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SFとかでよく見る「空中に浮くウィンドウを操作する」アレ、マジで出来ます。超未来ARグラス「Nreal Air」を触ってみた

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Nreal Air:Nintendo Switch編

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 Switchをドックに挿す! HDMIでアダプターとNrealを繋ぐ! 接続完了!

 ……ってな感じでNintendo Switchとも接続完了です。

 何気にこのNreal Airのウリでもある「性能に反する身軽さ・気軽さ」と最もマッチしているのはNintendo Switchなのではないか……と考えています。基本的にSwitchもカンタンに起動できて、持ち運びもしやすい。そしてNrealもカンタンに接続できて、持ち運びしやすい。

 この「携帯性」の点で、Nreal AirとNintendo Switchはかなりの相性の良さを発揮してくれます。電源さえあれば、屋外でも130インチの画面でSwitchのゲームをプレイできちゃいます。

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 ところでこのNreal Air、「一体どこから音が出るのか?」が気になっている方も割と多いのでは?  

 なんと普通のメガネで言うところの「つる」の部分に相当する箇所に空間音響スピーカーが搭載されており、これだけの小ささであるにも関わらず結構いい感じの音を出してくれるのです。しかも意外と音漏れしません。これが空間音響パワーってコトなんでしょうか……。

 早速『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』を起動して、いろいろなBGMを聞きに行ってみたのですが……結構いい感じの音質なんですよね。多分スピーカーに詳しい人は「結構いい感じの音ってなんだよ!」と私の語彙力のなさに失望しているかと思いますが、とにかく結構いい感じの音です。

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 Nintendo Switchは携帯モードでプレイした場合、基本的には目の前の本体から音が流れます。ただ、Nreal Airの場合は左右にある空間音響スピーカーから音が流れるので感覚的にはイヤホンやヘッドホンを付けているような状態でゲーム音楽を堪能できちゃいます。

 個人的には「Nintendo Switch Online」の加入特典でプレイできるゲームボーイとゲームボーイアドバンスをNreal Airに接続して遊ぶのが結構面白かったです。ゲームボーイの画面が……まさかの130インチのARモニターとして部屋に浮かんでいる。『星のカービィ2』も130インチの大画面で遊べます。すごい時代です。

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 そしてこれは応用編……のようなものなのですが、最近発売されたFEシリーズの最新作、『ファイアーエムブレム エンゲージ』には「お目覚め会話」という機能が搭載されているのです。端的に言うと、「主人公が拠点で寝ると仲間キャラが起こしにきてくれる」機能です。

 まぁそれだけだと一見どうでもいい機能かもしれませんが、このお目覚め会話時のボイスはいま流行りのASMR的なアレなのです! つまり……左右から聞こえてくる音が立体的! 美少女が、ASMRで、起こしにくる! なにこの機能?

 そしてこのお目覚め会話を左右に空間音響スピーカーが搭載されているNreal Airで聞くと………………

 ウォッ、これスッゲ…………………………………………

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Nreal Air:iPhone編

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 まぁさっきから何回も書いてますが、Nreal Adapter側の端子をLightningケーブル対応のものに取り替えることでiPhoneなどのApple製品にもカンタンに接続できてしまいます。うん、もうみなさんもとっくに聞き飽きてきてると思うんですが、iPhoneのゲームも130インチで遊べます。

 ここからはさらなる上級応用編と行きましょう。こちらも先ほどから何回も書いていますが、やはり私の個人的な見解として、Nreal Airの最も優れた点は「身軽に・気楽に付けられる=好きな姿勢で130インチの画面と立体音響を楽しめる=寝ながら最高の状態で遊べる」ということだと考えています。

 そこで用意したのが『Fate/Grand Order』……の高杉さん!

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 だからつまりですよ、こんな風にマイルームに高杉さんを配置して、そんでNreal Airと繋げますよね? それで高杉さんのボイスを再生して、私がNreal Airを付けたまま横になる!

 はい、高杉さんと寝てる状態ですね。

 あれ? ボクって天才? 高杉晋作、俺の横で寝てるけど? CV柿原徹也、立体音響で聞けちゃうんだな! おもしろきこともなき世をおもしろくってこういうコトだったんですね、高杉さん!

