫焔をまき散らしたり、どういう理屈なのか分からないけど足立さんがすごい勢いで回転しながら暴れたり、どういう理屈なのか分からないけど人工衛星からサテライトキャノンが飛んできたりします。もうなんでもツッコんでもらえると思わないでください。

 この極技の異常なまでの「誇張感」、絶対にどこかで見たことがあると思ってたんですが……なんか『甲虫王者ムシキング』っぽいんですよね。セガだし。『ムシキング』「虫がこんな動き出来るわけねえだろ!」という常識が100周ぐらい回った面白さを久々にこのゲームで感じました。正直極技がなかったらこのゲームクリアできなかったと思います。

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本当に細かい箇所かもしれませんが、PS5の動画撮影機能は「15秒前」「30秒前」「1分前」と、かなり細かく刻んで動画撮影できたりする……ので、この記事で貼ってるスクショや動画の撮影において割と助かってます。「極技」はいろいろな意味で映えるので、そういう意味でも助かる……かも。

 さらに直接お金を払ってヘルプを呼べちゃう「デリバリーヘルプ」。略してデリヘル。もう! 一番のスケベ! 私エロいの嫌です! ……とか言いながら、これはもはや「召喚獣」とも言える強力さ。

 お金を払うことによって、戦闘中に強力なヘルプキャラクターを呼び出すことができる。HPを回復してくれるニワトリから、巨大な虎に変貌してスーパーねこパンチを繰り出す「ロブソン(ねこ)」を呼び出すこともできる。わたし、召喚士になれました! 正直デリヘルがなかったらこのゲームクリアできなかったと思います。

 さっきから何回「このゲームクリアできなかったと思います」って言うんだよって感じかもしれませんが、そのくらい全ての要素がしっかり活かされてるバトルシステムということです。

 壊れた技もあるし、デリヘルもやたら強い。でも、それら全てを使いこなさないと勝てない場面もある。『龍が如く7』のバトルはRPGにおける「このくらいのバトルだとちょうどよい」の適温を遊ばせてくれる心地良さがあります。まぁ、敵は鉄球クレーン車とかになってくるんですけど……

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 なんなんでしょうね、このゲーム。

ファイナルヤクザファンタジー7 東城のヴィランズ

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この異人三のトップ3人が飯食ってるシーン、マジで好きです。

 そしていよいよ物語も終盤に突入する12章では、なんと「300万円」の資金を集めなければならない。ミンサガのアイスソード2万金のように、本当に300万円を集める必要があります。自販機の下に転がっている硬貨に一喜一憂していた序盤からは想像できない金額です。まさに成り上がりストーリー。

 ではその300万をどこから調達するのか?

 そう、ここでは伊勢佐木異人町の各地に転がっているサブクエやミニゲームをこなす必要が出てくるのです。終盤に突入する前の飛空艇解禁って感じですかね。そしてやっぱり触れずにはいられないのが「ドラゴンカート」

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 もはやRPGですらねえ!!!

 もう何もツッコまないからな。車に乗って伊勢佐木異人町を駆け巡るドラゴンカート。何か見覚えのある画面で加速やドリフトや妨害アイテムを駆使し、横浜最速の男を目指しましょう。いやしかし、無職の一文無しからここまで来るとは……なんだか感慨深いです。

 この辺りから伊勢佐木異人町を移動するために「タクシー」を利用するようになったのですが、「序盤はお金がなくてワープするために何百円払うのすら惜しかったタクシーを、ゲームが進んでお金が入るようになって普通に使い始める」というゲームプレイ側で「成り上がり」を味わわせてくれるのが中々面白い点です。

 ルーラに相当するタクシーがそのまま「お金が入った」ことを実感させる装置になっている。あと単純にPS5はロードが早いので、タクシーのワープもササっと終わります。

 バッティングセンターで高得点を目指したり、映画館で睡魔と戦ったり、ネコを探したり、カッパの像を探したり…………これノーヒントで押入れのカッパ気づけた人いるんですかね?

 とにかくたくさんのサブクエストやミニゲームをこなし……そうミニゲーム!

 ミニゲームと言えば!!

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『FF7 リメイク』公式サイトより

 『FF7 リメイク インターグレード』ですね! こちらもセールで44%オフの5531円でした。既に遊ばれた方にはなんとなく伝わると思うんですけど、このゲームも結構ミニゲームが豊富なのです。え、なんでミニゲームが豊富なのか? さぁ、なんででしょうね?

 とにかく『FF7リメイク』もクラウドがスクワットするミニゲームだったり、ミッドガルをバイクで爆走したり、何か手もみ屋に入ってクラウドが気持ちよさそうにしてたり、こちらも『龍が如く7』に負けず劣らずの手数を誇っています。

 ……っていうか、『FF7リメイク』の発売当時に「龍が如くをFFでやってるみたいだ……」というコメントをいくつか見ていたのですが、当時の私は『龍が如く』をほぼプレイしていなかったので、あまり意味を理解できていませんでした。

 ホントに龍が如くをFFでやったみたいなゲームでしたね。今考えてみれば相当「ソルジャーが如く」だったかもしれません。逆に言えば『龍が如く7』がファイナルヤクザファンタジーとも言えるかもしれません。

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このPS5版の『FF7R インターグレード』ではユフィを主人公として操作する新規エピソードを遊べるのですが、実は私がFF7Rを遊んだのはPS4版でこの新規エピソードだけ遊べていなかったので、セールで安く買えてよかったです。『FF7 リメイク インターグレード』公式サイトより

 で、結果的には『龍が如く7』『ドラクエ11S』『ペルソナ5R『FF7R インターグレード』がセールを駆使して2万円以内で買えちゃいました。

 2万円あれば大作RPGが4本買えちゃうんですね。記事が出るころにはセール自体は終了しちゃってると思われるのですが、結構PSストアはこの手のセールを積極的にやってるのでこれからもお見逃しなく。

 比較的PS5も供給が安定してきた……というか、都内のヨドバシで普通に在庫が残ってたりするところを見かけたりするような気がします。新しくPS5を購入される方は、『龍が如く7』を遊んでみてはいかがでしょうか。

 今回紹介しているインターナショナル版は元の『龍が如く7』では有料DLCだった「PREMIUM NEW GAME」「スーパー・ファイナルミレニアムタワー」も最初から追加されているので、既に他のハードで1周クリアしてる方にもオススメかもしれません。

 「あからさまな宣伝パート!」って感じですが、まぁ安いもんは安いのでありがたいです。各ソフトウェアパブリッシャーさんがガンガン値引きしてくれることを願いましょう。

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 そして300万円を手にした一番たちは伊勢佐木異人町を飛び出し、荒川の親っさんが待つ大阪・蒼天堀へ!
 
 実は東城会は完全に滅んだわけではなく、近江連合と同時に解散宣言を出すために雌伏の時を過ごしていた。まさに東城のヴィランズ。「東城会」と「近江連合」の2大極道組織の解体が行われることそのものに新時代の到来を感じさせる。お前が……闇の戦士になるのだ。

 そして現れる真島吾朗と冴島大河!

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 え、出るの!?

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ライター
転生したらスポンジだった件
Twitter:@yomooog

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