 コラそこ、「別にiPhoneじゃなくてもいいだろ」とか夢のないことを言わない!!

 あとは……あとはなんでしょう……私がやってるスマホゲームってあとは『ブルーアーカイブ』くらいしか…………そうか、この状態で横になれば…………

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 フハハハ、フハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!

Nreal Air:おでかけ編

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 多分ガジェット界隈の方々は「オタクが触ると結局全部こうなるんだ……」と失望されている真っ最中かと思いますので、最後にもう少しNreal Airの実用的な使い方を紹介しておきましょう。

 ……と、言うことで室内を飛び出して目黒川沿いにやってまいりました。撮影時期はちょうど桜が満開でした。フォトジェニックですね。こんな咲き乱れる桜の中で起動するのがARメガネ……ってもうこれどういう状況なんでしょう。

 早速Nreal Airを起動しましょう! 明らかに周りに観光しにきた人とかお花見しにきた人とかがいても気にしてはいけません! 明らかに周囲から「なんかメガネとスマホ繋げてるヤツいるんだけど……」という都会の冷めた視線が飛んできていても耐えしのぐしかありません!!

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出先でNreal Airを使用する時のイメージはこんな感じ。この「宙にウィンドウが浮かぶ」という絵面は外だとより未来感が高まります。

 先ほどからとにかく「セッティングの簡単さ」をプッシュしている通り、やはりNreal Airの使いやすさは外出先でこそ、その真価を発揮するのかもしれません。ARグラスがひとつあれば、いつでもどこでもスマホを130インチから201インチの画面にできてしまいます。

 「周囲からは画面を見ることができない」という情報の秘匿性(?)の観点から考えても、カフェでの作業や、電車などの移動中の作業にも結構向いているかもしれません。

 ただ、周囲の目を気にしなければですが…………………

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 さて、スマホやゲーム機との接続から出先での使い方まで、無限に広がるNreal Airの可能性を紹介してきましたが……結局みなさんが最も気になっているのは「で、いくらすんの?」でしょう。

 こちらのNreal Air……単体では税込45,980円となっております!

 「まぁ、別に高くも安くも…………」って感じですが、思ったより手に取りやすい金額な気がしませんか? なんかもっと10万とか20万くらいのバカ高メガネでズコー!する未来を想像していた時に比べると……まぁ、別に買えなくもない金額な気がしませんか?

 ちなみにARグラス業界ではNreal Airはこの手に取りやすい金額もウリのひとつだそうです。会社の人が言ってました。てかさっきからちょいちょい出る「ARグラス業界」ってなんなんだ。そんな業界知らん。ちなみにHDMIなどの接続に使うNreal Adapterは別売りで税込8,980円です。いやこっちはちょっと高いんかい!

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 ……と、まぁこの絶妙な金額設定で今まさにみなさんの頭を悩ませているであろうNreal Airですが……やっぱり私としては「ウィンドウが宙に浮いているSF映画のアレを実現できるマシーン」だと考えると結構好きですし、何よりゲーム機とめっちゃ簡単に接続できるのが好きなとこですね。

 そんな現実離れした未来感もウリのひとつではありますが、別に1週間使ったら飽きるほど実用性が低い訳ではないというか、単純に「ディスプレイを拡張するアイテム」として結構地に足の着いた現実的な性能をしているのが好印象です。結構ちゃんとゲーマーのこと考えてくれてるやん?

 どうですかね。冒頭に貼ったあの画像のうさんくささ、ちゃんとこの記事で払拭できましたかね?

 そんな「Nreal Air」は各種通販サイトや店頭で販売中です。まぁやっぱり文字だけでは伝わり切らない部分も多いアイテムだと思うので、一体どれほどのものなのか実際に店頭で触って確かめてみるのをオススメします。実際付けてみると……「えっ、意外とやるやん!」と思いますよ?

 ここまで読んだなら……買ってね♥

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ライター
転生したらスポンジだった件
Twitter:@yomooog

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